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2011年12月27日

国家試験「総合旅行業務取扱管理者」合格体験記

現代文化学科では、旅行業界で働く際に重要となる資格「旅行業務取扱管理者」の取得をサポートするため、「旅行業務研究」という授業をおこなっています。授業を受講し、難関の試験に見事に合格した学生の体験記です。
 



大学4年間のうちに「何か将来に役立つ資格を取りたい」と思い、もともと旅行が好きで旅行業界に興味があったことが「旅行業務取扱管理者」という資格を取得しようと思ったきっかけです。

この資格には国内と総合の二種類あり、一年目で国内に合格すると二年目の総合では科目免除制度が適用されます。そこで二年生のときに、先生のアドバイスを参考にし、二年計画を立てて受験することに決めました。

勉強方法としては、「授業中にやったことはその時間に理解すること」、「与えられた課題や指定されたところは必ず解くこと」を最低限自分のルールとして決めていました。

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この資格取得にあたり私が最も苦労したことは、地理科目の点数を上げることです。私は暗記することがとても苦手なので、表に地理の問題、そして裏には答えを書いたカードを自分で作り、通学時間などの隙間時間を活用して覚えるように工夫しました。それに加えて、完璧を求めすぎないことを心がけていました。全ての科目で6割とれればよいので、あまり神経質にならずに8割以上をとることを目標に勉強をしました。

過去問題を解いてもなかなか点数が上がらずに不安になることもありましたが、試験二週間前には図書館に通って猛勉強をし、テキストや問題集をくり返し解くことで自信をつけました。そしてなにより、先生方が熱心に教えてくださったことと、自分が興味のある内容だったので、勉強がとにかく楽しいと思えたことが合格につながったのだと思います。「何かをやり遂げる」ということ、そしてそれが「成果に表れたこと」は、私の大学生活でのとてもよい経験になりました

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現在は就職活動中で、いろいろな業界を検討しているところです。たとえ旅行業界に進まなかったとしても、ここで培った知識は必ず身についているし、この経験は大学生活の中で「頑張ってやり遂げた。」と自信を持つことのできる、大きな財産になりました。(3年 坂野さん)

投稿時間:2011年12月27日 04:31 | 固定リンク

2011年12月20日

「と~く・る~む」実習便り

 臨床心理学専攻の大学院では、「と~く・る~む」という福岡女学院中・高生への心理的援助の実習を行っています。週に二日、お昼休みと放課後に開かれており、大学院生が中心となって運営しています。また、心理学科の学部生の方々にもボランティアとして参加してもらっており、中高の生徒さん・大学院生・学部生とにぎやかな場所となっています。

 活動内容は、月ごとにイベントを行ったり、一緒にお話しをしたり、ゲームをしたり、・・・。12月は一つのツリーに手作りオーナメントを飾るというイベントを行っており、生徒さん達も積極的に取り組んでくれています。

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 私たち大学院生は「と~く・る~む」という場所が生徒さんにとって楽しい空間となるように、養護教諭の先生からもアドバイスを頂きながら様々なアイディアを出し合い、日々模索しています。例えば、月に一回「と~く・る~む」の運営や在り方について養護教諭の先生や担当教員を交えて話し合う機会を持ったり、院生同士でもこまめにミーティングを行ったりと、「と~く・る~む」をどうしたら楽しい場に出来るか、生徒さんにとって「と~く・る~む」とはどんな意味を持つのかをいつも考えています。また、院生同士で連絡ノートを作り、情報交換をしたり、それぞれがその時感じた事や考えた事を書いたりと、みんなで様々な事を共有することを大切にしています。

 そうすることによって個人個人が「と~く・る~む」という場を、そこに来てくれる生徒さんにとってどういう空間にしたいかを真剣に考え、取り組む姿勢を持つ事ができ、その姿勢一つで「と~く・る~む」の在り方はどのようにも変わっていくのだという事を実感している毎日です。

 また、この「と~く・る~む」という場では大学院生・学部生は、先生でもなく友人でもない、“年の近いお姉さん”として生徒さんと接しています。そのような立場で関わることで、生徒さんがありのままの姿でいられるような、ほっと出来るような空間を作る事が出来ればと考えています。とーくるーむ111202N004N3.JPGとーくるーむ111202N002N2.JPG       

 この実習は、私たち大学院生にとって思春期の中高生の存在を身近に感じて理解を深めたり、養護教諭の先生や担当教員、学部生とのより良い連携と関係作りとは何かを学ばせていただく機会となっています。このような貴重な機会を一つ一つ大切にしながら、臨床心理士としての姿勢を学び、身につけていけたらと思います。 

(修士1年 Sさん)

投稿時間:2011年12月20日 14:22 | 固定リンク

2011年12月20日

餅つきをしました!

