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国際キャリア学部 国際キャリア学科 国際キャリア学科 Today

2013年11月06日

女性が世界を舞台に活躍する

女性が世界を舞台に活躍する


国際キャリア学部創設記念として11月2日(土)に、『女性が世界を舞台に活躍する』と題して、国際キャリアセミナー(於:電気ビル共創館)が行われました。
久保田勇夫氏(西日本シティ銀行頭取)と川端清隆教授による基調講演と、倉田浩美氏(コーチ・ジャパン合同会社マーケティング部シニアVP、本学短大卒)を加えて行われたパネルディスカッション(モデレーター:細川博文教授)から、高校生の皆さんに是非お伝えしたい大切なメッセージをいくつか拾ってみました。


【川端清隆教授】

■グローバル社会の今、性別を問わず実力さえあれば自由に職業を選べる可能性は
 無限に広がった。
■国際化の中、国際語である英語の習得は必須だが、「何を伝え」「何をなすのか」、
 4年間で国際交流の本質を学ぶことが必要だ。


【久保田勇夫氏】

■「国際社会で活躍するためにはどうすべきか」は「日本で活躍するためにどうすべきか」
 と同義語に近い。
■国際化社会で活躍する人の要件は、
 1)自己が確立している
 2)自分の国(日本)のことを良く知っている
 3)自分の専門分野で優れている
 4)英語が使える
 の4つである。


【倉田浩美氏】

■外資系の会社は新卒を雇わないため、在学中にインターンシップなどの実務経験を
 積むことが大切だ。
■ビジネスの世界では、英語ができればアジアやヨーロッパでも仕事ができる。
 例えば、ルイヴィトンでは本社のフランスでも公用語は英語である。
■「夢は叶う、一生懸命が大切!」


最後の倉田さんの言葉は、これから世界へと飛び出そうとする皆さんに送られた熱いエールでもあります。どうぞその日を夢見て、「今日の努力」を続けて下さい。


ICD(国際キャリア学科)は将来グローバルなシーンで活躍したいという皆さんが、
英語の実践的スキルを身につけ、専門的な知識を学び、行動力と思考力を鍛えていく
お手伝いをします。

投稿時間:2013年11月 6日 09:31 | 固定リンク

2013年11月01日

国際ビジネスの魅力(Part 4)

女性が活躍する場はますます拡がる


この10月にJETRO(日本貿易振興機構)より就任した山口直彦教授に、
国際ビジネスの魅力や海外赴任業務についてインタビューしたいと思います。


Q:今後、どのような場面で日本の女性に活躍して欲しいと思われますか?
山口:私が以前赴任していたイラクのように国によっては女性が仕事をするのが難しいところも確かにありますが、基本的にはジェンダーは関係ないかと思います。APECなどの国際会議に出ると日本と韓国の席だけは男性がほとんどで、何か黒々としています。男性中心では発想も偏りますし、海外と関わる仕事にもっと多くの女性に携わっていただければと思っています。

Q:海外に関わる仕事にも色々ありますが、具体的にはどのような分野でしょうか?
山口:例えば、日本でも海外でも主に消費するのは女性です。多くの日本企業が海外市場の開拓に取り組んでいますが、機械類などは別として、家電製品や衣料、食品、雑貨などの製品開発やマーケティングに際しては女性の視点が不可欠だと思いますし、女性が活躍する場はますます拡がると思っています。

Q:海外を視野に入れて仕事をしたいという高校生の皆さんに、メッセージを。
山口:これは海外でも国内でも同じですが、一歩、先に踏み出す勇気やチャレンジ精神が大事だと思います。また、先日、出席した大学の礼拝で「生きている魚」と「死んでいる魚」というお話を聞きました。「生きている魚」はじっとしているように見えても流れのなかで常に体を動かし続けているということでした。常に自分の夢を持ち、目標を持ち、努力を続けていくと、たとえ目指していたことがそのままかなわなくても何らかにつながっていくと思います。


次回は、11月2日(土)に国際キャリア学部創設を記念して開かれる
国際キャリアセミナ―「女性が世界を舞台に活躍する!」の報告をお送りします。


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カイロのムハンマド・アリー・モスク(イスラーム寺院)、2012年


ICD(国際キャリア学科)は将来グローバルなシーンで活躍したいという皆さんが、
英語のスキルを身につけ、専門的な知識を学び、行動力と思考力を鍛えていくお手伝いをします。

投稿時間:2013年11月 1日 09:25 | 固定リンク

2013年10月28日

国際ビジネスの魅力(Part 3)

しなやかな女性たち

今回も、この10月にJETRO(日本貿易振興機構)より就任した山口直彦教授に、
国際ビジネスの魅力や海外赴任業務についてインタビューしたいと思います。


Q:日本人女性も、アジアや中近東で活躍していると聞きます。
山口:先月まで駐在していたトルコでは多くの日本の女性が活躍していました。

Q:どのような分野でお仕事をされているのでしょう?
山口:国際的な会計事務所で日本企業との窓口になっている方もいれば、大使館での研修を経て大手自動車メーカーに就職した方もいました。また、トルコのタイル装飾技術を学びながらタイル教室を開いている方、総合商社の総務部門で活躍している方もいましたし、英国留学を経て学校で英語を教えている方などなど。

