短期海外語学研修奨学金制度 アーカイブ

2008.08.07 Thursday

カナダ留学体験記––英語漬けの日々

この春に福岡女学院大学短期大学部短期海外語学研修奨学金制度を利用して,カナダに留学した馬場さんの留学体験記をお届けします。


img096s.jpg短期海外語学研修奨学金制度を利用して,1ヶ月カナダに留学してきました。この留学の目的は,特にリスニングとスピーキングにおいて生きた英語を身につけたいというものでした。カナダでは実際どのような状況でも英語しか使えないという,日本では体験できない環境で毎日生活しました。

留学中はフィリピン人の家庭にホームステイをしました。私以外に6名の留学生が一緒にホームステイをしていました。夜になると,みんなで宿題を持ち寄ってリビングに集まり,勉強しました。年齢も国籍もバラバラでしたが,同じ屋根の下で英語を勉強し,同じ目標を抱いていると考えると,非常に感動し,またうれしく思いました。

学生の声語学学校は,まさにEnglish Onlyでした。クラスには日本人も何人かいましたが,日本語を使うことはありませんでした。授業は必修でスピーキング・リスニングとライティング・リーディングのクラスを受けました。それぞれのクラスがレベル別になっていて,自分に合った授業を受けることができました。午前中は主にライティング・リーディングの授業でした。授業は教科書に沿って行われました。ライティング・リーディングの授業とは言っても,教科書で学んだテーマをもとにディスカッションなどをすることもあり,話したり,聞いたりする勉強にもなりました。たとえば,「映画」というテーマの時には,映画のジャンルによってどのような形容詞が当てはまるかをみんなで話し合いました。

午後のスピーキング・リスニングの授業では,生徒同士でさまざまなテーマについて話し合うというものでした。この時間のおかげで,お互いの国についてよく知ることができました。話のテーマとして,自国のルールや規則などについて話し合ったことがあります。そのときには,ブラジル・ドイツなどの法律で定められている婚姻可能年齢が男女同じであるなかで,日本のように男女で婚姻可能年齢が違うのは珍しいということを学びました。韓国では2年間の兵役義務があることなど,みんなが自国のことについて教え合いました。日本では当たり前のことでも,世界に目を向けると,また違った規則や考え方があることを知り,自分たちの生活を当たり前のように思わないよう,世界に目をむけていたいという気持ちが生まれました。

また,スピーキング・リスニングの授業の一環として,クラスごとに調べたカナダの特色についてプレゼンテーションをする日がありました。私はカルガリーで行われるカウボーイの年間行事「スタンピード」について調べ,プレゼンテーションを行いました。その準備のために約1週間,1日1時間割きました。当日は教室でプレゼンテーションを行いました。またそれぞれのクラスを回って,他のクラスのプレゼンテーションも聞きました。

このように,毎日徹底的に英語を学ぶなかで,やはり英語のスピーキング力やリスニング力を鍛えるには,実際に使っていくことが一番重要だということを改めて感じました。自分で試行錯誤しながらも,とにかく英語を自ら使うことで身近に感じるようになり,それが上達につながっていくものだと実感しました。

2008.08.22 Friday

ニュージーランド留学体験記––「マナアキタンガ」の心を学ぶ

今年の春に福岡女学院大学短期大学部短期海外語学研修奨学金制度を利用して,ニュージーランドに留学した白水さんの留学体験記をお届けします。


img100s.jpg短期海外語学研修奨学金制度を利用して,ニュージーランドの北島にあるロトルアに行きました。今回の留学では語学力の向上はもちろんですが,「マナアキタンガ」を実感しようと思いました。

「マナアキタンガ」とは,ニュージーランドの先住民であるマオリの人々に伝わるおもてなしの心を表す言葉のことです。この言葉を実感するために,ホームステイ先はマオリの方のところにしました。実際にホームステイをして学んだのは「家族」の大切さです。

ホームステイ初日,ホストファミリーと一緒にコンサートに行きました。ホストファミリーの兄弟や友達が集まる中,家族の一員として楽しい時間を過ごすことができました。また,幼い子どもたちと一緒に騒いでいると,注意をされたりもしました。短い期間でしたが,楽しむときは一緒に楽しみ,悪いものは悪いと注意され,本当の家族のように受け入れてもらいました。ホストファミリーは私のために特別なことをすることもなく,いつも通りの生活を送る中で,私をありのままに受け入れてくれました。言いたいことがあったら,いつでも言える雰囲気で,気を遣う必要がありませんでした。そのような何も飾らない姿がたいへん魅力的に感じました。

img099s.jpg「マナアキタンガ」という言葉を日本語で一言で表すことは難しいのですが,実際にマオリの人々と生活をして感じたのは,来た人をありのまま受け入れようとする気持ちを大切にしているということでした。初めてあった人とも以前からの知り合いのように接してくつろいでもらう「おもてなしの心」を感じました。この留学を通して学び感じた,自らが心を開き,相手を受け入れることの大切さをこれからに生かしていきたいと思います。

