「百読百鑑」レビュー 『スティング』 by belle

 

1936年、シカゴ近郊のダウンタウン。若いイカサマ師ジョニー・フッカーは、ある日、誤って、大物のギャングロネガンの手下から金を騙し取ってしまう。この事件がきっかけになり、ジョニーの友人ルーサーが殺されてしまう。ジョニーは、復讐は詐欺でやると心に決め、ヘンリー・ゴンドーフの力を借りながら、ロネガンをひっかけることにする。ギャング、詐欺師、警察、FBI、謎の女。絶妙な脚本で話が進んで行く。この映画に関してはネタばれできないので、これ以上の内容は書けない。

『どうせやるなら、大きく騙せ!愛すべきイカサマコンビ、一世一代の大賭博!』というキャッチフレーズに惹かれて、手に取った。実際に観てみると、キャッチフレーズ通りでドキドキハラハラがとまらない。誰もが聞いたことがあるだろう60年代の音楽やノスタルジックな雰囲気が、緊張感溢れるスリル満点なシーンに絶妙にマッチしている。寒さの残るこの季節、家族みんなでこたつに入り、詐欺師のスリルを味わってみてはいかがたろうか。

百読百鑑レビュー これは2013年度入学の言語芸術学科の学生さんが、「百読百鑑」リストから作品を選び、その選んだ作品について書いたレビューです。

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