2013年07月12日
7月8日 「田植え」をしました
「フィールドワークF(いのちと水)」の授業で、餅米の田植えをしました。当日は晴れで助かりました。学生たちは小学校の時にやったことがある人がいましたが、多くが初めてでした。植え方は昔ながらの「手植え」です。慣れない田植え足袋(膝下まである二股のゴム長靴)を履き、腰をかがめて、全員横一列に並び、片手に苗を10束ほど抱え持ち、もう片方の手で苗を一束千切って立ち、掛け声と同時に、田圃の幅一杯に張られた紐につけられた黄色印の所に、一束づつ植えていきました。その指導はJA福岡市日佐青年部の方々にしていただきました。田圃の面積は1000平米(1反)です。
学生は初めは田圃のぬかるんでいる土にふくらはぎが半分近くズブズブと入り、足を取られます。その結果上体がふらつき、バランスを壊します。そのため二人が見事に尻餅をつくハプニングがありましたが、そのことで笑いが起こり、和やかな田植えになりました。学生はやり始めると徐々に慣れて、手つきも良くなりました。それにつれて「苗下さい!」という声も力強くなり、頼もしくなったのには感心しました。
このように学生は苦労しながら、全身を使って、田植えをしました。やり終えてやっと腰をゆっくりと伸ばすことができました。残念ながら今年は最初の水遣りが足らず、苗として使えたのは3割で、後は近隣の小学校の残った苗を使わせてもらいました。ここに感謝いたします。また時間の関係から半分は「機械植え」をしてもらいました。従って「手植え」と「機械植え」の違いが一目瞭然です。機会があればご覧ください。田圃は福岡市立日佐中学校の体育館側の所です。10月の「稲刈り」が楽しみです。今年も200キログラム以上の収穫をと願っています。
(担当:原口)