2008.12.10 Wednesday

オーストラリア留学体験記–人の温かさに触れる

 今年の夏に福岡女学院大学短期大学部短期海外語学研修奨学金制度を利用して,オーストラリア,パースに留学した近松さんの体験記をお届けします。


img116s.jpg 私は,オーストラリアのパースにある語学学校へ3週間通いました。クラスは,初日に行われたWriting, Grammar, Speakingのテストによって分けられました。同じクラスに日本人はいなかったので,とてもいい環境で勉強することができました。語学学校で学んで,世界のいろいろなところから来た人々が,国際語である英語を習得するという共通の目標に向かって勉強していることを実感することができ,とてもいい刺激を受けることができました。

声授業はペアワークが中心で,英語でコミュニケーションを取りながらクラスメイトと協力し合い,問題を解いていきました。そのおかげで,すぐにクラスにも打ち解けることができ,毎日楽しく英語を学習することができました。また,授業の中で,お互いの国や文化について話すことがとても面白く,気候や,食事について話したりしました。それぞれの国のカラーがあり,パーソナリティーが違うと強く実感しました。実際に学んでいて,日本と最も違うと感じた点は,生徒一人一人が積極的に質問し,授業に活気がある点でした。特に,南米出身のクラスメイトらはすごく情熱的で,分からないことがあると自分が納得行くまで先生へ質問していました。その姿勢に感心し,見習うべき点だと思いました。

img117s.jpg他の国から来たクラスメイトや,担任の先生と話しているなかで,日本人がどのように見られているのかを垣間見ることができました。担任の先生は「日本人の学生はマナーがいい」と言っていました。他のクラスメイトは,シャイでおとなしいというイメージを日本人に対して持っていたようです。ところが,私があまり人見知りせず,すぐにクラスに馴染んでいたので,ブラジル出身のクラスメイトに「本当に日本人なのか」と疑われてしまったほどです。

パースに滞在している間はホームステイをしました。三週間お世話になったホストマザーがとても親切な方でした。私は,これまでに海外に行ったことがなく,不安でいっぱいでしたが,初めて会った時,ホストマザーがハグで温かく迎えてくれたおかげで,不安が一気になくなりました。そして,「自分の家だと思っていいよ!あなたは私の娘だから」と言って,私に家の鍵を渡してくれた時には,本当にうれしかったです。ホームステイ先には,8歳の女の子と11歳の男の子がいたのですが,一緒にバスケットボールをしたり,ゲームをしたりしてすぐに仲良くなることができました。特に8歳の女の子はとてもなついてくれて,本当の妹のようにかわいかったです。

最後に語学学校仲良くしてくれたみんなが,お別れパーティを開いてくれました。メッセージカードとプレゼントをもらった時はみんなの優しさに感動して,思わず涙を流してしまいました。3週間という本当に短い期間だったけれど,みんなと仲良くなれて,本当に有意義な時間を過ごすことができたと思います。日本では出会うことがないさまざまな国の人と出会い,話しをするなかで,自分自身の視野が広がったと思います。この貴重な経験をこれからの学習や人生に繋げていきたいです。

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クラスメイトからもらったプレゼントやカードです

2009.07.31 Friday

留学体験記:英語とフラと

picture_s2.jpg今年の春に短期海外語学研修奨学金制度を利用して,ハワイに留学したSさん。ハワイではホームスティをしながら,英語とフラダンスを学んできました。Sさんの体験記をお届けします。


英語とフラダンスを学ぶために、大学の奨学金制度を利用して1ヶ月間ハワイに行きました。ハワイ滞在中はホームスティをしました。ホストマザーはお裁縫が上手で、服を自分で作るほどでした。読書も好きで、ハワイの歴史書やフラダンスの本や新聞などを私によく薦めてくれました。ホームファミリーにはTamaraというスイスからの留学生も一緒になりました。私と同じ19歳でしたが、本当に賢くて、母国語のドイツ語と外国語のフランス語と英語3ヶ国語を自在に話せました。ですから、英語が分からないときにはTamaraに聞き、地元のことが分からなければホストマザーに聞くことができました。

picture_s1.jpg語学学校では、初日にレベル別クラスに振り分けるためのテストが行われました。面接、リスニング、ライティングのテストでした。幸い、私は中級から上級クラスだったので比較的日本人の少ないクラスでした。スイス人が多く、次いで日本人、スペイン人、フランス人、韓国人といったインターナショナルなクラスでした。

