交換留学体験記:Aquinas College, Stockport

 福岡女学院大学短期大学部はAquinas College(イギリス,ストックポート)と協定を結び,毎年2名ずつ学生を交換しています。この夏に交換留学生としてAquinas Collegeに行った荻野さんの体験記をお届けします。


 福岡女学院大学短期大学部とAquinas Collegeがおこなっている交換留学プログラムを利用して,Aquinas Collegeに行きました。この学校はイギリス北部にある都市ストックポートにあります。昨年,短期大学部の授業「海外語学研修」に参加して,ロンドンに行ったのがきっかけで,もう一度イギリスに行って,イギリス英語や文化を学びたい,そして日本の文化を伝えたいと思い,交換留学プログラムに応募しました。

 Aquinas Collegeでは,English, Japanese, Japanese Cultureという3つのクラスに参加し,現地の学生とコミュニケーションをとりました。Japaneseのクラスでは,日本のことについて日本語でプレゼンテーションをする機会がありました。私は故郷の朝倉市のことと,着物の歴史と種類について話しました。朝倉市には三連水車という,日本で稼働している最古の水車があり,現在観光名所となっています。この水車は田に水を運ぶためにあることを話したら,強く関心を持ってもらえました。着物については,私の話を聞いていた学生がほとんど知識を持っていませんでした。そのような中で着物の歴史を伝えることは容易ではありませんでした。母語である日本語でも分かりやすく伝えることは難しく,私自身もっと勉強しなければならないと思いました。しかし学生のみなさんは分からないことがあると一生懸命理解しようと質問してくれたので,うれしく思いました。そのような授業態度を見て,日本の学生は積極性に欠けていると気づかされました。これを機に,日頃から積極的に発言しようと心がけるようになりました。

 Japanese Cultureのクラスでは,福岡女学院大学短期大学部をこの春卒業し,日本語助手としてAquinas Collegeに留学している先輩といっしょに,折り紙,書道,そして日本の遊びである「はないちもんめ」を教えました。このクラスでは,日本語を学んでいない学生がいたので,英語で話しました。日本の文化を英語で伝えることは難しいことでしたが,みなが日本のことを理解しようとしてくれました。私なりに日本の文化を伝えることができて,よい経験になりました。

 私はこの留学を通して,たくさんの人と出会い,お互いの文化を共有しあう素晴らしさを体験しました。また,積極性の大切さを学ぶこともできました。イギリスで感じた新鮮な気持ちや学んだことを大事にしたいと思います。この経験がこれからの自分の成長につながればと思います。

HP担当者 | 交換留学 | 2008.11.25 Tuesday

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