ニュージーランド留学体験記––「マナアキタンガ」の心を学ぶ

今年の春に福岡女学院大学短期大学部短期海外語学研修奨学金制度を利用して,ニュージーランドに留学した白水さんの留学体験記をお届けします。


img100s.jpg短期海外語学研修奨学金制度を利用して,ニュージーランドの北島にあるロトルアに行きました。今回の留学では語学力の向上はもちろんですが,「マナアキタンガ」を実感しようと思いました。

「マナアキタンガ」とは,ニュージーランドの先住民であるマオリの人々に伝わるおもてなしの心を表す言葉のことです。この言葉を実感するために,ホームステイ先はマオリの方のところにしました。実際にホームステイをして学んだのは「家族」の大切さです。

ホームステイ初日,ホストファミリーと一緒にコンサートに行きました。ホストファミリーの兄弟や友達が集まる中,家族の一員として楽しい時間を過ごすことができました。また,幼い子どもたちと一緒に騒いでいると,注意をされたりもしました。短い期間でしたが,楽しむときは一緒に楽しみ,悪いものは悪いと注意され,本当の家族のように受け入れてもらいました。ホストファミリーは私のために特別なことをすることもなく,いつも通りの生活を送る中で,私をありのままに受け入れてくれました。言いたいことがあったら,いつでも言える雰囲気で,気を遣う必要がありませんでした。そのような何も飾らない姿がたいへん魅力的に感じました。

img099s.jpg「マナアキタンガ」という言葉を日本語で一言で表すことは難しいのですが,実際にマオリの人々と生活をして感じたのは,来た人をありのまま受け入れようとする気持ちを大切にしているということでした。初めてあった人とも以前からの知り合いのように接してくつろいでもらう「おもてなしの心」を感じました。この留学を通して学び感じた,自らが心を開き,相手を受け入れることの大切さをこれからに生かしていきたいと思います。

HP担当者 | 短期海外語学研修奨学金制度 | 2008.08.22 Friday

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