学生インタビュー:長期留学を経験して

本学に入学するまでは海外に行ったことがなかったIさん。選択科目「海外語学研修」で経験したカルチャーショックを機に,イギリスで1年間留学してきました。今回はIさんへのインタビューをお届けします。


 —なぜ福岡女学院大学短期大学部に入ろうと思ったのですか?

CIMG0107s.jpg 実はもともと4年制大学を志望していました。でも,私の出身高校のカリキュラムの関係で,4大は難しかったので,短大に変更しました。それと県内を希望してたので,消去法で条件に合う短大を探していたら,ここにたどり着きました。だけど,今は来てよかったと思っています。

—実際に学んで,女学院のどこがよかったですか?

高校であまり英語の勉強をしていたわけではなかったので,文法とか発音とか基礎的なクラスがためになりました。それと,短大の先生って英語のスキルだけじゃなくて,文化とかいろいろなことを話されるから,いろいろ興味が広がりました。

ー短大の授業はどんな科目が印象に残っていますか?

聖書の科目ですね。欧米の文化って聖書が入り込んでいますよね。映画とか見ていても,聖書の知識がなかったら分からないシーンが結構あったりして,役に立っています。2年生になってからも「ジェンダースタディ」を選択しました。「ジェンダースタディ」では聖書に出てくる女性にスポットを当てて,女性の視点から見るという授業で,男性の視点から見るのとは違う読み方ができることを学びました。あとこの授業の先生が脱線して,女性の先輩として話をしてくださるのもよかったですよ(笑)

ーIさんは1年間休学して,イギリスに留学されましたが,なぜ留学しようと思ったんですか?

CIMG1881s.jpg 短大に入るまで海外に行ったことありませんでした。そこで1年の夏休みに「海外語学研修」に参加して,イギリスに行ったのがきっかけです。そこでカルチャーショックを覚えました。日本人同士だと雰囲気で伝わることがありますよね。だけど,イギリスだとちゃんと言葉に出して言わないと分かってもらえないことがありました。そのときに知識として知っている英語とコミュニケーションの英語って違うなあと思いました。このままじゃいかんなと思いはじめて,留学しようと思い始めました。

ー実際に留学してどうでしたか?

留学前はAクラス[注:英語の習熟度別クラス編成でSに次ぐクラス]だったんですが,「Writing」でネイティブの先生の指示が分からないことがあったんですよ。TOEICのリスニングの問題も分からなくて眠ってしまったこともありました(笑)でも留学して,自分でもびっくりするほど英語力が伸びました。

ー英語力はどのくらい伸びましたか?

留学に行く前がTOEICで400点代後半でした。それが帰ってきてから865点でした。語学学校に入ったのですが,向こうに行って3〜4ヶ月過ぎたぐらいから自分で会話力が伸びたと感じるようになって,そのころから学校が楽しくなりました。

ー語学学校はどうでしたか?

いろいろな世代の人と知り合えてよかったのですが,反面,別れがつらかったです。私のように1年間の長期にわたって留学する人は少なく,出て行く人を見送ることが多かったです。学校にはヨーロッパや南米から多く来ていました。自分より年下なのに,すごくしっかりした人がいたり,年配の人で,仕事で英語が必要なので留学していた人がいたり。あとお医者さんもいましたよ。職業が違うと話す内容も違うなと思いました。

ー最後に後輩にメッセージをお願いします。

短大の2年間は自由なので,人に流されてしまう可能性もありますが,自分ががんばった分だけ成長できる可能性もあります。最初から具体的な目標がなくても,女学院でのチャンスを十分使って,がんばってみてください。

HP担当者 | 学生の声 | 2009.03.23 Monday

Fukuoka Jo Gakunin 2007.All Rights Rreserved.