2009年03月 アーカイブ

2009.03.05 Thursday

60分週2回授業

福岡女学院大学短期大学部が60分週2回授業を開始してすでに8年になります。この取り組みが第14回FDフォーラム(主催:大学コンソーシアム京都)で取り上げられました。このフォーラムの第1分科会「1単位45時間学習実質化の光と陰」にて,准教授 植田 正暢が60分週2回授業の現状について話しをしました。

日本の大学が直面する問題

現在,日本の多くの大学が1つの科目を90分週1回で行い,その授業回数は13回程度です。ところが,「大学設置基準」に厳密に則ると学期あたり15回授業をする必要があります。大学における教育の質の保証という点でこの問題が近年注目されるようになり,多くの大学がその対策を急いでいるところです。

60分週2回授業のメリット

福岡女学院大学短期大学部では,すでに2000年の時点でこの問題に真摯に取り組み,2001年より60分週2回授業を開始しました。これにより90分週1回授業の問題点が改善され,学生は3つのメリットを享受することができます。

  1.  90分週1回授業よりも学習時間が34%多い
  2. 週2回授業があるので,前回の授業で学んだことを覚えている
  3. 授業回数が90分週1回授業の2倍になるので,教員やクラスメートとより親密な関係になれる

さらなる取り組み

1単位45時間学習の問題は,授業の実施回数の問題だけではなく,自学習をしっかりしているかどうかも問われます。 15回の授業以外に,1回の授業を受けるための予習や復習,課題などに取り組む時間として4時間程度(60分週2回授業の場合,1回の授業に対して2時間程度)することが「大学設置基準」で定められていますが,この問題に対する取り組みとして,現在,多読プログラムを全学規模で実施したり,eラーニングを充実させたりしています。

2009.03.09 Monday

客室乗務員として活躍中

『月刊エアステージ』3月号で本学の卒業生である高橋さんが取り上げられました。2005年3月に本学を卒業し,その後,客室乗務員として活躍中の高橋さんからのメッセージを紹介します。


ー女学院で学んでどうでしたか?

短大の2年間は駆け足で過ぎ,入学してからアッと言う間に就職活動の準備を始めていた気がします。何も分からない状態から活動するのはとても不安がありましたが,女学院の進路就職課はとても充実していて,サポート体制がしっかりしていたため,安心して就職活動を進めることができました。あと,周りの友人も夢を持っていたり,就職に対する意識が高い人が多かったので,お互いに切磋琢磨することができました。

ー将来,客室乗務員を目指している後輩にメッセージをお願いします

この職業はあきらめずにチャレンジし続ければ掴める職業です。日頃の体調管理や体力維持を行い,周囲への心遣いも忘れずに夢へと近づいてください。

2009.03.11 Wednesday

卒業礼拝

2009年3月11日,第44回卒業礼拝がおこなわれました。2年生にとって学生生活最後の礼拝です。

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お話「幸福な人」

礼拝では「幸福な人」と題して,坂元恵子講師によるお話がありました。その中で,昨年5月におこなわれたシスター根岸による講演会を振り返り,その後のエピソードが話されました。

根岸さんによる講演会では,悲惨な内戦を経験したシエラレオネの現状と,何もない非常に貧しい国ではあるが,子どもたちはその中で一生懸命生きている様子が語られました。その話を聞いた学生の中に自分にできることはないかと立ち上がり,学内で募金を呼びかけけたことが紹介されました。 聖書の「こころの貧しき人々は,幸いである,天の国はその人たちのものである」(マタイによる福音書5:3)という箇所の触れ,飢え渇くような気持ちで言葉に耳を傾けると,その言葉が自分の心に染み入るように入ってくることがあり,神様の愛に満たされた心に従って,よく生きることを忘れないでほしいという門出を祝う言葉が贈られました。

卒業生の祈り

坂元講師の話の後,卒業生が声を合わせ感謝の祈りを捧げました。

女学院での学びは,何物にも代えがたい喜びの時でした。女学院に来たからこそ,出会うことのできたもの,知ることのできたことがあります。(卒業生の祈りより)

教職員合唱団

卒業礼拝では今年も教職員合唱団が卒業生に歌「かなしいことがあっても」をプレゼントしました。今年はなんとハモってみました!忙しい合間を縫っての練習でしたが,結構上手くできたのではないかと思っています。卒業生のみなさん,いかがでしたか?

