2013年02月05日
「百読百鑑」レビュー 『ノルウェーの森』村上春樹 by 桃華
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2013年02月05日
投稿時間:2013年2月 5日 22:27 | 固定リンク
2013年02月05日
中氏自身の少年時代を舞台に、自伝風に綴られた作品。夏目漱石も賞賛した中氏の代表作である。
作品は前篇と後篇にわかれ、前篇には幼少期が、後篇には中学進学後の話が綴られている。身の回りの世話をしながらたくさんの愛情を注いでくれた伯母、同年代の異性達とのたわいもないやりとりなど、病弱で引っ込み思案だった少年「私」が様々な体験・経験を通して成長していく様子が描かれている。
文章の中にしばしば子どもらしい素直な表現がある。子どもの視点ならではの純粋な心情描写や写実的な擬音語などにも注目して読むとおもしろい。また、情景描写の表現が繊細で、美しい。秀逸な文章表現に想像力を掻き立てられる。中氏が綴る文章を読みながら、不思議と自分の子供時代に戻ってきたかのような懐かしさに浸ることができる。この作品を読み終えたあとには、言葉では言い表し難い静かで柔らかな感動を覚えた。
しかしこの作品は、決して「大人から見た子供の世界を描いた作品」というようには表せない。それは大人が子供の視点で書いた作品と呼ぶにはあまりにもリアルで、まるで子どもが体験したことをそのまま文章化したかのような中氏の巧みな文章表現が、読者を惹きつけるからである。漱石は、この作品で中氏を「子どもの体験を子どもの体験としてこれほど如実に描きうる人は、実際ほかに見たことがない」と絶賛した。
そんな中氏が描く「子どもから見た子どもの世界観」をじっくり堪能したあとは、朗読などの表現活動に活用することも是非お勧めしたい。私自身もこの作品を読み終えたあと朗読に取り組み、作品に対する関心・理解を深めた。主人公「私」の心情の読み取り、情景描写の想像、主人公を取り巻く登場人物の性格分析や台詞の真意など、朗読をするにあたって改めて様々な角度から作品を見つめ直す。そうすると、最初に読んだ時とは異なる「銀の匙」の新たな一面が見えてくる。
この作品を通して日本語の美しさ、秀逸な文章表現から生み出される世界観・無限の可能性を体感していただきたい。この作品を読むと、日本語、日本文学を更に好きになれる。
投稿時間:2013年2月 5日 22:26 | 固定リンク
2013年02月05日
ガリヴァー旅行記は、第一篇~第四篇からなるレミュエル・ガリヴァーの旅行記だ。
旅行記では、ガリヴァーは航海術やいろんな数学の分野、医学を勉強し、多くの航海で船医として船に乗っていた。
ガリヴァーが訪れた国は、リリパットという小人国、ブロブディンナグという大人国、ラピュータという空飛ぶ島、日本など。どの国もそれぞれ違いかわった国ばかりだ。だが、すべてに共通するところがある。それは、ガリヴァーが国や島に上陸するまでに、暴風雨に遭い、船が押し流されたり、船が真っ二つに壊れてしまったり、浸水したりと事故が起こるところだ。第三篇には、海賊に見つかってしまう。その海賊船の中には、日本人の船長も出てくる。
よく知られているのは第一篇の小人国のリリパット国の話だと思う。その話には、スウィストの思いが込められていると思う。話の中で、リリパット国とプレフスキュ国は、些細なことで戦争をして対立していた。そのことから、些細な出来事が大きな闘争になるということを、伝えたいのだと思う。
また、第四篇では、ガリヴァーの祖国のイギリスことが多く語られている。
このように、第一篇から第四篇ひとつひとつ著者のスウィストの思いが、物語として国々で起きている。
ガリヴァー旅行記は、各篇話の内容が全く違うので、楽しめると思う。
いろんな形で、映画化もされていて、子どもから大人でも面白くなれ、ガリヴァー旅行記の世界観を想像できると思う。そして、日本のことも書かれていて、自分が住んでいる国のことがかかれていて、とても親近感がわいた。
投稿時間:2013年2月 5日 18:40 | 固定リンク
2013年02月05日
大分県豊後大野市の地域活性化について調査研究を進める豊後大野市活性化プロジェクト。1月下旬に学生13名が豊後大野市を訪問しました。1日目はまず、3つの班に分かれて地域の魅力を視察しました。詳しくは現代文化学科Facebookにて。http://www.facebook.com/fukujogendai#!/media/set/?set=a.415153751901035.97173.336851746397903&type=1
投稿時間:2013年2月 5日 01:26 | 固定リンク
2013年02月02日
「言語芸術学科」学生主催のネットラジオ局スタートのお知らせです。(本格的なスタートは4月になります。)これ、「21世紀型」アプローチの一つです!!
現在すでに数名の学生さんから参加表明の連絡をいただいております。いや、すごいなあ。正直なところ驚いております、はい。やはりこの学科の学生さんは、クリエイティブな活動に興味があるんでしょう。
今月か来月には、何か学生さんと発信したいなとおもっています。
とりあえず、こちら↓のブログを時々見に来てくださいませ。
「言語芸術学科ネットラジオ局ブログ」
投稿時間:2013年2月 2日 22:40 | 固定リンク