交換留学 アーカイブ

2008.11.10 Monday

交換留学体験記:ウィスコンシン大学リバーフォールズ校

 福岡女学院大学短期大学部はウィスコンシン大学リバーフォールズ校と協定を結び,学生を2名ずつ交換しています。この夏に交換留学生としてそのウィスコンシン大学に行ったSatomiさんの体験記をお届けします。この体験記は,イングリッシュ・ラウンジで発行しているEnglish Lounge Timesに掲載されたものの抜粋です。


uwrf1.pngHi! My name is Satomi. I'm a student in the second year of Fukuoka Jogakuin Univeristy Junior College. I went to Wisconsin, as an exchange student, for 3 weeks during this summer vacation. After participating in this exchange program, I became more inclined to transfer to the University of Wisconsin-River Falls.

At UWRF, I audited Communication course and Film course for 3 weeks. These classes were very interesting for me. Communication course was a very small class. We studied about how to make speeches and what communication is. All the students exchanged ideas willingly in the classes. I thought they had their own clear ideas. I thought I should be more active like those students in class.

Film course was very attractive to me because I love American movies. The university has a studio on campus, and students can use cameras and audio equipment to study about broadcasting.

uwrf3.pngI talked with many international students at the Global Connection Center of the University. They were from China, South Korea, Indonesia, Puerto Rico, Kenya, U.K., Russia, and Canada. We talked about their countries, cultures, customs, foods, and the election systems. I was able to know about many countries at the same time at this university!

While I was at River Falls, I stayed with an American family. My host family members were very kind, and I had a great time with them. On the day when I arrived there, my host mother took me around on campus. Her English was easy for me to understand, so I could talk a lot with her. My host father always cooked dinner for us. His dinners were delicious. Their son, Bobby, was a senior in high school, and was good at soccer.

All of my host family were interested in Japan. I spoke to them about Japanese culture and customs in English. I brought a tea cup, whisk, and green tea power with me to show what tea ceremony is. I hosted a tea ceremony for them, and served tea. They seemed to enjoy the ceremony, but they said they didn't like the taste of green tea. It was too strong to them.

uwrf2.pngI decide that I want to transfer to UWRF next year. I wish to major in Communication and Film studies there.

2008.11.25 Tuesday

交換留学体験記:Aquinas College, Stockport

 福岡女学院大学短期大学部はAquinas College(イギリス,ストックポート)と協定を結び,毎年2名ずつ学生を交換しています。この夏に交換留学生としてAquinas Collegeに行った荻野さんの体験記をお届けします。


 福岡女学院大学短期大学部とAquinas Collegeがおこなっている交換留学プログラムを利用して,Aquinas Collegeに行きました。この学校はイギリス北部にある都市ストックポートにあります。昨年,短期大学部の授業「海外語学研修」に参加して,ロンドンに行ったのがきっかけで,もう一度イギリスに行って,イギリス英語や文化を学びたい,そして日本の文化を伝えたいと思い,交換留学プログラムに応募しました。

 Aquinas Collegeでは,English, Japanese, Japanese Cultureという3つのクラスに参加し,現地の学生とコミュニケーションをとりました。Japaneseのクラスでは,日本のことについて日本語でプレゼンテーションをする機会がありました。私は故郷の朝倉市のことと,着物の歴史と種類について話しました。朝倉市には三連水車という,日本で稼働している最古の水車があり,現在観光名所となっています。この水車は田に水を運ぶためにあることを話したら,強く関心を持ってもらえました。着物については,私の話を聞いていた学生がほとんど知識を持っていませんでした。そのような中で着物の歴史を伝えることは容易ではありませんでした。母語である日本語でも分かりやすく伝えることは難しく,私自身もっと勉強しなければならないと思いました。しかし学生のみなさんは分からないことがあると一生懸命理解しようと質問してくれたので,うれしく思いました。そのような授業態度を見て,日本の学生は積極性に欠けていると気づかされました。これを機に,日頃から積極的に発言しようと心がけるようになりました。

