卒業式

福岡女学院大学短期大学部は2009年3月12日に卒業式を執り行いました。今年で44回目となる式は,一人ひとりを大切にするという教育方針の下,学長より卒業生1人1人に卒業証書が手渡しされました。

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学長 古川照美は,法律的には女性と男性の権利の平等は整備されているが,目に見えない障害は依然として存在しており,その中で強く生き抜く必要があることを強調しました。そのために,「主は愛するものを鍛える」(ヘブライ人への手紙12.6)を引用して,卒業してからも自分の中に秘められている力とは何かを自らに問い,厳しく自分で自分を育てる必要があることを説きました。

また,院長 木ノ脇悦郎は,短大の2年間という短い時間の中でどれだけ充実した生活を送れたかどうかが重要であることを指摘し,学則第1条で述べられている「神を畏れ、奉仕に生きるよき社会人」とは何か,また短大の教育が目指す「高い教養と実際的な専門知識」を身につけることができたかどうかを卒業生各人に問いかけました。

在学生による送辞が贈られたあと,卒業生代表が英語で感謝の辞を述べました。感謝の辞は入学時の回想から始まりました。

IMG_9369.jpg“I felt that I had jumped into a completely different world. It was a life full of anxiety and hope. But I made great friends who studied hard. We competed each other, learned a lot, and had wonderful experiences which I couldn’t have had if I went to anther college.”
(全く別世界に入り込んだ気がしました。そこは不安と期待でいっぱいの世界でした。しかし一生懸命勉強する友と巡り会い,切磋琢磨して,多くのことを学びました。他の大学では味わえないようなすばらしい経験をしました。)

学生生活の思い出について触れ,交換留学で学んだことが述べられました。

“I noticed many good points of foreign cultures and Japanese culture. I also realized that Japanese people need to know more about what’s going on in Japan.”
(外国の文化と自国の文化のよいところに気がつきました。また,日本人はもっと自国で何が起こっているのか知る必要があると思いました。)

最後に,別れを惜しみつつ感謝の辞は締めくくられました。

HP担当者 | ニュース | 2009.03.12 Thursday

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