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2009.03.12 Thursday

卒業式

福岡女学院大学短期大学部は2009年3月12日に卒業式を執り行いました。今年で44回目となる式は,一人ひとりを大切にするという教育方針の下,学長より卒業生1人1人に卒業証書が手渡しされました。

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学長 古川照美は,法律的には女性と男性の権利の平等は整備されているが,目に見えない障害は依然として存在しており,その中で強く生き抜く必要があることを強調しました。そのために,「主は愛するものを鍛える」(ヘブライ人への手紙12.6)を引用して,卒業してからも自分の中に秘められている力とは何かを自らに問い,厳しく自分で自分を育てる必要があることを説きました。

また,院長 木ノ脇悦郎は,短大の2年間という短い時間の中でどれだけ充実した生活を送れたかどうかが重要であることを指摘し,学則第1条で述べられている「神を畏れ、奉仕に生きるよき社会人」とは何か,また短大の教育が目指す「高い教養と実際的な専門知識」を身につけることができたかどうかを卒業生各人に問いかけました。

在学生による送辞が贈られたあと,卒業生代表が英語で感謝の辞を述べました。感謝の辞は入学時の回想から始まりました。

IMG_9369.jpg“I felt that I had jumped into a completely different world. It was a life full of anxiety and hope. But I made great friends who studied hard. We competed each other, learned a lot, and had wonderful experiences which I couldn’t have had if I went to anther college.”
(全く別世界に入り込んだ気がしました。そこは不安と期待でいっぱいの世界でした。しかし一生懸命勉強する友と巡り会い,切磋琢磨して,多くのことを学びました。他の大学では味わえないようなすばらしい経験をしました。)

学生生活の思い出について触れ,交換留学で学んだことが述べられました。

“I noticed many good points of foreign cultures and Japanese culture. I also realized that Japanese people need to know more about what’s going on in Japan.”
(外国の文化と自国の文化のよいところに気がつきました。また,日本人はもっと自国で何が起こっているのか知る必要があると思いました。)

最後に,別れを惜しみつつ感謝の辞は締めくくられました。

卒業式のあと

厳粛な趣の卒業式が終わると,キャンパスの池の周りでは思い思いに記念撮影をしていました。そんなリラックスした風景をお届けします。

控え室に戻る途中で卒業生全員で記念写真を撮りました。カメラマンは4階の窓から撮影中。

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卒業証書を広げて"Say cheese!"

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ガウンとキャップといったら,やっぱりこれ!

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2009.03.13 Friday

卒業パーティ

卒業式翌日には卒業パーティがありました。学院成句である「私はぶどうの木,あなたがたはその枝である」にちなみ,ぶどうジュース(!)で乾杯しました。景品の抽選会や2年間をまとめたスライドを見たりしながら,盛り上がり,ミッションダンスの頃には最高潮に。(下の写真はミッションダンスの様子。ちなみにミッションダンスは1年生の一泊研修でも踊りました。)

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卒業生1人1人から教員に手紙が手渡され,思わずほろり。

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最後は,卒業パーティ実行委員のメンバーから「みんな大好き」のメッセージが送られ,卒業パーティも幕を閉じました。

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2009.03.17 Tuesday

一足先に新学期スタート

IMG_9414.jpg福岡女学院大学短期大学部では,1年生の後期末に行われたTOEIC(R) IPテストのスコアを基準に,2年次の英語の習熟度別クラスを編成します。3月17日は2年生のクラスが発表され,さらに履修オリエンテーションが行われました。

