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人間関係学部 心理学科 心理学科 Today

2013年02月14日

留学体験記

韓国の文化や考え方に触れ、改めて日本について考えた1年間でした

 

 私は、韓国の首都ソウルにある延世大学の言語研究教育院の中にある韓国語学堂で1年間韓国語を学んできました。学校はソウル市のミョンドンという繁華街から15分のシンチョンという町にあります。延世大学は国内外でとても有名な学校で、韓国語学堂も韓国で一番初めに出来た、歴史のある教育院です。学生数も多く1学期約1600名在籍しています。

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 韓国は近年観光で訪れる人が増え、わたしも韓国には留学前から何度も旅行で行ったことがあり旅行程度の韓国語なら話せていたため、留学することに関してあまり不安はありませんでした。しかし、いざ留学生活が始まってみると、登録や契約など自分ひとりでしなければならず、今まで訪れたことのある韓国とはまるで違いました。しかし、それが出来たときはとても成長できたという達成感がありました。また、周りの友人や先生方にたくさん助けていただき、とても感謝しています。

 学校では語学の授業のほかに、1学期に一回文化授業がありました。伝統楽器を演奏したり、伝統衣装を着て日本とは違うお茶の文化を学んだりとさまざまな体験をしました。また上のレベルになると、授業でニュースや新聞の内容を取り上げ、そこから韓国の文化や韓国人の考え方を知りました。

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 また、日本ではあまりすることのない、戦争の話をする機会がよくありました。韓国の学生だけでなく、ほかの国、特にアジア圏の学生から、戦争についてどう思うか質問されました。今まで、友達同士で戦争の話をすることなどなかったので、はじめは戸惑いましたが、改めて日本人としてちゃんと意見を持たないといけないと感じました。

 戦争のことだけでなく、日本のことについて聞かれる機会が多く、日本について知らなかったことや、知っておかなければいけないことを改めて学ぶ機会になりました。

 また、語学学校に通っていて学校に韓国人がいなかったので、行事に参加したり積極的に韓国人と交流し、生の韓国語に触れるように努力しました。

 1年間とてもいろいろな経験をし、韓国語も上達しました。しかしこの経験を無駄にしないよう。これからも勉強し続け、これからの人生に生かしていきたいです。

(4年生 Yさん)