2013年10月アーカイブ
言語芸術学科の南部さんの第30回全国大学放送コンテスト本選出
http://www.nhk.or.jp/kyoto/
ふくおか県民文化祭の一環として下記の要領で上演されます。
言語芸術学科の目ざす活動のひとつに文化活動による地域の活性化があります。私たちは、昨年福岡女学院が井尻商店街に「いじ☆かるstudio」をオープンして以来、その活性化に向けて日夜取り組んで来ております。学科関係者の利用ばかりでなく、一般の方にも貸しスタジオとして利用いただいておりますので、学科スタッフにはそのためのスタジオ解錠・施錠作業があり、文字通り「日夜」の取り組みとなっています。
学生は「言語芸術ワークショップ」などの授業の一環でこのスタジオにかかわることが多いのですが、こういった授業とのかかわりでは「週1回90分の授業を15回受けて、はい2単位!」というような感覚ではとてもやっていけるものではありません。今回のように入場料をいただく演劇公演ともなりますと、なおさらです。授業時間以外のほうがかえって重要な時間になるのかもしれません。この公演にかかわっている学生さんは、そろそろ疲労やストレスをためてきているのではないかと思います。しかしながら、そういう苦労こそが将来の自分の糧になります。ぜひとも頑張っていただき達成感を味わっていただきたい。
心よりエールを送りたいと思います。
ばい。くさ。たい。「井尻商店街物語」
作・演出: 伏見武 主催「井尻商店街物語」実行委員会
日時:2013年11月2日(土)~11月10日(日) 計9公演
11月2日(土) 3日(日) 9日(土) 10日(日) 14:00開演
11月4日(月) 5日(火) 6日(水) 7日(木) 8日(金) 19:00開演
場所:福岡女学院いじ☆かるstudio 福岡市南区井尻4-2-40
入場料: 1,000円
キャスト: 魚谷桃子 国友夏子 黒木真里奈 都合美咲 中野満麻 川上咲 西村藍 山田ひなの 仲美咲 佐々木春乃 薬師寺留依 他
音響・照明: クロコブ(福岡女学院大学学生ホール管理委員会)
チラシデザイン: 岡田真希穂
制作: 柳田詩織 文屋敬 岩井眞實
協力: 福岡女学院大學 言語芸術学科
画像は稽古の風景です。
11日(金)の「映画と社会」(言語芸術学科専門科目)は福岡市フィルムコミッション主催のセミナーに参加しました。このセミナーでは映画監督細野辰興さんが福岡でロケ撮影された作品「私の叔父さん」の撮影秘話を中心に、監督自身の映画論についてお聞きしました。参加した学生は真剣に、しかしながら時には笑い、時には驚きながら話に聞き入り、最後に監督と個人的にいろいろな話をしていました。
<細野辰興のプロフィール>
映画監督。今村プロダクション映像企画、ディレクターズ・カンパニーで助監督時代を過ごし、今村昌平、長谷川和彦、相米慎二、根岸吉太郎に師事。1991年『激走トラッカー伝説』で本編デビュー。『シャブ極道』(1996)は問題作として物議を醸す一方、各種ベスト・テンを受賞。以降、『竜二 Forever』(2002)、『燃ゆるとき』(2006)など骨太な作品を連作。2010年から演劇『スタニスラフスキー探偵団』の作・演出を務めるなど創作活動の場を意欲的に広げている。最新作は公開中の『私の叔父さん』(2012)
(以上は日本映画大学HPからの転載、http://www.eiga.ac.jp/course/professor/hosono.html)
映画専門の大学でも学部でも学科でもないにもかかわらず言語芸術学科では前期後期を含めて映画業界の一銭で活躍されているプロデューサーさんや監督さんから直接お話をお聞きする機会をもうけています。今年の夏には学内で映画のロケ撮影が行われ、言語芸術学科の学生たちは美術スタッフ、ケイタリングスタッフ、エキストラとして働きました。
映画だけではありません。演劇についてもプロの俳優さんや演出家の方々から直接、指導をうける機会があります。映画や演劇について専門の学科でもないのに、専門的な勉強ができる学科は日本にはほとんどありません。今後も言語芸術学科では専門家から指導していただく機会を増やしていく予定です。
福岡女学院大学いじ☆かるstudioのFacebookページ
予告:創作劇「井尻商店街物語」
第21回ふくおか県民文化祭参加作品として、11月2日〜10日
現在、厳しい(楽しい?)稽古の真っ最中です。
福岡女学院大学人文学部言語芸術学科の学生が、スタッフ・キャス
公演が近づきましたら改めて告知します。
前期も開かれていた英語の補講「言語芸術寺子屋」が、後期も始まりました。
言語芸術学科という科名にせよ、寺子屋という補講タイトルにせよ、なんとなく今風ではないかもしれませんね。カタカナの方が一般受けはするんでしょうけど、学科の趣旨やイメージを考えると、どうしてもこんな風になってしまいます。特にこの「寺子屋」というのは、学科の持つ雰囲気にぴったりの表現なので、ある先生が強く推したんです。
学科の構想を練る際、私たちスタッフは、訓練、鍛錬、修練、道場、寺子屋といった昔の塾のようなイメージを大切にしました。学生と教師が、お互いに認め合い、尊敬し合い、仲も良い。しかし、確実に二者の間には一線があり、なあなあの関係にない。そんな関係を築けたら、きっとよい学問上の子弟関係が生まれるではないだろうか。おもしろいけど厳しい。そんな教育を目指して学科カリキュラムはつくられました。
学生はおもしろい部分にはすぐに反応します(これも大切)が、厳しい部分には近づきたがりません。まあ、あたりまえなんですが、学科の方針からするとこれでは困りますので、厳しい部分もきっちりとやっていただきます。言語芸術寺子屋はその方針にもとづく活動の一つです。
言語芸術学科が目指す学生の英語力というのは、辞書さえあれば、通常の英文学作品も鑑賞出来き、ビジネスレターも常識的に英語で書ける、そういう英語力です。ですから、確実な文法力が必要になります。確実な文法力といっても、レベル的には高校生までのもの。特に高校一年生くらいまでのものです。私は25年以上大学で英語を教えてきましたが、変な傾向を目にしてきました。それは、英語のコミュニケーションはある程度できる、また、TOEICテストなどでは高得点をとる、そんな人が意外に英語の文章を書けないというものです。例えばTOEICを800点以上とっていても、英語で文章を書いてもらうと、英語にはあり得ない形のめちゃくちゃな文章を平気で書くのです。もちろん全員ではありませんが、かなりの確率でこういう人はいらっしゃいます。将来英語を使って仕事をする、といった場合、具体的にはコミュニケーション能力のみならず、しっかりとした文法力・文章能力が必要になります。寺子屋は後者をまずきっちりと定着させようとするものです。
言語芸術学科の糸山菜月さんが「第87回全日本いけばなコンクール』に出展された作品が「福岡文化連盟賞」に選ばれました。おめでとうございます。
これからのますますのご活躍を期待しています。