学生インタビュー:勉強と演劇と

社会人入試で本学に入学してきたKさん。学業に励む傍ら舞台活動も精力的にこなしています。今回はKさんへのインタビューをお届けします。


–なぜ本学に入学しようと思ったのですか?

普通,短大へ行くときには,資格を取って,卒業後はこういう進路に進んでということをしっかり考えなさいって言われますよね。でも,福女のオープンキャンパスで先生と話したとき,私が「教養のために勉強したい」って言ったら,「そういう人がいたらおもしろい」って言われたんです。その言葉を聞いたときに,福女だったら自分の勉強したいって気持ちに応えてくれそうな気がしたんです。それと社会人入試だと授業料が半額になるということもあります(笑)

–実際に入学してみてどうですか?

とにかく楽しいです。高校の頃と違って,勉強したいのならどんどんすればいいという雰囲気で。いろいろな授業を受けていると,全部がつながっているなあって感じます。たとえば,後期に「TOEIC基礎」の授業を受けました。授業はTOEIC(R)のテスト対策なのですが,そこで学んだことってTOEIC(R)に限定されるわけじゃないんです。他の授業で学んだこととも関連があることを実感します。

–演劇はいつ頃から始めたのですか?

20才のころから始めました。ずっとピアノを習っていたのですが,演奏の幅を広げたいと思ってなんとなく演劇を始め、22歳からは踊りを始めました

–演劇などをして,ピアノの演奏は変わりましたか?

変わった気がします。演劇では配役が決まって,台詞をもらうと,何でこういう台詞なんだろうと台本を読んだり,背景となる資料に当たりながら考えたりします。ピアノは,以前はただ楽譜を弾いていただけだったのですが,最近,自分なりに考えてから弾くようになりました。「身体美学実技」という授業で「よい呼吸をすると身体の中身が変わる」と教わりましたが,演奏する際の呼吸も変わってきました。kazemati.jpg曲を弾くとき「うまく弾かなきゃ」と思ってしまうと思うように体が動かなくなってしまいます。そんなときしっかり呼吸をして,体をリラックスさせてから弾くと,自分の弾きたい音に近づくことができる気がしています

–今度,舞台に出演されるのですよね。

はい。東憲司(劇団桟敷童子)さん作・演出の「北九州芸術劇場プロデュース 風街」です。2月25日〜3月1日まで北九州芸術劇場小劇場で公演があります。九州北部の架空の街を舞台に普通の人の日常を描いた,激しくも切ない生と死の物語です。ぜひ見に来てください。

HP担当者 | 学生の声 | 2009.02.10 Tuesday

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