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人間関係学部 心理学科 心理学科 Today

2014年01月22日

2013年度卒業研究の提出が無事終了しました

 心理学科4年間の集大成として、4年生が一所懸命に取り組んだ卒業研究の締切(1月17日)に合わせ、全員の卒業研究提出が修了しました。
 自分で問題や課題を設定、その解明や課題達成のために様々な資料を調べる、指導教員の指導のもと論理的思考の訓練をする、そして自分の思いを込めて、自分の視点をまとめるといった一連の作業は、4年間習得した知識や思考力を試す良い体験になります。
 さらに、このような作業を通して、物事に対して、自分で考える、客観的事実と合わせ、自分の視点で理解するといった社会人としての基礎力を鍛えることになります。
 次に挙げる卒業研究のあとがきから、4年生のみなさんにとっては、大変有意義な体験となっていることがうかがえます。

(担当:奇)


タイトル:「青年期女子における対人不安と交友関係について」

 今回卒業研究を通して、私は自分が大学生になって長く疑問に思っていたことを研究題材として、1年間研究してきました。私の知りたい内容について文献を通して研究していく中で、私たち大学生がおそらく同じような悩みを持っていることを知り、安心感を覚えた記憶があります。卒業研究により、私は自分の不安の解消とともに、多くの文献から知識を得ることができ、これらの学びを今後の自分の人生に活かすことができると感じています。

心理学科4年M.S


タイトル:「現代の女子大学生の就職活動における心理について-自己効力感とストレス耐性の関連から-」

 今回の研究で様々な出来事に挑戦することの大切さ、自己効力感が人間の行動及び心に与える影響力を改めて感じた。今まで過去を振り返ることは多々あったが、研究を通して自分という一人の人間を深く内省することができた。面接の中で、過去の体験という非常にデリケートな部分を聴くことになったため、面接に応じてくださった方々に感謝するとともに、今後は自己効力感をさらに高めていけるような機会や問題に積極的に取り組んでいきたい。

心理学科4年T.N


タイトル:「第一印象における視覚的印象と聴覚的印象の違いについて」

 卒業研究に取り組むにあたって、対人関係における「印象」をキーワードにテーマを考えました。「印象」と聞くと、普通見た目や容姿、表情などの視覚的なものを思い浮かべやすいですが、数年前から、声やしゃべり方、言葉遣いも気になるようになりました。この体験を活かした内容で卒業研究を進めたいと思いテーマを決めました。この研究を通して、周囲の人の声やしゃべり方にさらに注目するようになり、見た目の印象がどんなによくても言葉遣いが悪ければ、第一印象が悪くなってしまうということが実験によって実証されたことが大きな収穫でした。これから社会に出て、いろんな立場の方々と接することが増えると思うので、今回の研究で学んだことを活かしていきたいと思います。

心理学科4年 O.A