はじめまして。道行です。

michi.bmp英語担当三人組のひとりです。この三人組は、イギリスおたくチーム「アップアップロード」という名前であちこち出没していますので、みなさんにもどこかでお会いできているかもしれません。

専門はイギリス演劇です。シェイクスピアや中世の時代など、古いものに興味があります。研究室にはシェイクスピアの人形があちこちに。はい、かわいいものを集めるのも好きです。それから、コスチューム・プレイが好きです。コスプレ?!いえいえ、いわゆる西洋版「時代劇」です。ヨーロッパを舞台にした歴史映画が好きで、よく観ます。豪華なセットや衣装にウットリしながら、ちょっとしたタイムトラベル気分です。授業でも映画を使って歴史や社会を考えるということをよくやります。

最近思うのが、今と昔と、どっちに生まれたほうが幸せだったかな、ということです。テクノロジーはどんどん進んで便利なものが増えてます。先日妹の家に遊びに行ったら、お掃除ロボットがウィーンとうなりながら部屋を行ったり来たりしてました。掃除洗濯家事全般、いつかは全部ロボットがやってくれるようになるんだろうなぁ。だけど、それで私たちの幸福度が上がっていくのかというと、どうも違うような気がするんです。飯ごうで炊いたご飯は、多少こげていてもおいしい。手縫いのマフラーの方が、買ってきたのよりあたたかい気がする。手間や苦労をかけると、そのぶん目に見えない価値が増すように思えます。

言語芸術学科は、苦労を喜んでするという人にぴったりのところです。なぜって、この学科は「苦労が人をつくる」というスタンスをバーンと前面に押し出しているからです。泊り込みで勉強したり、名文を丸暗記したり、汗を流して舞台づくりをしたり。そういう苦労を積み重ねて、「目に見えないけれど大切なもの」をたくさん見つけて、幸せな人になろうじゃありませんか。私も学生と一緒に泥臭いことをどんどんやっていきたいです。そういう私の趣味は土いじり。さっそく、今からいじ☆かるの草刈りに行ってきます!汗を流したあとのティータイムがたまらないんですよね♪

百読百鑑レビュー これは2013年度入学の言語芸術学科の学生さんが、「百読百鑑」リストから作品を選び、その選んだ作品について書いたレビューです。

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