10月7日~12日まで、福岡・天神の岩田屋で行われた池坊展の学生華道に出展させていただき、たくさんのことを感じることができました。
10月7日からの出展のため、私たちは、前日に花の生け込みを行いました。私が生けた花々は、秋のものが多く、とても風情を感じることができました。使った花材は、セイバンモロコシ、コスモス、つるうめ、アオキです。当日は、前期に学習したことを思い出しながら、どの角度が一番綺麗に見えるのか、左右のバランスや奥行きなどを考えながら生けました。また、コスモスなどは色合いに配慮し、綺麗なピンクを生かせるように工夫しました。そして、水際に緑を生けることによって、全体が締まるということも、前期の授業の中で学習したため、それをいかしてアオキで締めました。今回の作品のテーマは「秋」だったため、前期の授業で身に付けた、知識や技法を最大限に生かし、優しさに満ちた自然界の秋を表現しました。
今回、池坊展に出展する機会をいただき、貴重な体験ができました。日本の伝統的な「生け花」に触れ、慌ただしい日常生活の中で、ゆっくりと花と向き合い、自分の心を豊かにすることができました。
今後は、授業で学んだことや、今回の体験をいかして、これから家の庭に咲く四季折々の花々を生けてみようと思います。そして、風情を感じることのできるような作品をたくさん造っていけるよう努力していきたいです(廣田さん)。
HP担当者 | 多彩なゼミ・ユニークな授業 | 23:04