カリキュラム/授業 一覧
2013年02月14日
心理学科における多彩な体験型学習としてのボランティア活動や実習授業
心理学科では、学部生が学内外の様々な臨床現場や社会におけるボランティア体験や実習体験を通して、心理学に関する幅広く実践的な学びができるように、多彩な体験実習型教育プログラムを用意して、学生の学びを支援しています。そのうちの一部は、大学院での学びである教育臨床実習へのつなぎとなるようにも位置づけられています。
体験できる主な活動
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福岡女学院中学・高校で大学院生が実習としておこなっている「とーく・るーむ」活動へのボランティア参加 【記事① 記事②】
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授業科目「フィールドワークA,D」における小学校での学習指導体験 【記事①】
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授業科目「フィールドワークF,G」実習での田植えや稲作作りによる「命の教育」の実践 【記事① 記事② 記事③ 記事④】
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長期休暇期間中のインターンシップによる企業就業体験
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韓国への研修旅行と韓国の大学生との交流・授業体験【記事①】
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海外への長期留学の支援 【記事① 記事②】
(担当:米川)
投稿時間:2012年10月 6日 15:18 | 固定リンク
本学で取得可能なアメニティ関連の資格としては、日本生理人類学会が認定するアメニティスペシャリスト(生理人類士2級)とアメニティコーディネーター(生理人類士準1級)があります。この資格は、色彩やデザイン等の関連分野において、人に優しい製品の開発に携わり、真に健康で快適な生活環境の構築に貢献する人材を育成することを目的としています。
アメニティとは、環境が心理的、生理的に快適で安全であることを言います。この資格は、現代の環境が人間本来の生理機能や心理にどのような影響をあたえているかを検証し、生活のアメニティを豊かにする学問を修めた人に与えられます。
2012年度の心理学科の合格者は、生理人類士準1級10名、生理人類士2級21名の合計31名でした。
(担当:船津)
アメニティ関連資格の取得を目指して勉強している学生の感想:
「私と生理人類学との関わり」
私は生理人類学を学ぶにつれて、日常生活で何気なく取る姿勢や動作は、心身の疲労やストレスに大きく影響していることを知りました。そのため近年では、そのことを視野に入れ、身の回りの製品や空間のデザインのあり方を考慮する必要があると考えるようになりました。
そしてこの度、家具メーカーへ企業研修に伺い、家具デザインを制作させていただくことになりました。家具とは生活全般に関係し、暮らしに重要な役割を果たしており、家具のあり方は人間のあり方にも影響しているものではないかと考えます。生理人類学で学んだ知識を生かし、人間の身体特性を尊重したデザインを考案することが出来ればと考えております。また環境に良く、素材の良さを生かした、温かみや心地よさを感じられるような家具製品の制作を心がけたいと思っております。そのためにも生理人類学の学問により一層励み、知識を深め、私の周りの方々やたくさんの方々が、幸せに暮らしていけるようなお手伝いが出来るよう精進していきたいです。
(2年生 Yさん)
投稿時間:2013年1月25日 11:25 | 固定リンク
2012年12月21日
応用演習Bにおける合同講演会:命の原点-生きる力を育む-
2年次生がいつもは10クラスに分かれて少人数で履修している応用演習B(必修)には、全員集まっての合同演習の時間が設けられています。12月5日の合同演習は、講師として堀尚子助産師(カナフ助産院)をお招きしての「命の原点-生きる力を育む-」というタイトルの講演でした。赤ん坊の人形と母親の骨盤模型を用いての堀講師のお話は、「おぉー」と教室にどよめきが起こったほどで、命が誕生するということ、生き抜くということの根源的な意味を問い直す機会になりました。
