2014年02月06日
心理学科教員有志による卒業研究合同発表会が開催されました
2014年1月27日に、恒例の心理学科教員有志による卒業研究合同発表会が開催されました。
今年度は8つのゼミが参加し、4年生の88編の卒業研究の成果が報告されました。
(昨年の様子はこちらをご覧ください。 ➡ 2012年度の様子)
年々下級生の関心が高くなっていて、当日発表会場には教職員の他1年生から3年生までの在学生が数多く見学に訪れ、熱心に発表者の説明に聞き入ったり、質問していました。
【会場設営の様子】
【会場内の様子】
【来場者の質問に答える4年生】
会場では、来場者の皆さんに、優れていると思われる研究を会場別に選んで投票をしていただきました。今年度は85名の方に投票いただきました。
その結果に基づいて、閉会式では、優秀賞4名と奨励賞7名、総計11名の受賞者に賞状と副賞が手渡されました。
【投票の様子】
結果は以下の通りです。
<優秀賞>
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地域名の付加が地域ブランド商品の購買意欲に与える影響
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うつ病の予防策について
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適応指導教室の生徒を対象にした自律訓練による自己コントロール力回復に関する研究
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女子大生のブランド価値観
(学籍番号順)
<奨励賞>
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公共空間における女子大生の空間意識:パーソナル・スペースと性格の関連性を中心に
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POPが購買意欲に及ぼす影響
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なぜ人はユーモアを表出するのか?:ユーモア表出の3類型における動機の構造
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大学生の「選択」の移り変わり:自己決定と他者決定
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ほめられた体験に対する感情と評価懸念の関連
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対人関係が青年期の心理的自立に及ぼす影響:友人関係に着目して
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青年期のアイデンティティ確立における「キャラ」の役割について:心理学的視点から
(学籍番号順)
(担当:米川)
投稿時間:2014年2月 6日 10:39 | 固定リンク
2014年01月22日
2013年度卒業研究の提出が無事終了しました
心理学科4年間の集大成として、4年生が一所懸命に取り組んだ卒業研究の締切(1月17日)に合わせ、全員の卒業研究提出が修了しました。
自分で問題や課題を設定、その解明や課題達成のために様々な資料を調べる、指導教員の指導のもと論理的思考の訓練をする、そして自分の思いを込めて、自分の視点をまとめるといった一連の作業は、4年間習得した知識や思考力を試す良い体験になります。
さらに、このような作業を通して、物事に対して、自分で考える、客観的事実と合わせ、自分の視点で理解するといった社会人としての基礎力を鍛えることになります。
次に挙げる卒業研究のあとがきから、4年生のみなさんにとっては、大変有意義な体験となっていることがうかがえます。
(担当:奇)
タイトル:「青年期女子における対人不安と交友関係について」
今回卒業研究を通して、私は自分が大学生になって長く疑問に思っていたことを研究題材として、1年間研究してきました。私の知りたい内容について文献を通して研究していく中で、私たち大学生がおそらく同じような悩みを持っていることを知り、安心感を覚えた記憶があります。卒業研究により、私は自分の不安の解消とともに、多くの文献から知識を得ることができ、これらの学びを今後の自分の人生に活かすことができると感じています。
心理学科4年M.S
タイトル:「現代の女子大学生の就職活動における心理について-自己効力感とストレス耐性の関連から-」
今回の研究で様々な出来事に挑戦することの大切さ、自己効力感が人間の行動及び心に与える影響力を改めて感じた。今まで過去を振り返ることは多々あったが、研究を通して自分という一人の人間を深く内省することができた。面接の中で、過去の体験という非常にデリケートな部分を聴くことになったため、面接に応じてくださった方々に感謝するとともに、今後は自己効力感をさらに高めていけるような機会や問題に積極的に取り組んでいきたい。
心理学科4年T.N
