シャローム、大島です。

似顔絵加工用-1.jpg言語芸術学科、大島です。冒頭のカタカナは、聖書の中で人々が使ったヘブライ語での挨拶です。翻訳すると「平和があるように」ですが、朝なら「おはよう」、昼なら「こんにちは」です。私は大学付牧師、宗教主事、チャプレンですので、こんな挨拶にしてみました。言語芸術学科でもキリスト教に関係する講義、宗教と文化を担当します。また日本語トレーニングや言語芸術ワークショップでもキリスト教を軸にして一緒に勉強したいと願っています。

キリスト教、あるいは宗教と言うと、「恐ろしい」「怖い」「ヤバイ」(最近日本語としての意味合いが変りつつありますが…)とか反対に「敬虔」「清らか」「真面目」「道徳的」というイメージがあるかもしれません。ですが私の講義ではそういった印象を前提にしながら、現在の私たちの生活や文化に溶け込んでいる様々な宗教的要因を確かめていきます。とりわけ私の専門はキリシタン研究ですので、しばしば大河ドラマや時代劇の舞台となる室町・戦国・江戸時代の歴史研究も内容に多く含まれます。歴女(れきじょ)の方々には興味深い項目も多くあると思われます。趣味の時代劇鑑賞、お城めぐりも実益を兼ねたものになっています。言語のジャンルでは、不思議に思うかもしれませんが、戦国時代の日本語から、同じ時代に日本にやってきたラテン語、ポルトガル語を始め、沢山の言語要素を扱います。体系的ではありませんが、それらの言語に触れることで、言葉の豊かさを知ることができると信じています。言葉の力を一緒にたっぷり味わってみましょう。

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百読百鑑レビュー これは2013年度入学の言語芸術学科の学生さんが、「百読百鑑」リストから作品を選び、その選んだ作品について書いたレビューです。

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