2012年03月16日
第47回卒業式
福岡女学院大学短期大学部は、2012年3月15日に第47回卒業式を行いました。短大の卒業式は、第1回から変わらず、ひとりひとりに卒業証書を手渡しするスタイルで行われました。
学長 木ノ脇悦郎は、学長告辞の中で、卒業生に対して聖書や人の話を聞き続ける中から身につけた教養を社会に役立てて欲しいと説きました。お年寄りの話として、かつての社会は物はなくても人と人との間の絆があり幸せだったが、現代社会は物があふれ便利になった反面、他者との関係が希薄で不幸せであるという意見を紹介しました。そのうえで、便利で複雑になったがゆえに不自然になった社会に、短大で培った教養をもって素朴な美しさを取り戻していく働きをしてほしいと述べました。
感謝の辞では、卒業生の代表が2年間の生活をふりかえり、聖書の授業で選んだお気に入りの聖句 "To everything, there is a season, and a time for every purpose under heaven"(何事にも時があり 天の下の出来事にはすべて定められた時がある)(Ecclesiastes 3:1)のことや、2年生のReadingの授業で東日本大震災に関する記事を読んで感じたことなどについて英語でスピーチをしました。(詳しくは動画をご覧ください。)
式典終了後、卒業生とその保護者の方、ならびに教職員で外に出て記念撮影をしました。