2012年09月30日
国際映画祭でのインターンシップ(業務体験)レポート
私は中国・山東省から福岡女学院大学に留学しています。国際交流について興味を持ち、国際人を目指している私が長い夏休みの8日間を利用してインターンシップ生としてアジアフォーカス福岡国際映画祭に参加させていただきました。
インターンシップの内容は、主にゲスト、運営、広報三つの仕事です。アジア各国の俳優さんや監督さんを案内して福岡市内の観光地を見回りました。下手な日本語で台湾、シンガポールから来られたゲストたちに通訳できて達成感が感じられましたが、みんな英語もしゃべられて驚きました。日本語の能力を高める覚悟できました。運営は一番お客に接することができる仕事で、チケットをもぎったりお客様を会場へ案内したり、それにチケットの購入方法を教えたりしました。
ゲストやお客様に映画祭を心から楽しんでいただけるよう、親切丁寧な対応を心がけました。アジアフォーカスのスタッフとしての責任感を負ってお客さんに対して精一杯サポートしました。広報は映画を見て感想を広報する仕事で、台湾、フィリピン、シンガポール、トルコ、パキスタン、韓国、中国などアジア各国映画を見ることができました。一番印象的なのは、パキスタンの「BOL~声をあげる」という映画をみてパキスタンの文化がわかりました。私たちが家族と一緒に幸せで安定した生活を過ごしているのに対して、パキスタンでは毎日、家族殺しが起こっているのが普通なのです。パキスタンの女性社会での地位、同じアジアなのに、何で違うの、私たちが知っている世界の外では、いったい何が起こっているのでしょうか。さまざまな疑問が浮かびました。映画の上映後に観客からパキスタンの監督さんにいっぱい質問が寄せられ、監督さんがぺらぺらな英語でみんなの質問に丁寧に答えていました。どのお話もとても勉強になりました。映画を見てその国の文化、生活習慣、宗教、国民性などを知り、国際交流の目標ができました。パキスタンの監督と通訳される女性は英語が上手でとても感心しました。各国の人々と接するうち、英語が非常に重要な言語であると実感しました。
立派な社会人を目指している私が今回のインターンシップを通して自分の欠点もう一回見直すことができ、今の私と本当の社会人を対比して、まだまだ未熟で謙虚に勉強することが必要だと思いました。その格差を縮めるためにあと残りの大学の生活の中で今から何を取り組むべきかを見つけて、その目標を設定して前に進んでいこうと思います。学校から用意されたインターンシップという制度は、後輩たちもぜひ利用してください。自分に対してとても貴重な経験になるので、自分の考えも夢も意外に新たな発見ができると思います。(2年 チさん)