2013年08月07日
短大で普通救命講習Ⅰを開催
7月30日(火曜日)、短期大学部では初の試みとして1年生希望者を対象に普通救命講習Ⅰを行いました。全体の8割を超える80名もの学生が参加し、福岡市消防局の田中さんと安川さんの丁寧で熱心な指導のもと、心肺蘇生法(胸骨圧迫、人工呼吸、AEDの使用)について学びました。
一番大事な蘇生法は、正しい胸骨圧迫。手のひらを胸骨にあて、5センチの深さにしっかりと30回をサイクルとして、押し続けます。学生たちは予想以上に力が必要な胸骨圧迫に苦労しながらも、押す早さや強さに注意し、マネキンを相手に交代で頑張っていました。
福岡市が保持する救急車は27台、それで約150万人もの福岡市民をサポートしているとのこと。従って、救急車が到達するまでの数分間に、適切に応急手当をすることがとても重要になってきます。
参加した学生の中には、「初めは就職に有利かなという軽い気持ちでしたが、実際、受けると命について考えさせられました。すごく大事なことを習いました」とありました。また、小学校や中学校で習った学生もいて、「忘れていたので復習になり、とてもよかったです」という意見もありました。
短大では旅行業界や航空業界を目指す学生が多いのですが、どちらにもこの普通救命の知識は欠かせません。就職に留まらず、人間としての基本的な重要な知識を学ぶことができました。
今回、参加した皆さん、学んだことを忘れずにいざという時に使えるといいですね。そして、この場をお借りして、暑い中、福岡女学院短期大学部にお越しくださり、指導をしてくださった、消防局の方々、市民ボランティアの方々、本当にありがとうございました。