留学体験記:イギリスで日本語と日本文化を教える

2009年度に交換留学生としてアクイナス・カレッジ(イギリス)に留学したIさんの留学体験記をお届けいます。

 


 

P1000693.jpg私は交換留学制度を利用して,ストックポートにあるアクイナス・カレッジに留学しました。私が留学した学校は「カレッジ」ですが,「大学」とは異なります。いわゆる大学に進む前の段階に相当するものです。私が滞在したストックポートは、ロンドンから電車で約2時間のところにあります。滞在中は,アクイナス・カレッジの生徒の家にホームステイをしました。

ホームステイ先では、ホストファミリーが私に一人部屋を用意してくれたのですが、寝るとき以外は、なるべくホストファミリーと過ごすように心掛けました。一緒にイギリスのローカル番組や映画を見たり、その日の出来事を話し、ホストファミリーと積極的に会話をしました。壁のペンキ塗りを手伝ったときに、「ゲストにそんなことをさせて良いのか」と、とても気にしていたので、「私はゲストではなく、家族の一員のつもりです」と言ってからは、それまで以上に距離が縮まった気がします。

学校では朝から夕方まで授業を受けました。英語のプライヴェートレッスンが4回ありました。授業では、日本人が間違えやすいと言われる冠詞(a, an, the)の穴埋め問題を通して,それらの使い方を学びました。他にもイギリス映画や音楽の歌詞を用いて授業が行われました。私が一番面白いと感じたのが、phrasal verbs (ask aroundのような日常表現)とイギリスにまつわるクイズ(What is England’s national flower?・・・・The roseなど)でした。また、空き時間を利用して、一般の学生が受講するfilm studies やEnglish Frenchのクラスにも参加しました。

P1000904.jpgアクイナスカレッジには日本語クラスもあり、毎日のように参加して、日本語や折り紙を教えました。また,自分の出身地である北九州に関するプレゼンテーションもしました。主に北九州の観光スポット(小倉城や松本清張記念館、スペ-スワールドなど)や北九州にまつわる歴史(壇ノ浦の戦いや第二次世界大戦など)、若者が集まる場所(ショッピングセンタ-など)について話しました。プレゼンは主に日本語でしたのですが、戦争や日本の歴史の説明をする際には英語も使いました。戦争や歴史について相手に理解してもらうのが非常に苦労しました。

HP担当者 | 交換留学 | 2010.04.26 Monday

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