真のコミュニケーションを学ぶ––交換留学体験記

2009年9月に本学よりウィスコンシン大学に派遣された交換留学生Oさんの体験記をお届けします。


私は交換留学制度を利用して、今年の9月1日から9月22日までの3週間アメリカのウィスコンシン州リバフォールズにあるウィスコンシン大学リバフォールズ校(UWRF)に留学をしました。IMG_0348.jpg

大学での授業は、シラバスをみて自分が受けたい授業を選び、教授の許可をもらって参加するといったものでした。私は3週間自分が好きな授業たくさん受けました。選択した科目のうち、Jazz Danceという授業は、鏡張りの体育館に入り、先生の指示に従って音楽に合わせて踊る授業でした。幼い頃に少し習ったことがあったので、動きを真似しながら現地の学生に混ざって楽しく学ぶことができました。また、Listening Skillsという授業も選択しました。この授業ではリスニングをする時、どこに重点を置いて聞くのかを学ぶものでしたが、英語が難しすぎて、ついていくのが大変でした。

私がこの短期留学で学んだことの1つには、異なる文化に入っていくためには自分から話しかけることが大事だということです。アメリカに行く前の私のアメリカ人に対するイメージは、とてもフレンドリーですぐ打ち解けることができそうというものでした。しかし、実際には、周りにいる学生が私に関心を払うこともなく、理想とのギャップに驚くとともに寂しさを覚えました。私は今までにこのような体験をしたことがなく、とてもショックで初めてホームシックになりました。しかし、私はどうにかしてこの状況から抜け出したいと思い、まずはESLのクラスで、他の国からの留学生に話しかけてみることにしました。彼らの語学力はとても高く、ネイディブスピーカーと話しているようでした。私は自分の語学力の低さを改めて実感しました。しかし、落ち込んでいる時間はないと思い、会話を続けました。すると、彼らはバレーボールや勉強に誘ってくれるようになりました。彼らとの絆はかけがえのないものとなりました。IMG_0243.jpg

けれども、自分から話しかけることは外国で生活するための第一歩にすぎず、 異文化に溶け込むためには、しっかりと自分の考えを伝えることが必要だと感じました。日本にいるときは他人の意見に対して賛成するのなら、「そうだよね」ですむところが、アメリカに行ったら「I agree with you」では不十分でした。なぜそう思ったのかをいつも伝えなければなりませんでした。私は今までただ英語を話したいから英語を勉強していました。しかし、これからは日本のことや海外の文化、世界情勢などなさまざまなことを知って、さらにそれに対する自分の考えを持ち、それを伝えるだけの語学力を身につけていこうと思います。

最後に、今回の短期留学はたくさんの人の助けがあったからこそできたと思っています。私はその方々全員に感謝しています。私はこの交換留学からたくさんのことを学びました。これから先、この留学制度を利用して短期留学する後輩が増えることを願っています。

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HP担当者 | 交換留学 | 2010.01.22 Friday

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