2012年10月21日
ヨーロッパ研修の報告(チェコ編)
私は、研修の4、5、6日目に訪れたチェコのプラハについて紹介します。プラハはロマネスク以降のあらゆる時代の、あらゆる様式の建造物が残る町並みが特徴です。プラハ初日はベルリンからの移動で到着が日没前であり、プラハ観光の中心地ともされる旧市街広場の夜景観光を堪能しました。石畳の上に広がるライトアップされた建物と、夜の雰囲気がとても幻想的でした。また、周辺にはテラス席を設けた飲食店も軒を連ねており、夜にもかかわらず地元の人々や観光客で大変賑わっていたのが印象的です。
2日目はプラハ最古の橋といわれるカレル橋を通り、プラハ城へと向かいました。プラハ城は世界でもっとも大きい城のうちの一つとされています。そのプラハ城の中にある聖ヴィート大聖堂は、ゴシック様式で荘厳な建物でした。また、色鮮やかなステンドグラスが施されている点も見所の1つです。次に訪れた黄金の小路という名所は、おとぎ話に出てくるようなかわいらしい家が立ち並んでいます。ここはすべてお土産屋さんで、個性あふれる雑貨やチェコの伝統工芸品を購入することができます。プラハらしいお土産で代表とされる、ボヘミアンガラスやマリオネットなどもここで手に入れることができます。
プラハ観光最終日には、街並み全体が世界遺産にも登録されているチェスキー・クルムロフを訪れました。ここは13世紀の街並みそのまま姿で残っている古都ともいえます。チェスキー・クルムロフ城の橋の先にあるバロック様式の広大な橋や、ゴシックからルネサンス様式に改修された城の塔を訪れ、そこから見渡すことのできる街並みはとても美しく時が止まったかのようでした。そのあとプラハの旧市街広場に移動しました。旧市庁舎の塔はエレベーターで上ることが可能であり、塔へ上り旧市街周辺を360度見渡すことができました。建物の屋根がオレンジ色に統一されており、異国に来たことを再認識させられた瞬間でした。
この研修では、ガイドブックや旅行雑誌などに掲載されている情報の他に、実際に自分たちの足で現地を訪れたからこそ得ることができたものも多くあったように感じます。特に同じヨーロッパの国でも3カ国それぞれ街の雰囲気や人柄など異なり、国の個性を実感できたことが面白く感じました。そして、外国の食習慣や生活習慣、それぞれの国の雰囲気や治安など、日本との違いに驚くこともたくさんありましたが、普段の生活では経験できないことを体験できたと考えます。今回は4年が3人でしたが、研修日程を重ねるにつれ異なる学年のメンバーとも距離が縮まっていき、楽しく充実した研修を送ることができたことを嬉しく思います。(4年森さん)
※現代文化学科facebookにも関連記事を掲載しています。
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