言語芸術学科で、「シンキングゲームⅠ」「英語ボキャブラリービルディングⅠ Ⅱ」「小説のスタイル」などを担当する上田です。学科は、日本語と英語両言語を取り扱いますが、私は英語担当です。
専門は、小説の文体研究で、一般には「文体論」とか「スタイリスティックス」とか呼ばれる分野です。伝えたい内容がありそれを文字にすると、意識的、無意識的に、表現の中に一種の一貫性が生まれることが多いのです。小説や詩にはそういった一貫性が暗号のように埋め込まれている場合があります。ですから、私が小説を読む場合、そういった暗号解読のような視点から読んでいることもあります。ときどき解けないパズルを目の前に泣きたいような気持ちにもなりますけど、自分の思考力の限界や可能性が見えて、結構おもしろいですよ。「小説・演劇・詩歌・映画など、言語を表現手段とする芸術を21世紀型の新しいアプローチでとらえます」という言語芸術学科には、ぴったりの専門分野のように思います。
さて、私のような年寄りには、健康管理がシリアスな問題になってきます。先日もひょっとしたら脳梗塞の兆候が出てきたんじゃないかと、脳のMRI検査をやっていただいたところ。結果はいたって健康な脳だそうでよかった、よかった。元気があれば何でもできる!と誰かが言ってますが、本当にそうで、何をするにもまず健康が第一。これを実感する今日この頃です。
というわけで、最近料理にはまっている私を漫画カメラで一枚: