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人文学部 現代文化学科 現代文化学科 Today

2014年02月13日

【学生の研究活動】歴史都市としての福岡

現代文化学科3年生の研究チームが論文大会に出場し、全チームが優秀賞を獲得したことは以前にお知らせした通りです。
2013年11月17日『学生の研究が学会で表彰されました!』

各チームの研究内容や研究にあたって学んだことなどをリーダーに振り返ってもらいます。


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福岡といえば「おいしい食べ物や商業施設が充実している」などが思い浮かぶと思います。しかし、歴史都市というイメージはありますか?そこで私たちは「福岡は歴史都市となりえるのか?」と題して発表をしました。この論文大会の活動を通して学んだことが3つあります。
まず、団結する力です。チームで論文を書くので、常に集まることを心掛けました。まず章ごとに役割分担をし、個々で論文とパワーポイントを作成しました。毎日連絡を取り合い、1人が来れなければ2人で作業をし、どうしても集まれなければ各自が自宅で作業をし、次の日みんなに見てもらうようにしました。気になるところは全員で一緒に手直しをしながら論文を完成させていきました。また、私たちのチームには中国人留学生のCさんがいました。毎日が国際交流で、日本語は単語と単語が繋がるとイントネーションが変わり、話し言葉と発表の際の言葉も違うので、イントネーション練習の時間をとりました。この時間のおかげで毎日当たり前に話している日本語の難しさを再確認しました。留学生はこういうところが分からないから、どう伝えたら理解出来るのだろうかと、Cさんがいなかったら気づけない部分が沢山ありました。また、私たちは発表でCさんの中国語を活かせる箇所を作ったのもこだわりです。

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次に、仲間の大切さです。私自身、人それぞれ価値観があるのでチームで論文を書くと喧嘩になり大変なのではないかと思っていましたが、自分にはないアイディアを出してくれたり、おかしい部分を訂正してくれたり、1人では気づけなかったことを教えてくれました。毎日夜遅くまで残ったり、徹夜で作業する日も続き、本番2週間前に体調を崩してしまいました。それぞれ焦っているはずなのに、「ゆっくり休んでいいよ。」と言ってくれて本当に嬉しかったし、人の温かみを感じました。

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最後に何があってもあきらめない心です。私たちのチームは早くに"大河ドラマと地域活性化"というテーマで論文の流れも決めていましたが、先生から「ひねりがない。おもしろくない。」と言われ、本当にこの論文テーマでいいのかと悩みました。悩んでいる間にも他のチームはどんどん進んでおり、焦りを隠せませんでした。新しい案で決定し、いざ市役所に聞き取り調査へ行くと、自分たちが考えていたものと違うことを言われてしまい、論文提出2週間前にすべて白紙になりました。この時は本当に逃げ出したかったし、本当に完成するのか心配でたまりませんでした。最終的に、"大河ドラマ"から"歴史"というキーワードが思いつき、"福岡は歴史都市となりえるのか?"というタイトルで決定しました。すべてを壊して新しいものを作ることは凄く大変で勇気のいる作業でしたが、あの時諦めずに頑張ったからこそ、本番ではいい発表ができ、「面白い題材だね」と評価してもらい、優秀賞を取れたのだと思います。

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