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短期大学部 英語科 英語科 Today

グレープカップコンテスト(英語暗誦大会) 一覧

2013年11月19日

グレープカップコンテスト

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11月16日(土)に、第40回の「グレープカップコンテスト」が開催されました。
福岡女学院短期大学が主催するこの英語暗唱大会は1974(昭49)から年間行事とし
て開催され、今日九州では高い評価を得、各県から多くの女子高校生が参加して
います。

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今回は22名の高校生がマザー・テレサのノーベル賞受賞演説を暗唱し、以下の方
が入賞しました。


優勝
太宰府高校

Good Speaker賞
活水高校・修猷館高校


おめでとうございます!長い英文を人前で暗唱することができた経験は参加者全
員にとって貴重な財産になるでしょう。

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「グレープカップコンテスト」の運営は、準備から当日まで学生と教職員が協力
し、特に大会当日は、司会、受付、プロンプター、表彰式の介添え、また参加者
への対応など、学生が重要な役割を担っています。

投稿時間:2013年11月19日 13:11 | 固定リンク

2013年07月12日

2013年度グレープカップコンテスト課題文について

第40回グレープカップコンテストの課題文について

 

福岡女学院大学短期大学部
学部長 上原 敬司



 

 今年、40回目のグレープカップを迎えることができて感慨もひとしおです。皆様これまでのご支援ありがとうございました。福岡女学院短期大学も今年創立50年目を迎え、来年は創立50周年の記念行事を計画中でございます。

 そんな福岡女学院短期大学の輝かしい歴史的な一時点で、短期大学は創立当時の建学の精神をより深く理解し、具現化していかねばと心を引き締めているところであります。

 「イエス・キリストに基づく建学の精神」この短大学則一条の言葉をわれわれ教職員は常に肝に銘じ日々の教育に生かしていかねばなりません。

 さて、そのような機運の中われわれはグレープカップの課題文をマザーテレサのノーベル平和賞の講演の言葉を選びました。

 マザーテレサはまさにイエス・キリストの精神をそのまま生き抜こうとしたクリスチャンであります。マザーテレサの根本精神は「貧しい人の中の最も貧しい人に仕えること」です。「仕える」を英語serveでマザーテレサは表現していますが、このserve する精神は「奉仕する」という言葉でも訳されます。短大学則一条の中にも「奉仕に生きる社会人」という文言もございます。「貧しい人」が、マザーテレサの中では、自分たちよりも上に存在するのです。神や主人に「仕える」のと同じ意味において「貧しい人」に「仕える」のです。

 いま日本は経済!経済!経済が人間や社会の中で一番大事なものの如く語られています。

しかし、日本人はこれでいのでしょうか?教育界も宗教界も大きな声でNOと異議を唱えていません。こんな状況の中において福岡女学院短期大学部は「イエス・キリスト」をもっとも大切な価値として社会に訴えていきたいと思います。

 課題文の最後のエピソードに自分の砂糖を我慢して食べずにマザーテレサの施設の子供に食べさせる話があります。この4歳のこどもに「貧しい人」に仕える心が厳然と存在するのです。それを賛美するマザーテレサ。そんなマザーテレサの心を課題文の朗読を通して表現していただけたら主催者としてはうれしく、光栄に思います。

投稿時間:2013年7月12日 15:27 | 固定リンク

2011年11月10日

グレープカップコンテストの課題文について-なぜ「よだかの星」なのか

2011年度グレープカップ課題文について–なぜ「よだかの星」なのか
 
福岡女学院大学短期大学部
 学部長 上原 敬司
 
 2011年3月11日の東日本大震災で亡くなられた方々に追悼の意を表すとともに、震災および原発事故の影響で不自由な生活を強いられている方々にお見舞い申し上げます。
 
 「頑張ろうフクシマ」「頑張ろう日本」と叫ばれていますが、日本や全世界を震撼させたこの大惨事を私たちはどのようにとらえたらいいのでしょうか。この東日本大震災は私たち人間に繰り返し繰り返し問われている根源的な問いを発しています。人間にとって自然とは?人間も自然のささやかな一部ではないのか?いかに人間は自然とかかわっていけばいいのか?
 
 今回のグレープカップコンテストの課題文『よだかの星』の作者、宮沢賢治は誕生の年と亡くなった年に彼の故郷、岩手で三陸地震津波と三陸沖地震を経験しています。賢治は生涯、自然について考えることを宿命づけられていたのでしょうか。まずは東日本大震災の後、盛んに朗読された『雨にも負けず』の詩をここで思い出してください。
 
雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
 
とはじまります。自然の厳しさに立ち向かう賢治の心意気が感じられます。しかし自然と対等に渡り合うことはできません。
 
ヒドリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ
 
厳しい自然の前では人間は何もできないのです。日照りで涙を流したり、冷夏におろおろ歩いたりすることしかできません。賢治は自然を人間の思うままに支配することは傲慢だと考えていたに違いありません。自然の厳しさの前では呆然と立ち尽くすしかないと感じていたのでしょう。自然の厳しさを忘れた現代人は自然に対する畏怖の念も忘れ去っているのです。
 
 『よだかの星』でも賢治の自然に対する畏怖の念が表現されています。厳しい自然の摂理の中で苦悩し、絶望しつつも徹底的に自分を昇華させようとした醜く弱い鳥の話です。「食物連鎖」という自然の摂理を賢治は全身全霊で受け止め、自然の厳しさとその中で生きる生きとし生けるものの宿命を「よだか」に託して美しい詩に昇華しました。よだかは本物の鷹や他の鳥たちから嫌われ死の脅迫をうけながら、自分もほかの小さな生き物を殺していることに気付くのです。他の小さな生き物を食べることは命をつなぐためのぎりぎりの行為であれこの負の連鎖の中に自分がいることに苦悩し、絶望するのです。その絶望の中で自分自身を昇華させていくのです。
 
 今回の課題文『よだかの星』は私たちは自然とどうかかわっていけばいいのかを問いかけています。人間にとって自然とは何であるのかを、立ち止まって思索を巡らせてみてください。

投稿時間:2011年11月10日 16:45 | 固定リンク

2010年07月23日

第37回グレープカップコンテスト開催要領

福岡女学院大学短期大学部は,2010年11月20日(土)に高校女子生徒を対象とする英語暗誦大会「グレープカップコンテスト」を開催します。今大会の 暗誦課題は,Alice's Adventure in Wonderland (ルイス・キャロル)です。ふるってご参加ください。


第37回グレープカップコンテスト(英語暗誦大会)開催要領(抜粋)

  • 暗誦課題:Alice's Adventure in Wonderland(by Lewis Carroll)
  • 日時:2010年11月20日(土)午前11時開会
  • 場所:福岡女学院ギール記念講堂 出場資格:高校女子生徒(ただし,1校につき1名。過去に2年以上英語圏在住経験がある方は出場をご遠慮ください)
  • 申込締切:2010年9月30日(木)(※当日,消印有効)

投稿時間:2010年8月24日 14:44 | 固定リンク