 Japanese Cultureのクラスでは,福岡女学院大学短期大学部をこの春卒業し,日本語助手としてAquinas Collegeに留学している先輩といっしょに,折り紙,書道,そして日本の遊びである「はないちもんめ」を教えました。このクラスでは,日本語を学んでいない学生がいたので,英語で話しました。日本の文化を英語で伝えることは難しいことでしたが,みなが日本のことを理解しようとしてくれました。私なりに日本の文化を伝えることができて,よい経験になりました。

 私はこの留学を通して,たくさんの人と出会い,お互いの文化を共有しあう素晴らしさを体験しました。また,積極性の大切さを学ぶこともできました。イギリスで感じた新鮮な気持ちや学んだことを大事にしたいと思います。この経験がこれからの自分の成長につながればと思います。

2009.07.08 Wednesday

広島旅行:交換留学プログラム

本学にやってきた交換留学生3人が,彼女たちのホストファミリーの学生3人と一緒に広島へ日帰り旅行をしました。行程は,広島平和資料館-昼食(お好み焼)-宮島-広島駅。

広島平和記念資料館では、館内を各自で自由に見て回りました。留学生の1人は,原爆が投下された時間で止まったままの時計に興味を持ち,写真を撮っていました。資料館を出て,原爆ドームのある平和公園を歩きました。原爆ドームを背景に,みんなで写真を撮りました。

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お昼は,広島風お好み焼きを食べました。お好み焼きが目の前の鉄板で焼かれていることに興奮した留学生は,帰国してからお好み焼きに挑戦するとのこと。

宮島に到着すると,鹿のお出迎え。鹿は留学生の食べ物を見つけて,留学生の後を追いかけていました。

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厳島神社へ行く途中,海を背景にみんなで写真を撮りました。

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2009.07.21 Tuesday

フォーラム「アジア系アメリカ人について」

交換留学プログラムでは,留学生がインターナショナル・フォーラムでいろいろな話をします。6月24日のフォーラムで,留学生の1人,リズさんが「アジア系アメリカ人について」という題で話をしてくれました(もちろん英語で。)

リズさんは,自分の民族の話をすることでアメリカ合衆国の文化の多様性を示しました。リズさんはモン族出身です。モン族は昔,中国の一部で生活をしていましたが,政治の圧力によりアジア一帯に離散させられてしまったという悲しい歴史があります。現在,モン族は自分の国は持たないものの,離散した各国で自らの文化を守り続けています。リズさんの祖先もアジアの一国に暮していましたが,アメリカ合衆国に移民を決意し,今はアメリカ人として生活し,モン族の文化を守り続けています。アメリカ合衆国は様々な文化が存在し続け,その文化同士の対立と融和のダイナミズムのなかで,オバマ新大統領が誕生したのではないかと感じさせる話でした。


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2009.07.22 Wednesday

Farewell Party

7月6日に行われたFarewell Party(お別れのパーティ)で交換留学プログラムが幕を閉じました。ウィスコンシン大学とアクイナスカレッジよりきた留学生たちは約3週間の間,日本語や日本文化について学ぶ一方で,本学の学生のクラスにゲストとして参加し,交流を深めました。

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2010.01.22 Friday

真のコミュニケーションを学ぶ––交換留学体験記

2009年9月に本学よりウィスコンシン大学に派遣された交換留学生Oさんの体験記をお届けします。


私は交換留学制度を利用して、今年の9月1日から9月22日までの3週間アメリカのウィスコンシン州リバフォールズにあるウィスコンシン大学リバフォールズ校(UWRF)に留学をしました。IMG_0348.jpg

大学での授業は、シラバスをみて自分が受けたい授業を選び、教授の許可をもらって参加するといったものでした。私は3週間自分が好きな授業たくさん受けました。選択した科目のうち、Jazz Danceという授業は、鏡張りの体育館に入り、先生の指示に従って音楽に合わせて踊る授業でした。幼い頃に少し習ったことがあったので、動きを真似しながら現地の学生に混ざって楽しく学ぶことができました。また、Listening Skillsという授業も選択しました。この授業ではリスニングをする時、どこに重点を置いて聞くのかを学ぶものでしたが、英語が難しすぎて、ついていくのが大変でした。

