今年の春,福岡女学院大学短期大学部を卒業し,9月からウィスコンシン大学に編入する準備をしているTさんにお話を伺いました。Tさんは本学の交換留学生として2年生との時にウィスコンシン大学に行き,卒業式では代表として,感謝の辞を述べました。
短大の授業で思い出に残っていることは?
どのクラスも先生がユニークで楽しかったことが思い出に残っています。少人数制なので,他の学校とは違って,先生と学生の距離が近く,授業も充実していました。特に上原先生がユニークでした。先生の多くは一方的にその先生の考えを説明することが多かったのですが,上原先生は一人一人の考えを尊重してくれ,しっかり話を聞いてくれました。そのうえで,先生からこんな風にも考えられるのではないかと議論を重ねるように授業が進んだので,活発な授業になることが多かったです。
交換留学生としてウィスコンシン大学に行こうと思ったのはなぜでしたか。
ウィスコンシン大学への編入を考えていたので,実際に行ってみて,どの学部が自分に合っているかを見てみようと思ったからです。
行ってみてどうでしたか?
アメリカの大学は日本の大学と大きく違っていて,学生がすごく勉強するなと思いました。みんな予習を完璧にしてきていることに驚きました。日本の学生だと十分予習をしていることが少ないと思うのですが,アメリカでは逆に予習をしていない人の方が少なく,講義中先生が質問してもみんなすぐに答えていて,勉強に対する意気込みが全然違っていました。
それと,学生の服装に驚きました。学生がみんな大学のロゴが入ったTシャツなどを着ていて,愛校心がすごいなあと思いました。
ウィスコンシン大学で印象に残った授業は?
「コミュニケーション」のクラスです。コミュニケーションとは何かという課題に対して,学生の中にはYouTubeなどの動画やスポンジ・ボブのDVDなど自分で題材を見つけてきて,コミュニケーションの意味を論じている人がいたのが印象的でした。しかもその課題をわずか1週間で仕上げていました。
私は「What represents you?」という課題に挑んで,「Music represents me(音楽が私を表します)」というタイトルで,クラスで5分間,スピーチをしました。母がピアノの講師をしていて,父も兄も楽器を演奏など生まれたときから音楽が身近にあったという生い立ちから,母が聴いていた洋楽が英語を勉強しようと思ったきっかけとなったことなどを話して,音楽が私にいろいろ影響を与え,今の自分ができあがっていることを話しました。
Tさんはイングリッシュ・ラウンジ・スタッフとして,ラウンジのさまざまな活動に関わっていましたが,スタッフをしていかがでしたか?
英語でしか話せないところに,たくさんの学生さんが来てくれたのがうれしかったです。スタッフになって最初の大きなイベントだったウェルカム・パーティは,みんな来てくれるかすごく不安だったけど,60人ぐらい来てくれたのが印象に残っています。その時は短大生だけじゃなく,4大の人や先生たちも来てくれてうれしかったです。
ラウンジにはよく行っていたのですか?
ほぼ毎日いました。時間がある時にはラウンジに行って,暇があれば,話しかけたり,ちょっかいをだしたりしに行きました。毎日,ラウンジに行っていて,授業では学べないような日常会話ができるようになったと思います。海外に行った時,それがすごく役に立ちました。
日常会話で使う表現って,学生さん同士で話しているだけでは増えないと思いますが,どうやって覚えたのですか?
ラウンジでみんなで映画を見て,その時に字幕を英語にして,そこに出てきた表現をそのまま真似してみたり,...スラングとかたくさん覚えました。あまりにもきれいすぎると生活できないし
最後に将来の後輩に向けてメッセージをお願いします。
とにかくこの学校は楽しいです。先生も楽しいし,友達もたくさんできるし,いろんな活動に参加して,2年間をフルにエンジョイして欲しいです。
HP担当者 | 卒業生 | 2009.06.12 Friday