Q:様々な分野で活躍しているのですね。
山口:皆さん非常に輝いていました。海外で活躍している女性というと、とんでいるイメージがあるかもしれませんが、皆さんごく普通の方々でした。
あえて言えば、無理がなく、しなやかな女性という印象を持っています。


これから社会に出て行く若い人たちにとって、大変勇気づけられるお話です。
続きをまた、次回お聞きしたいと思います。


IICD(国際キャリア学科)は将来グローバルなシーンで活躍したいという皆さんが、
英語のスキルを身につけ、専門的な知識を学び、行動力と思考力を鍛えていくお手伝いをします。


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エジプト、アレキサンドリアのバザールの人たち(1992年)

投稿時間:2013年10月28日 11:21 | 固定リンク

2013年10月17日

国際ビジネスの魅力(part 2)

極限状態の中でも、温かく接してくれたことが
今でも忘れられません

前回に引き続き、この10月にJETRO(日本貿易振興機構)より就任した山口直彦教授に、国際ビジネスの魅力や海外赴任業務についてインタビューします。


Q:山口さんは先月までトルコにいらっしゃいました。
山口:はい、トルコでは、トルコと日本との経済連携協定の締結に向けた仕事にも携わっていました。

Q:これまでどんな国で仕事をされてきたのですか?
山口:駐在した国はイラク、英国、エジプト、インドネシア、トルコの5カ国です。このほか短期の出張等で、約100カ国を訪問しました。写真は1990年代末のアジア通貨危機の後に訪問したタイ(左)とミャンマー(右)で撮影したものです。

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Q:その中でも、最も印象に残った国はどこでしょうか?
山口:どの国もほぼ同じように印象に残っていますが、一番強烈な印象があるのはイラクです。イラクに駐在したのは20代半ばの時でしたが、ちょうどイラン・イラク戦争が終わり、湾岸危機・戦争が始まった頃でした。友人になった同世代のイラクの人たちが極限状態の中でも朗らかに、そして温かく接してくれたことが今でも忘れられません。

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Q:この写真はその頃のものですか?
山口:はい、1990年にイラク南部のイランとの国境近くで撮影したものです。国境警備の兵士はもう何年も兵役についていて、早く仕事や学校に戻りたい、結婚して家族を持ちたいなどと話していました。

Q:赤い服の女性がいます。
山口:秘書のイマンさんです。彼女は私の初めての海外駐在をいろいろとサポートしてくれました。素敵な女性だったので彼女を目当てに数多くの男性が事務所を訪ね、おかげで私も多くの友人を得ることができました。


興味深いお話を有り難うございました。
予定を変更して、次回も山口先生のお話を伺いたいと思います。お楽しみに!


ICD(国際キャリア学科)は将来グローバルなシーンで活躍したいという皆さんが、
英語のスキルを身につけ、専門的な知識を学び、行動力と思考力を鍛えていくのを
お手伝いをします。

投稿時間:2013年10月17日 11:37 | 固定リンク

2013年10月11日

国際ビジネスの魅力(Part 1)

国際ビジネスは大きな可能性を持ったフロンティア

今回と次回は、この10月にJETRO(日本貿易振興機構)より就任した山口直彦教授に、国際ビジネスの魅力や海外赴任業務についてインタビューします。


20131011.jpg Q:JETRO(ジェトロ)とは?
山口:JETROは貿易や海外投資など、日本企業が海外とビジネスをする上で、そのお手伝いをする、政府の機関です。

Q:日本の企業が海外でビジネスをする上でのコンサルティング役ということですね。
山口:はい、日本国内では39ヶ所、海外では73ヶ所に事務所があります。国際見本市への出展などの商談の機会の提供や自由貿易協定(FTA)や経済連携協定(EPA)など貿易・投資をやりやすくするための制度の整備などにも関わっています。

Q:国際ビジネスについてどのようにお考えですか?
山口:今年に入ってから日本の経済は好転してきていますが、依然として就職状況は厳しいのが実情です。でもこうしたなか需要が高まっている分野があります。それが国際ビジネスや国際業務を担う人材へのニーズです。というのも、多くの日本企業が国内市場の縮小を背景に、海外での、また海外と関わる事業の拡大を目指しているからです。

Q:どのような分野においてでしょうか?
山口:国際ビジネスというとすぐに思い浮かべるのは、総合商社や自動車メーカーといった企業です。しかし、実は、これまでは国内業務がほとんどだった流通(小売店など)や保険、農業、食品、さらには教育(学習塾など)、医療・介護、自治体(県庁や市役所)などにも、グローバル化は拡がっているのです。

Q:グローバル化は様々な職種において進んでいるわけですね。
山口:はい。ですから、各企業が海外ビジネスを展開するに際して大きな課題となっているのが人材の確保、特に先進国以外でも活躍できる人材の確保です。すなわち、国際ビジネスは大きな可能性を持った分野、フロンティアであるといえます。

(次回につづく)
 

ICD(国際キャリア学科)は将来グローバルなシーンで活躍したいという皆さんが、英語のスキルを身につけ、専門的な知識を学び、行動力と思考力を鍛えていくお手伝いをします。

投稿時間:2013年10月11日 09:57 | 固定リンク

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