カナダ留学体験記––英語漬けの日々

この春に福岡女学院大学短期大学部短期海外語学研修奨学金制度を利用して,カナダに留学した馬場さんの留学体験記をお届けします。


img096s.jpg短期海外語学研修奨学金制度を利用して,1ヶ月カナダに留学してきました。この留学の目的は,特にリスニングとスピーキングにおいて生きた英語を身につけたいというものでした。カナダでは実際どのような状況でも英語しか使えないという,日本では体験できない環境で毎日生活しました。

留学中はフィリピン人の家庭にホームステイをしました。私以外に6名の留学生が一緒にホームステイをしていました。夜になると,みんなで宿題を持ち寄ってリビングに集まり,勉強しました。年齢も国籍もバラバラでしたが,同じ屋根の下で英語を勉強し,同じ目標を抱いていると考えると,非常に感動し,またうれしく思いました。

学生の声語学学校は,まさにEnglish Onlyでした。クラスには日本人も何人かいましたが,日本語を使うことはありませんでした。授業は必修でスピーキング・リスニングとライティング・リーディングのクラスを受けました。それぞれのクラスがレベル別になっていて,自分に合った授業を受けることができました。午前中は主にライティング・リーディングの授業でした。授業は教科書に沿って行われました。ライティング・リーディングの授業とは言っても,教科書で学んだテーマをもとにディスカッションなどをすることもあり,話したり,聞いたりする勉強にもなりました。たとえば,「映画」というテーマの時には,映画のジャンルによってどのような形容詞が当てはまるかをみんなで話し合いました。

午後のスピーキング・リスニングの授業では,生徒同士でさまざまなテーマについて話し合うというものでした。この時間のおかげで,お互いの国についてよく知ることができました。話のテーマとして,自国のルールや規則などについて話し合ったことがあります。そのときには,ブラジル・ドイツなどの法律で定められている婚姻可能年齢が男女同じであるなかで,日本のように男女で婚姻可能年齢が違うのは珍しいということを学びました。韓国では2年間の兵役義務があることなど,みんなが自国のことについて教え合いました。日本では当たり前のことでも,世界に目を向けると,また違った規則や考え方があることを知り,自分たちの生活を当たり前のように思わないよう,世界に目をむけていたいという気持ちが生まれました。

また,スピーキング・リスニングの授業の一環として,クラスごとに調べたカナダの特色についてプレゼンテーションをする日がありました。私はカルガリーで行われるカウボーイの年間行事「スタンピード」について調べ,プレゼンテーションを行いました。その準備のために約1週間,1日1時間割きました。当日は教室でプレゼンテーションを行いました。またそれぞれのクラスを回って,他のクラスのプレゼンテーションも聞きました。

このように,毎日徹底的に英語を学ぶなかで,やはり英語のスピーキング力やリスニング力を鍛えるには,実際に使っていくことが一番重要だということを改めて感じました。自分で試行錯誤しながらも,とにかく英語を自ら使うことで身近に感じるようになり,それが上達につながっていくものだと実感しました。

HP担当者 | 短期海外語学研修奨学金制度 | 2008.08.07 Thursday

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