2009年10月 アーカイブ

2009.10.02 Friday

アイルランドの現在と過去にふれて:アイルランド留学体験記

今春,短期海外語学研修奨学金制度を利用してアイルランドに留学したYさん。アイルランド滞在中は,語学学校で学びながら,積極的に史跡や美術館,博物館を見て回りました。今回は,Yさんの留学体験記をお届けします。


pict20091001.jpg 私は、今回の留学のテーマとしていた「アイルランドとケルト文化」について知識を深めるために、アイルランドへ短期留学をしました。留学中は、語学学校に通い、英語でのコミュニケーション能力を高めることができました。語学学校のスタッフの人たちは、とても親切でアットホームな雰囲気でした。生徒同士もとても仲良く、一緒に、サッカーの試合を観戦し、パブにも行きました。

アイルランドとケルト文化について調べるために、私は、語学学校のアクティビティやバスツアーを利用するだけでなく、授業が終わると毎日友人と一緒にダブリン市内を歩き回りました。訪れた場所の1つが、ダブリン最古の教会、クライスト・チャーチ大聖堂でした。歴史のある教会ということもあり,中の装飾はとても美しく,成人の描かれたステンドグラスやケルト十字のレリーフ,床にはケルト神話で神聖な動物とされる猪のモザイクがあり,ケルト文化とキリスト教の調和が感じられました。pict20091001-4.jpg教会内にはアイルランドの守護聖人の1人,聖ローレンスの心臓がハート型の小箱に入れられて,聖遺物として保存されているのに驚きました。

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また,それ以上に驚いたのが,1681年にイギリスで殺された聖人オリバー・ブランケットの頭が実際に置いてあったことでした。語学学校のスタッフがこの聖人について話しをしてくれた時,ファーストネームが同じということで,オリバー・クロムウェルについても話しをしてくれました。クロムウェルはアイルランド人の大虐殺を行った人物で,アイルランドの人たちは彼のことを今でも恨んでいるそうです。ブランケットが聖人として今でも敬われているのと対照的です。

pict20091001-2.jpg 週末に語学学校のエクスカーション(小旅行)で北アイルランドに行くことができました。北アイルランドは一歩郊外に出ると,どこまでも続く緑の丘で,羊たちが草を食んでいる自然豊かなところでしたが,内線の傷跡が残る悲しい場所でもありました。首都ベルファスト近郊にはカトリックとプロテスタントを隔てる壁のある地区があります。内乱の悲惨さを忘れないようにするために描かれた壁画などがあり,同じ国の人々が争いあった悲しい雰囲気が漂っていました。内乱の歴史を学んだことで、なぜ平和であることが大切なのかということの本当の意味が理解できたような気がしました。

pict20091001-3.jpg 北アイルランドで宿泊した村では,夜,村に2軒しかないパブに行き,伝統的なアイリッシュ・ダンスを踊りました。現地の酔っぱらったおじさんたちが,恥ずかしがる私たちの手を引いて楽しそうに踊ってくれて,生まれて初めてあんなに楽しく踊ることができました。北アイルランドのエクスカーションで,知らなかった現代のアイルランドについても学ぶことができました。

私はこの留学で,日本では学べない多くのことを学び,体験することができました。自分のあこがれていた国が本当にすばらしく,何度でも訪れたいと思える国だったことが何よりもうれしかったです。

2009.10.20 Tuesday

英語とサーフィンと––オーストラリア留学体験記

今年の春に短期海外語学研修奨学金制度を利用してオーストラリアに留学したSさんは,語学学校に通いながらサーフィンのレッスンも受けてきました。スポーツとしてのサーフィンを楽しむだけではなく,サーフィンがどのくらい生活に溶け込んでいるのかも調べてきました。Sさんの留学体験記をお届けします。


私は,短期海外語学研修奨学金制度を利用して,オーストラリアのゴールドコーストに留学しました。オーストラリアにいる間にサーフィンについても調べました。

語学学校について

pic20091020s4.jpg 私は,Browns English Language Schoolという家族で経営されている語学学校に通い,「英語+サーフィン」のクラスを選択しました。授業は午前中3コマ,午後2コマで,週2回は午後にサーフィンのレッスンが入っていました。午前の授業ではすごろくを使ったゲームでSpeakingの授業をしたり,映画を見てListeningの授業をしたりしました。午後の授業はペアワークでクラスメートと一緒に作業をするものが多く,すごく楽しい授業ばかりでした。

午後の授業で,旅行プランを立てる課題が出て,ペアの子と一緒にゴールドコースト出発して1週間でオーストラリアを回る旅を企画しました。インターネットなどを使って料金を計算したり大変でしたが,やり終えた時には達成感がありました。

pic20091020s3.jpg バレンタインデーには,授業でバレンタインの歴史を学びました。また,学校全体では,バレンタインデーにちなんで,みんなラブソトーリーを作るイベントがありました。1人1人がラブストーリーを書いて,掲示板に発表し,投票の結果1番になった人に賞品が送られました。コメディーのようなおもしろいものから純愛でハッピーエンドなものまでいろいろありました。

私の入ったクラスは,日本人が比較的少ないクラスで,クラスメートは韓国やフランス,チェコ,コロンビア,スイス,イタリア,台湾から来ていて,さまざまな国の人と仲良くなることができました。それぞれの国について話す時間があり,みんなからたくさんのことを教えてもらいました。女性の憧れの職業について話した時,日本では客室乗務員が真っ先にあがると思うのですが,フランスでは特にそのような職業はなく,韓国では教師が憧れの職業として人気があると聞いて意外に思いました。

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オーストラリアとサーフィン

ゴールドコーストでは,さまざまな場面でサーフィンが人々の生活が強く結びついていることを見ることができました。サーファーズパラダイスというビーチでは,一般の遊泳者とサーファーが接触してしまうと危険なため,泳遊ゾーンとサーフィンゾーンが旗で分けられていました。監視員が常に監視していて,少しでもその旗を超えるとすぐにアナウンスで注意していました。波が高く,危険が多いため,助けを求める人はこぶしを作って手を高く上げてライフセーバーに知らせるようになっていました。ライフセーバーの人たちはボランティアで活動しているということでした。

ビーチ周辺のお店には,水着のまま買い物をしている人々や食事をしている人が多くいました。バスの中でも,サーフボードを持って水着姿で乗車する男の子もたくさんいました。普段からサーフブランドの水着で生活している人も多いようでした。また,現地の人たちはサーフィングッズ以外に腕時計やバッグからパソコンのマウスまで,好んでサーフブランドのものを使っていました。

サーフィンの影響は,ビーチ以外でも,日常生活にも見受けられました。天気予報では,サーフィンをするために必要な情報,満ち潮・干潮の時間や風向きを知らせていたり,サーフィンに関する番組は,夜のゴールデンタイムに放送されていたりと,人々の関心が高いことが伺えました。

pic20091020s1.jpg私の滞在中に,サーフィンの世界大会が行われました。会場には,歴代チャンピオンの等身大パネルや,チャンピオンのサーフィンの映像が流れる記念博物館まで作られていました。会場となったビーチには出場選手の出身国の国旗がすべて掲げられ,見物客は,ビーチだけでなく,ビーチが良く見える丘で見物する人もたくさんいました。

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