言語芸術学科で「詩のスタイル」、「名作を読むⅠE」、「イギリス文学Ⅰ・Ⅱ」などを担当する上村忠実です。専門はイギリス文学で、特に詩を研究しています。
イギリスで生活することが趣味で、まとまった時間が取れると、すぐにイギリスに飛んでいます。昨年は、なんと毎月、イギリスに滞在しました。イギリスで何をしているかというと、優雅にお茶を飲みながら、本を読み、授業のこと、論文のことなどを考えています。観光客としてではなく、一般庶民として生活しているので、日常生活のなかで見たり、聞いたりして考えることが、自分の財産になっています。授業では、自分の体験をふまえながら、日本とイギリスを比較して、わかりやすく話すことを心がけています。外国の文化や文学を学ぶのに、日本にいて本からだけの知識や情報を集めても、それは借り物で、どうしても限界があります。ですから、時間とお金はかかっても、できるだけ現地で生活するようにしているのです。
言語芸術学科では、3年生は全員、国内か海外でフィールドワークを行います。海外でのフィールドワークは、イギリスで行われます。エディンバラ、マンチェスター、ロンドン、そして湖水地方、ハワース、ストラットフォード・アポン・エイヴォンなど、一度は訪れてみたい町を、学問的に掘り下げながらご案内します。