授業はライティングとスピーキングが毎日あり、木曜日には、ミニプロジェクトが課されました。これは、自ら選んだ題材でレポートを作成し、プレゼンテーションをおこなうものでした。レポートは、月曜から水曜で習った文法や語彙を取り入れて書きました。私は "Legend"という課題で,源義経を題材にプロジェクトに取り組みました。このときは過去形とwhenやwhile, alreadyなどのtime wordsを使ってレポートを書かなければなりませんでした。

picture_s3.jpg今回の研修のもう1つの目的であるフラダンスも学校で受講することが出来ました。プライベートレッスンだったので、先生と時間の折り合いをつけ、2時間のレッスンを8回受けました。フラダンスの先生はまず私に「Good Hulaを教えたい」と言いました。フラダンスは、ヒップホップなどのリズムで踊るダンスと異なり、1つ1つのハンドモーションに意味があり、歌の歌詞を現しています。また、フラダンスには2パターンあり、古典フラのフラカヒコと私が習った現代フラのフラアウアナに分けられます。古典フラは、ハワイ王族を称えるものがたくさんあります。ハワイの歴史とフラダンスは切っても切り離せない関係だと学びました。また、フラパフォーマンスを行っている所がたくさんあり、文化の継承を身近に感じることが出来ました。ハワイは、ショッピングも出来る環境がたくさんありますが、一方で美しい海と無料で楽しめるフラパフォーマンスがあるので、お財布を持たなくても、ビーチサンダル片手にハワイを満喫できると思います。

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2009.10.02 Friday

アイルランドの現在と過去にふれて:アイルランド留学体験記

今春,短期海外語学研修奨学金制度を利用してアイルランドに留学したYさん。アイルランド滞在中は,語学学校で学びながら,積極的に史跡や美術館,博物館を見て回りました。今回は,Yさんの留学体験記をお届けします。


pict20091001.jpg 私は、今回の留学のテーマとしていた「アイルランドとケルト文化」について知識を深めるために、アイルランドへ短期留学をしました。留学中は、語学学校に通い、英語でのコミュニケーション能力を高めることができました。語学学校のスタッフの人たちは、とても親切でアットホームな雰囲気でした。生徒同士もとても仲良く、一緒に、サッカーの試合を観戦し、パブにも行きました。

アイルランドとケルト文化について調べるために、私は、語学学校のアクティビティやバスツアーを利用するだけでなく、授業が終わると毎日友人と一緒にダブリン市内を歩き回りました。訪れた場所の1つが、ダブリン最古の教会、クライスト・チャーチ大聖堂でした。歴史のある教会ということもあり,中の装飾はとても美しく,成人の描かれたステンドグラスやケルト十字のレリーフ,床にはケルト神話で神聖な動物とされる猪のモザイクがあり,ケルト文化とキリスト教の調和が感じられました。pict20091001-4.jpg教会内にはアイルランドの守護聖人の1人,聖ローレンスの心臓がハート型の小箱に入れられて,聖遺物として保存されているのに驚きました。

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また,それ以上に驚いたのが,1681年にイギリスで殺された聖人オリバー・ブランケットの頭が実際に置いてあったことでした。語学学校のスタッフがこの聖人について話しをしてくれた時,ファーストネームが同じということで,オリバー・クロムウェルについても話しをしてくれました。クロムウェルはアイルランド人の大虐殺を行った人物で,アイルランドの人たちは彼のことを今でも恨んでいるそうです。ブランケットが聖人として今でも敬われているのと対照的です。

pict20091001-2.jpg 週末に語学学校のエクスカーション(小旅行)で北アイルランドに行くことができました。北アイルランドは一歩郊外に出ると,どこまでも続く緑の丘で,羊たちが草を食んでいる自然豊かなところでしたが,内線の傷跡が残る悲しい場所でもありました。首都ベルファスト近郊にはカトリックとプロテスタントを隔てる壁のある地区があります。内乱の悲惨さを忘れないようにするために描かれた壁画などがあり,同じ国の人々が争いあった悲しい雰囲気が漂っていました。内乱の歴史を学んだことで、なぜ平和であることが大切なのかということの本当の意味が理解できたような気がしました。

pict20091001-3.jpg 北アイルランドで宿泊した村では,夜,村に2軒しかないパブに行き,伝統的なアイリッシュ・ダンスを踊りました。現地の酔っぱらったおじさんたちが,恥ずかしがる私たちの手を引いて楽しそうに踊ってくれて,生まれて初めてあんなに楽しく踊ることができました。北アイルランドのエクスカーションで,知らなかった現代のアイルランドについても学ぶことができました。

