2012年11月02日
接客・ビジネスマナー講座 (沖縄ホテル研修事前授業)
沖縄のリゾートホテルでホテル業務を実体験する「観光実習B(沖縄)」。2013年2月の研修に向けて、事前授業が始まっています。
この日は、長らく客室乗務員のトレーニングにたずさわってこられた田中丸光子先生から、接客・ビジネスマナーについての指導を受けました。
まずは相手に良い印象を与えるための笑顔や、相手との適切な距離の取り方について学びます。
つぎに、立ち姿、座り方、立ち方、歩き方について学びます。実際に教室を歩いてみて、歩幅や姿勢、目線などをチェックしていきます。
さいごには、言葉遣いを学びました。
最初は緊張気味だった学生の皆さんでしたが、体を動かすうちにいきいきとしていきました。先生の言葉に耳を傾け、メモを取り、心に刻んでいたようでした。
今日学んだことを、沖縄での実習でも活かせるとよいですね。
※現代文化学科facebook
http://www.facebook.com/fukujogendai
投稿時間:2012年11月 2日 19:39 | 固定リンク
2012年11月01日
教員コラム4 「福岡と関西」1 二階堂整
Column 4 「福岡と関西」連載第1回
はじめまして。新学科のコミュニケーション分野を担当する二階堂です。僕は、特に言葉の面からコミュニケーションの問題を扱っていくつもりです。今日はその事例として、今までの関係する研究を振り返りながら、お話をしてみたいと思います。といっても、詳しい研究内容を説明してもわかりにくいので、「福岡と関西(特に大阪)」というテーマで、コミュニケーションの問題を考えていきます。具体的には調査のエピソードを連ねて、お話していきます。
さて、最近はお笑いブームで関西や関西弁に対する人気が高まっています。このことはコミュニケーションの問題にどう関係しているのでしょうか。2000年度から2002年度にかけて、「関西方言とコミュニケーション」の問題を研究するプロジェクトに参加しました。東京・名古屋・関西・広島・福岡の方々にアンケートやインタビュー調査を行いました。その中の1つが、以下の地図を使っての「道教え」調査です。「今、×の地点にあなたがいるとします。たまたま、人に駅までの道を聞かれました。図にある建物などを使って説明してください」というものです。これを、仲のいい友人に説明する場合と見知らぬ人に説明する2つの場合に分けて、各地で聞き取り調査しました。見知らぬ人に説明する場合では、地図を見た途端、「これくらいなら、連れていく」と答えがあった地域が2つだけありました。どこだと思いますか。大阪と福岡でした。その点では、コミュニケーションのあり方が似ているのかもしれません。ただし、大阪には、大阪だけの説明が出てきました。友人に対する説明で、「ええか、公園入ったらあかんで。道、ちゃうからな・・・」。笑いをとろうとする大阪人の気質が表れていると思いませんか。
また、この研究では、関西や関西弁に対する各地(東京・名古屋・広島・福岡の4地点)の意識(好感度など)も調査しました。最近はお笑いブームもあって、全国で関西・関西弁に対する好感度は上昇中です。では福岡においてはどうでしょうか。福岡では、高年層(60代以上)の好感度は2割以下で、4地点の中で最低でした。しかし、若年層(10代)の好感度は8割近くとなり、4地点の中で最高でした。福岡の高年層と若年層では、関西・関西弁に対する好感度に極端な差があるのです。そのことが、次の研究で顔をのぞかせました。
そのお話は、また次回に。(二階堂整)
■ メディア・コミュニケーション学科の詳しい教員紹介はこちらをご覧ください。
投稿時間:2012年11月 1日 11:08 | 固定リンク
2012年10月31日
サークル活動体験記(5):写真部
写真部:現像作業を行いました
私は写真部に所属しています。
最近「カメラ女子」という言葉の普及のおかげか、今年度は沢山の部員が入部してくれました。
「文化部の部活動は運動部に比べて楽」というイメージが強いかもしれません(…実際私もそうでした)が、意外と文化部も大変です。10月に行われる葡萄祭へ向けての写真集作りは一番大きなイベントで、その年の写真部の集大成となるように撮影会を行ったりイベントに積極的に参加してシャッターを切っています。
また、女学院の写真部には珍しく「暗室」があります。
最近はデジカメやスマートフォンのカメラアプリなどの手軽さからあまりフィルムカメラに親しんでいる人は少ないと思いますが、あえてフィルムカメラを使い、暗室を使って現像作業を行います。現像では薬品と光とカン(!)を駆使します。先日顧問の先生に手取り足取り教わりながら私も現像を行いました。現像するとこのようになります。(薬品の関係上モノクロになります。)
