オーストラリア留学体験記–人の温かさに触れる

 今年の夏に福岡女学院大学短期大学部短期海外語学研修奨学金制度を利用して,オーストラリア,パースに留学した近松さんの体験記をお届けします。


img116s.jpg 私は,オーストラリアのパースにある語学学校へ3週間通いました。クラスは,初日に行われたWriting, Grammar, Speakingのテストによって分けられました。同じクラスに日本人はいなかったので,とてもいい環境で勉強することができました。語学学校で学んで,世界のいろいろなところから来た人々が,国際語である英語を習得するという共通の目標に向かって勉強していることを実感することができ,とてもいい刺激を受けることができました。

声授業はペアワークが中心で,英語でコミュニケーションを取りながらクラスメイトと協力し合い,問題を解いていきました。そのおかげで,すぐにクラスにも打ち解けることができ,毎日楽しく英語を学習することができました。また,授業の中で,お互いの国や文化について話すことがとても面白く,気候や,食事について話したりしました。それぞれの国のカラーがあり,パーソナリティーが違うと強く実感しました。実際に学んでいて,日本と最も違うと感じた点は,生徒一人一人が積極的に質問し,授業に活気がある点でした。特に,南米出身のクラスメイトらはすごく情熱的で,分からないことがあると自分が納得行くまで先生へ質問していました。その姿勢に感心し,見習うべき点だと思いました。

img117s.jpg他の国から来たクラスメイトや,担任の先生と話しているなかで,日本人がどのように見られているのかを垣間見ることができました。担任の先生は「日本人の学生はマナーがいい」と言っていました。他のクラスメイトは,シャイでおとなしいというイメージを日本人に対して持っていたようです。ところが,私があまり人見知りせず,すぐにクラスに馴染んでいたので,ブラジル出身のクラスメイトに「本当に日本人なのか」と疑われてしまったほどです。

パースに滞在している間はホームステイをしました。三週間お世話になったホストマザーがとても親切な方でした。私は,これまでに海外に行ったことがなく,不安でいっぱいでしたが,初めて会った時,ホストマザーがハグで温かく迎えてくれたおかげで,不安が一気になくなりました。そして,「自分の家だと思っていいよ!あなたは私の娘だから」と言って,私に家の鍵を渡してくれた時には,本当にうれしかったです。ホームステイ先には,8歳の女の子と11歳の男の子がいたのですが,一緒にバスケットボールをしたり,ゲームをしたりしてすぐに仲良くなることができました。特に8歳の女の子はとてもなついてくれて,本当の妹のようにかわいかったです。

最後に語学学校仲良くしてくれたみんなが,お別れパーティを開いてくれました。メッセージカードとプレゼントをもらった時はみんなの優しさに感動して,思わず涙を流してしまいました。3週間という本当に短い期間だったけれど,みんなと仲良くなれて,本当に有意義な時間を過ごすことができたと思います。日本では出会うことがないさまざまな国の人と出会い,話しをするなかで,自分自身の視野が広がったと思います。この貴重な経験をこれからの学習や人生に繋げていきたいです。

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クラスメイトからもらったプレゼントやカードです

HP担当者 | 短期海外語学研修奨学金制度 | 2008.12.10 Wednesday

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