私がこの短期留学で学んだことの1つには、異なる文化に入っていくためには自分から話しかけることが大事だということです。アメリカに行く前の私のアメリカ人に対するイメージは、とてもフレンドリーですぐ打ち解けることができそうというものでした。しかし、実際には、周りにいる学生が私に関心を払うこともなく、理想とのギャップに驚くとともに寂しさを覚えました。私は今までにこのような体験をしたことがなく、とてもショックで初めてホームシックになりました。しかし、私はどうにかしてこの状況から抜け出したいと思い、まずはESLのクラスで、他の国からの留学生に話しかけてみることにしました。彼らの語学力はとても高く、ネイディブスピーカーと話しているようでした。私は自分の語学力の低さを改めて実感しました。しかし、落ち込んでいる時間はないと思い、会話を続けました。すると、彼らはバレーボールや勉強に誘ってくれるようになりました。彼らとの絆はかけがえのないものとなりました。IMG_0243.jpg

けれども、自分から話しかけることは外国で生活するための第一歩にすぎず、 異文化に溶け込むためには、しっかりと自分の考えを伝えることが必要だと感じました。日本にいるときは他人の意見に対して賛成するのなら、「そうだよね」ですむところが、アメリカに行ったら「I agree with you」では不十分でした。なぜそう思ったのかをいつも伝えなければなりませんでした。私は今までただ英語を話したいから英語を勉強していました。しかし、これからは日本のことや海外の文化、世界情勢などなさまざまなことを知って、さらにそれに対する自分の考えを持ち、それを伝えるだけの語学力を身につけていこうと思います。

最後に、今回の短期留学はたくさんの人の助けがあったからこそできたと思っています。私はその方々全員に感謝しています。私はこの交換留学からたくさんのことを学びました。これから先、この留学制度を利用して短期留学する後輩が増えることを願っています。

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2010.04.26 Monday

留学体験記:イギリスで日本語と日本文化を教える

2009年度に交換留学生としてアクイナス・カレッジ(イギリス)に留学したIさんの留学体験記をお届けいます。

 


 

P1000693.jpg私は交換留学制度を利用して,ストックポートにあるアクイナス・カレッジに留学しました。私が留学した学校は「カレッジ」ですが,「大学」とは異なります。いわゆる大学に進む前の段階に相当するものです。私が滞在したストックポートは、ロンドンから電車で約2時間のところにあります。滞在中は,アクイナス・カレッジの生徒の家にホームステイをしました。

ホームステイ先では、ホストファミリーが私に一人部屋を用意してくれたのですが、寝るとき以外は、なるべくホストファミリーと過ごすように心掛けました。一緒にイギリスのローカル番組や映画を見たり、その日の出来事を話し、ホストファミリーと積極的に会話をしました。壁のペンキ塗りを手伝ったときに、「ゲストにそんなことをさせて良いのか」と、とても気にしていたので、「私はゲストではなく、家族の一員のつもりです」と言ってからは、それまで以上に距離が縮まった気がします。

学校では朝から夕方まで授業を受けました。英語のプライヴェートレッスンが4回ありました。授業では、日本人が間違えやすいと言われる冠詞(a, an, the)の穴埋め問題を通して,それらの使い方を学びました。他にもイギリス映画や音楽の歌詞を用いて授業が行われました。私が一番面白いと感じたのが、phrasal verbs (ask aroundのような日常表現)とイギリスにまつわるクイズ(What is England’s national flower?・・・・The roseなど)でした。また、空き時間を利用して、一般の学生が受講するfilm studies やEnglish Frenchのクラスにも参加しました。

P1000904.jpgアクイナスカレッジには日本語クラスもあり、毎日のように参加して、日本語や折り紙を教えました。また,自分の出身地である北九州に関するプレゼンテーションもしました。主に北九州の観光スポット(小倉城や松本清張記念館、スペ-スワールドなど)や北九州にまつわる歴史(壇ノ浦の戦いや第二次世界大戦など)、若者が集まる場所(ショッピングセンタ-など)について話しました。プレゼンは主に日本語でしたのですが、戦争や日本の歴史の説明をする際には英語も使いました。戦争や歴史について相手に理解してもらうのが非常に苦労しました。

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