新2年生は3月19日から23日の間に履修登録を行い,いよいよ短大生活最後の年を迎えます。

2009.03.23 Monday

学生インタビュー:長期留学を経験して

本学に入学するまでは海外に行ったことがなかったIさん。選択科目「海外語学研修」で経験したカルチャーショックを機に,イギリスで1年間留学してきました。今回はIさんへのインタビューをお届けします。


 —なぜ福岡女学院大学短期大学部に入ろうと思ったのですか?

CIMG0107s.jpg 実はもともと4年制大学を志望していました。でも,私の出身高校のカリキュラムの関係で,4大は難しかったので,短大に変更しました。それと県内を希望してたので,消去法で条件に合う短大を探していたら,ここにたどり着きました。だけど,今は来てよかったと思っています。

—実際に学んで,女学院のどこがよかったですか?

高校であまり英語の勉強をしていたわけではなかったので,文法とか発音とか基礎的なクラスがためになりました。それと,短大の先生って英語のスキルだけじゃなくて,文化とかいろいろなことを話されるから,いろいろ興味が広がりました。

ー短大の授業はどんな科目が印象に残っていますか?

聖書の科目ですね。欧米の文化って聖書が入り込んでいますよね。映画とか見ていても,聖書の知識がなかったら分からないシーンが結構あったりして,役に立っています。2年生になってからも「ジェンダースタディ」を選択しました。「ジェンダースタディ」では聖書に出てくる女性にスポットを当てて,女性の視点から見るという授業で,男性の視点から見るのとは違う読み方ができることを学びました。あとこの授業の先生が脱線して,女性の先輩として話をしてくださるのもよかったですよ(笑)

ーIさんは1年間休学して,イギリスに留学されましたが,なぜ留学しようと思ったんですか?

CIMG1881s.jpg 短大に入るまで海外に行ったことありませんでした。そこで1年の夏休みに「海外語学研修」に参加して,イギリスに行ったのがきっかけです。そこでカルチャーショックを覚えました。日本人同士だと雰囲気で伝わることがありますよね。だけど,イギリスだとちゃんと言葉に出して言わないと分かってもらえないことがありました。そのときに知識として知っている英語とコミュニケーションの英語って違うなあと思いました。このままじゃいかんなと思いはじめて,留学しようと思い始めました。

ー実際に留学してどうでしたか?

留学前はAクラス[注:英語の習熟度別クラス編成でSに次ぐクラス]だったんですが,「Writing」でネイティブの先生の指示が分からないことがあったんですよ。TOEICのリスニングの問題も分からなくて眠ってしまったこともありました(笑)でも留学して,自分でもびっくりするほど英語力が伸びました。

ー英語力はどのくらい伸びましたか?

留学に行く前がTOEICで400点代後半でした。それが帰ってきてから865点でした。語学学校に入ったのですが,向こうに行って3〜4ヶ月過ぎたぐらいから自分で会話力が伸びたと感じるようになって,そのころから学校が楽しくなりました。

ー語学学校はどうでしたか?

いろいろな世代の人と知り合えてよかったのですが,反面,別れがつらかったです。私のように1年間の長期にわたって留学する人は少なく,出て行く人を見送ることが多かったです。学校にはヨーロッパや南米から多く来ていました。自分より年下なのに,すごくしっかりした人がいたり,年配の人で,仕事で英語が必要なので留学していた人がいたり。あとお医者さんもいましたよ。職業が違うと話す内容も違うなと思いました。

ー最後に後輩にメッセージをお願いします。

短大の2年間は自由なので,人に流されてしまう可能性もありますが,自分ががんばった分だけ成長できる可能性もあります。最初から具体的な目標がなくても,女学院でのチャンスを十分使って,がんばってみてください。

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