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国際キャリア学部 国際キャリア学科 国際キャリア学科 Today

2013年12月17日

グローバル・キャリア発見の旅 (第1章)
「ピンチであればあるほど、チャンスに変えることが重要!」

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今回は、コーチ・ジャパン、シニアヴァイスプレジデントの倉田浩美さんにお話を伺いたいと思います。
倉田さんは米国大学留学やコンサルティング会社勤務などを経て、2002年コーチ・ジャパンに入社され、現在コーチ・ジャパンのマーケティング統括責任者として活躍されています。
本学の卒業生でもある倉田さんには、11月に国際キャリア学部新設を記念して行われた「国際キャリアセミナー:女性が世界を舞台に活躍する」でもパネリストとしてお話をしていただきました。


20131217_02.jpgQ:11月のセミナーでは、まさに「世界を舞台に活躍する女性」を思わせる華麗なプレゼンでした。あのような形でお話をされる機会は多いのでしょうか?
そうですね。コーチは、女性が活躍する機会がたくさんあるグローバル企業です。
常に進化するコーチでは、社員へきちんとマーケティング戦略を伝えていくことも重要な役割ですので、社内でのプレゼンテーションの機会も多くあります。
また、社外でもコーチのブランドやマーケティング戦略についてお話しをさせていただく機会を頂いております。


Q:倉田さんは本学の卒業生です。どのような学生時代でしたか?
学生のときから英語は好きでした。
また、ワンダーフォーゲル部の部員で、よく登山やトレッキングをしました。北アルプス縦走10日間も経験をし、15キロほどのリュックを担ぎ、夜はテント泊、また次の朝起きて山歩きを続ける。体力と精神力はつきました!


Q:そう言えば、セミナーの日も、前日ニューヨークから帰国したばかりという倉田さんでしたが、そんな疲れなど全く見せないパワフルなプレゼンでした。
好きな言葉、座右の銘は?

「ピンチはチャンス」です。私がコーチ・ジャパンに入社したときも、最初からレールが敷かれていた訳では決してありませんでした。コーチの日本での事業展開にどうしても関わりたいという強い思いがあって、行動を起こしたからこそ。コーチへの入社が実現したのでした。
長い人生において挫折はあります。ピンチであればあるほど、チャンスに変えることが重要です。頑張れば、夢は必ず叶います。そして一生懸命でいること、それが大切だと思います。


Q:「海外で働きたい、或は英語を使って仕事をしたい」という将来の希望を持つ高校生、大学生にメッセージをお願いします。
海外に出る事で自分の可能性は大きく広がります。
その際、英語が使える事は必須でしょう。例えば、コーチでは中国をはじめ25か国以上でビジネスを展開していますが、母国語が英語でない中国などの海外のスタッフとコミュニケーションを取る手段は英語です。
英語ができることによって、ビジネスの世界での活躍の場が広がります。とにかく自分の興味がある分野を、自分の可能性を信じてとことん追求してください。その先には必ず可能性が広がっていきます。夢に向かって頑張って下さい!

投稿時間:2013年12月17日 10:42 | 固定リンク

2013年12月12日

「国際協力」の魅力、それは誰かの役に立てること、
そして誰かに喜んでもらえること

今回は、ICDの学びの3分野の一つである「国際協力」について、ICD学科長の南川教授にインタビューしたいと思います。

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20131212_01.jpgQ1: 「国際協力」について、現在先生が関わっている活動について教えて下さい。
現在、アジア教育開発という団体で主にカンボジアの二つの孤児施設への就学支援を行っています。
その他にもスラムの学校や子供病院に文具や衣類などの支援も行っています。
また年に一度スタディー・ツアー行っています。このツアーではカンボアジアの孤児施設でボランティア活動を行ったり、ポルポト時代・内戦時代を垣間見ることができる施設を訪れて関係者から講義を受けたりもします。もちろんアンコール遺跡も訪ねます。
後半は歩いて国境を越えてタイに入ります。タイでは旧日本軍が捕虜を使って鉄道橋を建設し、映画にもなったカンチャナブリまで足を伸ばします。ミャンマーとの国境ではエレファント・キャンプも訪ねます。
ほんの二週間の旅ですが、参加者は多くを学びます。


Q2:「国際協力」との出会いは?
  (どのようなきっかけで、活動に従事するようになったのですか?)

