6月29日、私たちは九州国立博物館を訪れました。
九博は日本の国立博物館の中で比較的新しい建物で、耐震や、自然との一体化を狙った構造をしていました。
活動は、前半に常設展の観覧、後半にバックヤードツアーが行われました。常設展では、展示の特徴や工夫をメモを取りながら回りました。展示方法も様々で、博物館側の意図を感じるつくりでした。
後半のバックヤードツアーでは、館内の説明をして頂いたり、普段はふれることのできない作品の修理場や保存庫を見せて頂きました。
九博では、多くのボランティアの方が博物館の運営を支えており、ツアーの中でもお世話になりました。九博は市民が守る博物館でした。修理場や保存庫にも様々な工夫があり、多くの人の知恵が生きているのを感じました。特に、修理の技術は昔ながらの方法が受け継がれ、作品を大事に守っているようでした。
後日、「ワークショップA」の授業で、私たちは班ごとに分かれ、今回の訪問についてまとめ、発表をしました。話し合いの中で、皆、普段気づかずにいた展示側の意図や工夫に目を向けたことが分かりました。今回は観覧者として博物館や展示品を拝見しましたが、この先、私も製作をする立場になりたいと思っています。
この活動で私は、製作側がどういうものか少しは学べた気がします。今後も授業活動等を通じて、製作の立場を学んでいきたいです。
(メディア・コミュニケーション学科1年 K.Tさん)