最近は、イクメンという言葉が登場して、男性が育児に加わることが勧められるようになりました。女親の育児の大変さを男親も担い分けましょうということでしょうか。ところが、助産師として、自宅で家族に囲まれての出産を介助なさっている講師のお話は、育児以前の、命の誕生の不思議さや女性の身体の神秘さに、さらには命の尊さに気づき直さざるをえないものでした。講演の後、「質問はありませんか」と言われても、命の不思議や神秘や尊さを確かめ直すには、沈黙するよりほかありませんでした。
科学が微視的な遺伝子の仕組みを解明し、技術が科学の知見を現実(生活感情)の問題の解決に適用するようになってきました。不妊治療や出生前診断もそうです。ES細胞そしてiPS細胞の利活用など、科学や技術の展開は生命の操作に及びかねないという状況があります。科学者や技術者のなかには、専門家としての自負からでしょうか「行けるところまで行くので、後は社会や市民の判断に委ねます」と言う者が大勢います。現在は、子どもを何人産むかが計画することになり、命が授かるものではなくなっている様子があります。それだけになおのこと、生き抜こうとすることの尊さや命が誕生することの不思議さを身をもって知っている女性たちには、生命の操作にかかわる社会倫理的判断に市民としての参画が期待されているのだと思えます。
(担当:長野(男性))
投稿時間:2012年12月21日 16:23 | 固定リンク
2012年12月11日
3年生ゼミでの社会見学:遊び・遊戯施設・企業活動・心理の視点
私たちはゼミでの社会見学として、先日JR九州博多駅のホーム上にある遊戯施設「おもちゃのチャチャチャ。ちゃちゃくらぶ」に施設見学へ行ってきました。
「おもちゃのチャチャチャ。ちゃちゃくらぶ」とは、
「博多駅ホーム内にある『こども』と『おとな』が一緒になって遊べる遊戯施設。木の素材を中心に使っているため、『ぬくもり』や『やさしさ』がいっぱいの施設です。博多駅を行きかう様々なデザインの列車を眺めながら、実際に手に触れ、遊べるおもちゃで、ここでしか味わうことのない体験ができます」(以上JR九州おもちゃのチャチャチャ。ちゃちゃくらぶパンフレットより引用)
施設では木のプールやこどもうんてんせき、ちゃちゃちゃの台所などがあり、木の暖かみに触れながら楽しく遊んだり、電車の待ち時間を過ごしたりしています。全体がガラス張りになっているので、実際に行きかう電車を見ながら男の子はこどもうんてんせきで運転士気分を味わっていました。ベビースペースもあり、ゆったりとした空間で男の子も女の子も遊んでいました。電車が通るたび楽しそうな声が聞こえ、一緒に遊んだりお喋りをしたりと私達も楽しく過ごすことができました。訪問時間は1時間という短い時間でしたが子ども達から沢山元気や気付きをもらいました。
心理学の視点で見ると、待ち時間を有効に使う事や、遊具の使い方や遊びを通じて生まれる会話など新しい視点で見ることができます。講義で聞くこと・学ぶことも勿論大切ですが、単なる知識として留めておくのではなく、実際に経験することでより具体的に理解することができます。今回の見学を通して、より多方面から見ることの大切さを改めて感じることができました。
(3年生 Kさん)
投稿時間:2012年12月11日 11:45 | 固定リンク
心理学科では、①韓国大邱大学心理学科及び再活心理学科の学生との交流、②心理学の学びを体験的実習を通して広げる、深めることを目的に、韓国での臨床心理学実習を行っています。2012年3月に続き、2012年9月に行った実習には、7名の心理学科学生が参加しました。その中で1名は、韓国で語学研修をした学生で通訳として参加しています。期間は9月3日(月)~9月7日(金)の4泊5日で、プログラムは、晋州ハンビッ子どもの家で通園の子ども達との交流、大邱大学再活心理学科学生との交流(日韓の心理学科での学びについてプレゼンテーション、ディスカッション)、大邱大学心理学科・再活心理学科施設で講義・体験学習及び大邱大学見学、大邱観光(大邱大学の学生と博物館等一緒に回りながら学生交流)などです。現地の多くの方のサポートのもと、学生との交流とさまざまな心理学関係の機関や福祉関係の施設を訪ね、実際にふれあいながら、多くを学ぶ楽しい時間を過ごしました。
【釜山駅前で記念撮影】【晋州ハンビッ子どもの家の前で】
【晋州総合福祉館の通園の子ども達と】
【大邱大学キャンパスで学生たちと昼食】
【日韓学生学術交流(両国の学生によるプレゼンテーション)】
【箱庭療法の講義と実習】
(担当:奇)
投稿時間:2012年12月 7日 13:52 | 固定リンク
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