自分で撮った写真を自分で現像することは他ではなかなか味わえない貴重な経験です。写真部は今年度から新しい顧問を迎え、部員も昨年度の5名から17名に増え毎日楽しく活動しています。
他学科の人との交流が出来るのもサークル活動の大きな魅力ではないでしょうか。
学業とサークル活動の両立は学年が上がるにつれ大変ですが、そこで得られる経験は言葉にならないほど大切で貴重な経験です。
少しでも「面白そう」「興味がある」「やってみたい」と思ったら是非色々な部活を訪ねてみて下さい。大学でしかできないことはもちろん、部活内での楽しみも苦しみも、「今」しか経験できません。新たな自分を発見できる大きなきっかけになると思います。
写真部もまた、日々新たな経験が出来るように皆で試行錯誤しながら活動中です。
(3年生 Kさん)
投稿時間:2012年10月31日 15:55 | 固定リンク
こんにちは、吉田修作です。学生からは「しゅうちゃん」と呼ばれています。言語芸術学科では「テーマシンキング」「名作を読むJ」などを担当します。文芸作品などがどのように生成されていくかを言葉を通して研究しています。例えば、宮崎峻監督の『千と千尋の神隠し』の中では、「言葉は力である。千尋の迷い込んだ世界では、言葉を発することは取り返しのつかない重さを持っている。」ということを作品の狙いの1つとしていると監督自身が語っています。この「言葉の力」は古代から現代にまで通じる重要な問題で、言語芸術学科で学ぶ中心的テーマになります。その他に、『千と千尋の神隠し』の「神隠し」、『もののけ姫』の「もののけ」、水木しげる作『ゲゲゲの鬼太郎』の「鬼(き、おに)」など、それらの言葉を追っていくと、民俗学という学問になっていきます。つまり、宮崎峻監督や水木しげるの作品は、実は文芸や民俗学などという学問を基にしていることが分かります。そして、言語や文芸、民俗学などは身近な題材から考えていくことが必要で、それを積み重ねていくと、文芸や妖怪、地域の祭りの研究にもなっていきます。それらのことについては、地域での講演やTV出演もしています。他に研究としては、日本古代文学の分野で、主な著書に『ことばの呪性と生成―混沌からの声―』(おうふう、1996年)、『文芸伝承論―伝承の<をとこ>と<をとめ>-』(おうふう、1998年)、『憑り来ることばと伝承―託宣・神功皇后・地域―』(おうふう、2008年)などがあります。
投稿時間:2012年10月31日 13:30 | 固定リンク
2012年10月30日
日田市豆田町でのフィールドワーク <学生レポート>
私達高岡ゼミは学外研修のため、大分県日田市を訪れました。豆田町と隈町を歩きながら調査しました。豆田町は観光地として有名で、観光客でとても賑わっていました。
昼食は嶋屋で郷土料理を食べ、その後嶋屋の店主で、日田観光協会会長でもある石丸邦夫さんからお話を聞きました。日田を観光地にしていくために様々な工夫を丁寧に教えてくださいました。中でも特に印象に残っている話が二つあります。
一点目は、人を巻き込んでいくためには「自分計画」を持つことが重要であるということです。石丸さんは自分の要望をただ発言するだけではなく、実際に自ら行動を移すことによって、地元の人々や行政の意識を変え、一緒に活動していくようになりました。観光地は個々の力だけではなく、地元の人々や行政など多くの人とのつながりによって成り立つのだと感じました。
二点目は、「21世紀は3カン時代、環境・観光・そして感動」と提唱されていたことです。これからの観光に人々が求めるのは近代的なものではなく、郷愁(ノスタルジア)であると聞き、観光の形はどんどん変化してきているだと実感することが出来ました。石丸さんはこの変化にいち早く気付き、現在では「日田らしさ、懐かしさ」である童謡や唱歌が歌える地域づくりを提案していました。自分の感性を磨いていくことが、このような変化に気付くきっかけになるのではないかと考えました。また観光においてその土地の歴史や文化を知ることも非常に大事であるということを学びました。
ただ単に観光地を歩いて回るだけでは知ることの出来なかった、その土地の人々の努力や思いなど、とても貴重なお話を聞くことが出来ました。これからの活動に活かしていきたいです。(3年松岡さん)
※現代文化学科facebookにも関連記事を掲載しています。
http://www.facebook.com/#!/fukujogendai
投稿時間:2012年10月30日 19:06 | 固定リンク
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