ウィリー・ウォンカが作るお菓子は子供たちの心をつかんで放さない。ある冬のこと、誰も出入りしたことのないチョコレート工場を見学できる権利を、世界中の子供たちの中から5人抽選すると発表した。世界中で販売される板チョコに、ゴールデンチケットが無作為に同封されているという。しかも、その中から一人特別賞をもらえるという。世界中は大騒ぎ。主人公のチャーリーは誕生日プレゼントチョコにも、おじいちゃんからもらったお金で買ったチョコにもゴールデンチケットが入っていない。だがチケットはどんどん減っていき残り一枚となった。ある日、偶然道で拾ったお金で板チョコを買うと、そこにはなんとゴールデンチケットがはいっていた
チケットが当たった5人の子供たちにはどんな驚きが待っているのだろう。
ウィリー・ウォンカのチョコレート工場は、とても楽しくて不思議な工場だ。。ミント風味草のフィールド、チョコレートの滝。発明室では溶けないキャンディ、ナッツの部屋では賢いリスたちを発見。ガラスのエレベーターやテレビの部屋。
夢のような話で、あっという間に時間が過ぎていく。自分自身が工場見学をしているような気持になる。途中は笑いも少々あるが、結末は感動的で涙もそそられる。チョコレートが好きな人にはたまらない作品である。