最初のきっかけを作ってくれたのはフィリピンでした。
交換留学の問題解決のために訪れた大学で「平等とは何か」を考えさせられました。

「日本人の学生にはフィリピンに行く飛行機代も寮費も大きな問題ではないかも知れないが、フィリピン人の学生にとっては大問題だ」
「そっちから見た平等は、こちらにとっては平等ではないことだってある」

こう言った大学の学長さんは、タイに行くように薦めてくれました。
ある人物の名前と電話番号を持たせて...。
その人物は私の親友になりました。もう30年近くも前のことです。
彼は貧しい家庭に生まれ、本人の努力と周囲の援助で医者になります。すぐに故郷に戻って医療活動を行います。この活動には様々な国から支援や賞が与えられました。
その後、政治家になり、文部大臣や外務大臣も勤めましたが、いつまでも貧しい村医者で農村開発実践者です。
カンボジアの支援を始めたのは10年程前ですが、これも彼と二人で決めたことでした。


Q3: 先生にとっての「国際協力」の魅力とは?
自分が必要とされていることを感じることができることです。人にとっては誰かの役に立てること、誰かに喜んでもらえることが何よりも嬉しいことだと思います。
そして日本では考えもしなかったことを知らされたり、考えさせられたりすることです。「正しい」という判断も立場によって変わるのだということもイラクのバクダッドで知らされました。
私たちにとってのバイブルとも言うべき言葉があります。
それはDr. James Yen の言葉ですが、

Go to the people
Live among the people
Learn from the people
Start with what they know
Build on what they have
Teach by showing
Learn by doing
Not a showcase but a pattern
Not odds and ends but a system
Not relief but release
Of the best leaders
When their task is accomplished
The people all remark "We have done it ourselves"

そして、これは私の親友の口癖 "To lead is to Serve." "To lead is to follow."


Q4:高校生、大学生の皆さんへのメッセージをお願いします。
自分の生きる道を見つけてください。そのためにはたくさん知らなければなりません。
沢山経験をしてください。たくさん本を読んでください。
1人が経験できることはほんの僅かだけれど、本を読むことでその中の人物と同じ経験をしたり、同じように悲しんだり、喜んだりすることができます。そうして人生は豊かになって、優しい人になることができると思います。
いい人になってください。たくさん疑問を持って下さい。たくさん考えてください。
世界がもし100人の国だったら、大学に行ける人は1人だけ。70人は字が読めません。


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投稿時間:2013年12月12日 10:57 | 固定リンク

2013年11月27日

グローバル・キャリア発見の旅 (序章)

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皆さんは国際的な仕事というとどんな仕事を思い浮かべますか?
前回シリーズの中で山口教授は、「私たちがよく耳にする分野以外にも様々な分野でグローバル化が進んでいる。」と言っていました。一口に「国際的」と言っても、色んな仕事があるようです。
このシリーズでは、ビジネス、貿易関係、国際協力その他、色々な分野で活躍されている方に登場して頂き、お仕事の内容や今後の展望などについてインタビューします。
もちろん高校生や大学生の皆さんへのメッセージもしっかり頂きたいと思っています。
どうぞお楽しみに!


ICD(国際キャリア学科)は、英語力とビジネスの知識、
そして行動力を武器に世界のビジネスシーンで活躍できる人材を育成します。

投稿時間:2013年11月27日 16:29 | 固定リンク

2013年11月18日

企業からみたインターンシップ(part2)

20131114_02.jpg今回は、山口先生(JETROからこの10月に本学に就任)に、
「企業から見たインターンシップ」というテーマでお話を伺います。


Q:インターンシップは、実務を学ぶなど学生には大きなメリットがありますが、企業側にはどのようなメリットがあるのでしょうか?

山口:まず、自社の広報と人材の発掘ということがあります。インターンシップは採用の手段ではありませんが、学生に向けて自社を効果的にPRするとともに、学生側の考えを知り、その資質を見極めることで新卒採用の際の参考にすることができます。


Q:学生と企業、双方にメリットがあるのですね。

山口:はい、また職場の活性化ということもあります。学生とのコミュニケーションを通じて、新鮮な考えを吸収することで、社内の雰囲気や組織の活性化につなげることができます。


Q:会社の役に立つのだと思うと、学生には大きなやりがいになりますね。他にもありますか?

山口:社員のマネジメント能力の向上です。若い世代の社員にインターン生を担当させることなどを通じて、そのマネジメント能力の向上を図ることができます。


インターンシップは学生にとって実社会での経験を積むチャンスであるばかりでなく、受け入れ先の企業側にとっても様々なメリットがあるわけですね。
 
 

ICD(国際キャリア学科)は、高度で実践的な英語力を武器に世界のビジネスシーンで活躍できる人材を育成します。

投稿時間:2013年11月14日 11:25 | 固定リンク

2013年11月14日

企業からみたインターンシップ(part1)

20131114_01.jpgICD(国際キャリア学科)では、3年次に国内外のインターンシップ(「Business Internship I/II」)を専門選択科目として設けています。
さて、このインターンシップですが、先日の国際キャリアセミナーにおいて、倉田浩美氏(コーチ・ジャパン合同会社マーケティング部シニアVP)はパネルセッションで次のように語っておられました。

「外資系の会社は即戦力となる人材を採用する傾向にあるので、在学中にインターンシップなどの実務経験を積むことが大切。」

そこで、山口先生(JETROからこの10月に本学に就任)に、「企業から見たインターンシップ」というテーマで、次回はお話を伺います。お楽しみに!


ICD(国際キャリア学科)は、高度で実践的な英語力を武器に世界のビジネスシーンで活躍できる人材を育成します。


 

 

 

投稿時間:2013年11月14日 11:19 | 固定リンク

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