私はこの留学で,日本では学べない多くのことを学び,体験することができました。自分のあこがれていた国が本当にすばらしく,何度でも訪れたいと思える国だったことが何よりもうれしかったです。

2009.10.20 Tuesday

英語とサーフィンと––オーストラリア留学体験記

今年の春に短期海外語学研修奨学金制度を利用してオーストラリアに留学したSさんは,語学学校に通いながらサーフィンのレッスンも受けてきました。スポーツとしてのサーフィンを楽しむだけではなく,サーフィンがどのくらい生活に溶け込んでいるのかも調べてきました。Sさんの留学体験記をお届けします。


私は,短期海外語学研修奨学金制度を利用して,オーストラリアのゴールドコーストに留学しました。オーストラリアにいる間にサーフィンについても調べました。

語学学校について

pic20091020s4.jpg 私は,Browns English Language Schoolという家族で経営されている語学学校に通い,「英語+サーフィン」のクラスを選択しました。授業は午前中3コマ,午後2コマで,週2回は午後にサーフィンのレッスンが入っていました。午前の授業ではすごろくを使ったゲームでSpeakingの授業をしたり,映画を見てListeningの授業をしたりしました。午後の授業はペアワークでクラスメートと一緒に作業をするものが多く,すごく楽しい授業ばかりでした。

午後の授業で,旅行プランを立てる課題が出て,ペアの子と一緒にゴールドコースト出発して1週間でオーストラリアを回る旅を企画しました。インターネットなどを使って料金を計算したり大変でしたが,やり終えた時には達成感がありました。

pic20091020s3.jpg バレンタインデーには,授業でバレンタインの歴史を学びました。また,学校全体では,バレンタインデーにちなんで,みんなラブソトーリーを作るイベントがありました。1人1人がラブストーリーを書いて,掲示板に発表し,投票の結果1番になった人に賞品が送られました。コメディーのようなおもしろいものから純愛でハッピーエンドなものまでいろいろありました。

私の入ったクラスは,日本人が比較的少ないクラスで,クラスメートは韓国やフランス,チェコ,コロンビア,スイス,イタリア,台湾から来ていて,さまざまな国の人と仲良くなることができました。それぞれの国について話す時間があり,みんなからたくさんのことを教えてもらいました。女性の憧れの職業について話した時,日本では客室乗務員が真っ先にあがると思うのですが,フランスでは特にそのような職業はなく,韓国では教師が憧れの職業として人気があると聞いて意外に思いました。

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オーストラリアとサーフィン

ゴールドコーストでは,さまざまな場面でサーフィンが人々の生活が強く結びついていることを見ることができました。サーファーズパラダイスというビーチでは,一般の遊泳者とサーファーが接触してしまうと危険なため,泳遊ゾーンとサーフィンゾーンが旗で分けられていました。監視員が常に監視していて,少しでもその旗を超えるとすぐにアナウンスで注意していました。波が高く,危険が多いため,助けを求める人はこぶしを作って手を高く上げてライフセーバーに知らせるようになっていました。ライフセーバーの人たちはボランティアで活動しているということでした。

ビーチ周辺のお店には,水着のまま買い物をしている人々や食事をしている人が多くいました。バスの中でも,サーフボードを持って水着姿で乗車する男の子もたくさんいました。普段からサーフブランドの水着で生活している人も多いようでした。また,現地の人たちはサーフィングッズ以外に腕時計やバッグからパソコンのマウスまで,好んでサーフブランドのものを使っていました。

サーフィンの影響は,ビーチ以外でも,日常生活にも見受けられました。天気予報では,サーフィンをするために必要な情報,満ち潮・干潮の時間や風向きを知らせていたり,サーフィンに関する番組は,夜のゴールデンタイムに放送されていたりと,人々の関心が高いことが伺えました。

pic20091020s1.jpg私の滞在中に,サーフィンの世界大会が行われました。会場には,歴代チャンピオンの等身大パネルや,チャンピオンのサーフィンの映像が流れる記念博物館まで作られていました。会場となったビーチには出場選手の出身国の国旗がすべて掲げられ,見物客は,ビーチだけでなく,ビーチが良く見える丘で見物する人もたくさんいました。

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