 12月13日に授業で学生が作った餅米で「餅つき」をしました。

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 機械ではなく、杵でつきました。学生は慣れない杵を振り上げ、つきましたが、つくたびに杵は重くなり、餅米が粘りつき、腕が重く体はきつくなりましたが、心は爽快になり、笑いが絶えない体験でした。

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 12キロを6臼に分けてつきました。

  FW餅つき111213N010N6.JPG

それを、白餅、餡餅、安倍川餅、磯辺餅、卸餅、蓬餅と6種類の餅を作りました。FW餅つき111213N014N7.JPG  FW餅つき111213N037N8.JPG

教職員、食堂の方、守衛さん方々、そして通りすがりの幼稚園の子どもたちやお母さん方にお裾分けをして、大変喜ばれました。やはり自分たちで作った餅は、特段に美味しかったです。

FW餅つき111213N038N9.JPG 日本の伝統の素晴らしさと自然の恵みの豊かさを満喫した一日でした。全員至福の時を過ごすことができました。来年を楽しみにしています。

(担当:原口)

  

 

  

投稿時間:2011年12月19日 12:03 | 固定リンク

2011年12月11日

エアライン研修の事前授業 「マナー研修」

現代文化学科の科目「観光実習A」は、東京にある航空会社研修機関でのマナー研修や羽田空港周辺の航空関係施設の見学を含めた本学科独自のエアライン研修プログラムで、将来客室乗務員やグランドスタッフを目指す学生が参加します。

実際の研修は2月に行いますが、それに備えるための事前授業が11月25日から始まりました。第1回目は、国際線乗務経験がある元客室乗務員の石田桂子先生を講師にお招きしたマナー研修でした。

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普段の大学の授業とは異なり、先生から接客の心構えについてのお話を伺うだけでなく、お辞儀の仕方や歩き方など立ち居振る舞い方を実際にご指導していただく非常に実践的な内容でした。

マナー講座を受講した学生たちは、接客の心構えや立ち居振る舞いは、普段から常に意識することの大切さについて、身をもって学ぶことができたようです。今回学んだことを生かして、2月の研修がさらに充実したことになるよう頑張っていきましょう!

投稿時間:2011年12月11日 16:49 | 固定リンク

2011年12月09日

英語教師を目指す皆さんへ No.2

期待される英語能力

今回は英語教師に期待される英語力についてお話しします。文部科学省は2003年に「英語が使える日本人育成のための行動計画」をまとめました。このなかで、教師に求められる英語力、指導力、学習者のモチベーション、入学試験のあり方など多岐にわたる改善案を提案しました。そこで示された英語力は、「英検準1級」「TOEIC730点」以上でした。

TOEICのスコアは多くの企業が参考にしていることから、年々大学生の受験者が増えています。TOEICは990点満点の試験で、海外に社員を派遣する多くの企業が730点を1つの目安にしています。一般の人にとって730点は高得点ですが、英語を使って仕事をしようと考える人にとっては、スタートラインといえるでしょう。実際には900点近くの英語力が必要です

ただしTOEICのスコアはあくまでも参考程度に考える必要があります。まず、この試験はビジネスの内容が中心です。企業で働く場合は別として、教師を目指す場合は、内容が偏っています。もう1つ問題点は、TOEICに限らずこうした試験は、基本的に「リスニング」と「リーディング」が中心です。最近TOEICは「スピーキング」「ライティング」試験も始めましたが、こうした能力をテストで測ること自体に限界があります。

それではどの程度の英語力を持てばよいのか?主観的ではありますが、「分かりやすい英語を使って授業ができる英語力」を持つということです。一般能力試験はあくまで参考として使い、試験で測りにくい英語力にも注意を払って勉強することが大切です。ことばは文化や歴史と強いつながりがあります。文化的な背景を理解することが、ことばの理解にもつながります。

次のような勉強をお勧めします。

  1. 多読:小説、新聞など多くの書物を読む
  2. 多聴:インターネットを使って英語の音声にふれる
  3. 話す:英語母語話者に限らず日本人相手に英語を話す
  4. 書く:日記をつけたり、短いエッセーを書いて表現の仕方になれる

インターネットを使うと、海外のラジオ番組をライブで聞くことができます。また、Podcastsを利用したり、YouTubeでインタビューや講義を視聴することもできます。毎日英語にふれ、文化的な背景知識を身につけることで、英語を深く理解することができます。そうした「深みのある英語力」が後ろ盾になって、「分かりやすい英語」を生徒に教えることができるのです。

客観的なスコアから始まり、最後は主観的な話になりましたが、両者をうまく使って英語力を高めることが重要です。次回はインターネット利用法についてお話しします。

投稿時間:2011年12月 9日 09:16 | 固定リンク

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