2012年04月14日
観光実習A(東京エアライン研修) 学生によるレポート
2月13日から2月16日の4日間、東京にある人材教育・社員研修機関、JALアカデミー(2012年4月よりJ-Presence Academy)でのマナー研修や、羽田空港周辺の航空関係施設の見学を含めた「観光実習A」に参加しました。私は、“吸収できるものは全て吸収する”“今まで大学で学んできたマナーや立ち居振る舞いなどがどこまで通用するかを知ること”を目的としてこの研修に参加しました。
初日は、宿泊していた帝国ホテルで一流の接客に触れながら、テーブルマナーについて学びました。ここで一番心に残ったことは、テーブルマナーを教えて下さった講師の先生が、マナーに関することやそうでないことも、すぐに答えて下さり、1を聞けば10教えて下さったことです。ホテルスタッフも客室乗務員もお客様と接する仕事であり、お客様とのお話が尽きないようにいつまでも勉強は怠らない姿はとても印象に残りました。
2日目、3日目は、JALアカデミーにてマナー研修を受講しました。2日間の研修で立ち居振る舞い、電話対応、ビジネスマナー、面接の練習など中身の濃い内容でした。電話対応の練習では実際に自分の声を録音し、先生に聞いてもらい、どの発音が聞き取りづらいか、自分の口調の癖などのご指摘をいただきました。自分の声を聞く機会はほぼありませんし、イントネーションや語尾の口調の癖を知ることが出来て良かったです。
今回の研修では、正しいマナー、敬語なども見直すことができ、まだまだ自分の学んできた事が実際に自分の身についていないことにも気付かされました。実践的な人前での自己紹介や面接練習ではその様子をビデオに撮っていただいたので、とても為になる研修でした。今まで気付くことの出来なかった自分の日常生活の癖を見つけられました。現在も日々気をつけて生活しています。
最終日には、とても人気があり、なかなか見学出来ないといわれる整備工場の見学に行きました。普段見ることの出来ない距離で飛行機を見ることができ、感動の気持ちでいっぱいになりました。また、安全啓発センターにも行きました。聞いたことはあったものの、詳しく知らなかった御巣鷹山事故についてビデオを視聴し、実際に墜落した飛行機の残骸や遺留品の展示を見学しました。抑えようのない気持ちが込み上げ涙が出ました。事前授業や今回の研修で空港の現場を見学させていただくことなどを通して、今まで何度も安全がどれだけ大切かを教わってきましたが、その意味を初めて心から理解できたと思います。
今回、この研修に参加出来、数々の貴重な経験が出来たことは私の糧となりました。今後、夢に向けてやらなければならないことが明確になったと思います。残り2年間、学生生活が残っていますが、この研修で再確認した、客室乗務員になりたいという夢に向けて後悔することのないように日々の生活に全力を注ぎたいと思います。(2年 中田さん)