タイトル:「第一印象における視覚的印象と聴覚的印象の違いについて」
卒業研究に取り組むにあたって、対人関係における「印象」をキーワードにテーマを考えました。「印象」と聞くと、普通見た目や容姿、表情などの視覚的なものを思い浮かべやすいですが、数年前から、声やしゃべり方、言葉遣いも気になるようになりました。この体験を活かした内容で卒業研究を進めたいと思いテーマを決めました。この研究を通して、周囲の人の声やしゃべり方にさらに注目するようになり、見た目の印象がどんなによくても言葉遣いが悪ければ、第一印象が悪くなってしまうということが実験によって実証されたことが大きな収穫でした。これから社会に出て、いろんな立場の方々と接することが増えると思うので、今回の研究で学んだことを活かしていきたいと思います。
心理学科4年 O.A
投稿時間:2014年1月22日 18:32 | 固定リンク
12月16日に、フィールドワークGの授業で作った餅米で「餅搗き」をしました。昔ながらの杵で搗きました。福岡女学院の理事長、学長、職員にも搗き手として協力を頂きました。
初めて搗く学生は、頑張って重い杵を振り上げ搗きますが、しだいに餅米が杵に貼りついて杵が重くなり、腕や腰がふらつき、足元もおぼつかなくなっていました。しかし気持ちは大変晴れやかで、笑顔となり、笑いが絶えませんでした。
餅米は15キロ搗きました。それを餡餅、白餅、黄粉餅、卸し餅、磯辺餅に学生が慣れない手付きで丸めました。搗きたての餅は柔らかい上に伸びがあり、美味しかったです。
餅は教職員、食堂の方、そして幼稚園の子どもたちやお母さん方にお裾分けをして、大変喜ばれました。今年は善哉も作り、餅と一緒に売りました。手の温もりがする善哉は好評でした。
自分達で育てた餅米で搗いた餅は、思い入れもあり、格別に美味しいものでした。学生達は充実した非日常の体験をすることができました。きっとキャンパスライフでの楽しい思い出の一コマとなったことは間違いないでしょう。
(担当:原口)
投稿時間:2013年12月20日 14:37 | 固定リンク
2013年12月16日
基礎演習(1年生)合同講演会を行いました
12月4日、1年生を対象に、外部から講師を招いて講演会を開きました。普段は10クラスに分かれて行われている基礎演習という授業があるのですが、その10クラス合同で、学生生活やこれからの進路を考える上で、何かしら刺激となる話をしていただくものです。今回は、「背伸び無しの使命感」と題して、株式会社ブレンダ代表取締役の佐野桜子氏に講演をしていただきました。
講演は、佐野氏が、現在手がけていらっしゃるブライダル関係のお仕事のこと、大学卒業後、初めて社会人となって経験されたことや、転職、起業といったことを通して経験されたことを中心にお話をしてくださいました。それはもう、紆余曲折、笑いあり涙ありのお話でしたが、人との出会いを大事にしながら、ひたむきに取り組んでこられた姿に、これから社会に出ていく1年生も、大いに刺激を受けたようでした。この講演会の学生の感想も、近日中にご紹介したいと思います。
(担当:富永)
投稿時間:2013年12月16日 16:21 | 固定リンク
2013年12月09日
沖縄で学会発表をしてきました
藤村ゼミでは、3年生によるグループ研究を行っています。今回、11月に沖縄で開催された九州心理学会で、学会発表をしてきました。
この写真は、3グループでの発表が無事終わった後の写真です。
皆さん、晴れ晴れとした顔をしています。
それでは、発表の様子を見てみましょう。こちらは、経験学習について研究をした皆さんです。大学生を対象とした調査の結果、学生は成功よりも失敗を振り返りやすいこと、経験から学ぶ志向性など経験の捉え方には男女差がないことを報告しました。 |
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次に、目標の共有と チームのパフォーマンスについて調べた皆さんです。福岡県内の女子バレーボールチームを対象に調査をしました。チームワークがよく目標の共有ができているチームは、実際に強いのでしょうか?調べたところ、それだけでは強いチームになれないようです。それでは何が大事なのか、再度考え直しているところです。 |
3つ目のテーマは、風評被害について調べました。 東北大震災の後、福島第一原子力発電所の影響で、被災地産の農産物に対する買い控えが生じています。 なぜ買い控えが生じるのか、幼稚園児の母親と女子大生を対象に調査し、リスク認知が購買行動に与える影響を考えました。 |
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準備は大変でしたが、九州のさまざまな大学から参加された先生方や院生の皆さんに暖かい言葉と助言をいただきました。学会の合間に、美しい沖縄の海で、珊瑚と熱帯魚とたわむれるシュノーケリングも行いました。
きっと忘れられない沖縄の旅になったと思います。
【他大学の先生に意見をいただく様子】
【出発前にゼミ室で準備をする様子】
(担当:藤村)
投稿時間:2013年12月 9日 11:36 | 固定リンク
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