教員コラム3 「日本語教育のための映像研究会」 守山惠子

Column3 「日本語教育のための映像研究会」

 

私は、日本語教員養成コースの日本語教育科目を担当しています。このコースでは、日本語を母語としない人に日本語をどう教えるかということを学びます。また、日本語教育科目の他に、留学生のための日本語科目のコーディネートとその中の一科目も担当しています。昨年、九州内で日本語教える仲間8人と、留学生のための日本語教材としての映像作品のことを様々に議論するために、「映像研究会」を立ち上げました。まだ、小さな仲間内の会ですが、議論の成果を積み重ねていきたいと思っています。

映像作品として取り上げるのは、映画やテレビ番組です。範囲が広いですし、教師それぞれが担当している日本語科目の性格も、学生の日本語レベルも違いますので、議論のポイントが絞りにくいこともありますが、先日は「三丁目の夕日」を授業で扱った先生方の報告を中心に、話をしました。

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私は、福岡女学院大学で担当している科目が「会話」を主にした科目で、他の先生が担当される「聴解」を主にした科目で映像が扱われることが多いため、今現在はあまり映像を使うことがないのですが、前任校では、方言を学んだあとに、その方言が使われている映画を見るという使い方をしていたこともあります。博多弁を学びたいとしたら、どんな映画がお勧めでしょう。

写真は、「夕日」つながりで、エーゲ海の夕日です。今夏、フィールドワーク現代Cに参加して、学生たちと一緒にトルコ、ギリシャの旅をしてきました。(守山惠子)