教員スタッフの活動

日野資成教授の日米比較文化論 2

「目で見る日米の比較文化」。今回は教科書です。まずは大きさを比べましょう(写真)。


写真1



日米どちらも小学校の算数の教科書ですが、大きさも厚さもアメリカのほうが上回っていますね。アメリカのほうはこれ1冊で1年間すべてが足りますが、日本のは1学年がさらに上下に分かれたり、さらにそれぞれの教科書に応じた参考書も必要だったりして、たくさんの本が必要ですね。

次に、三角形の内角の和の教え方を比べてみましょう。三角形の内角の和は180度ですが、日本では三つの角を色分けした三角形を重ねて帯を作り、三つの色の角が一直線に並ぶことで教えます(写真)。


写真2



また、折り紙を使ってきれいに折って、3つの角を重ねて教えます(写真)。


写真3



一方アメリカでは、二つの角をビリッと破り、もう一つの角に合わせて一直線に並べて教えます。

几帳面な日本人と、ワイルドなアメリカ人の差が出ていておもしろいですね。

投稿者: HP担当者 日時: 2010.06.15 Tuesday 11:47 PM

日野資成教授の日米比較文化論 1

今回は、「目で見る日米の比較文化」と題して、現代文化学科のオープンキャンパスで毎年展示しているものの中から、日米の比較文化の具体例を紹介します。


まずはTシャツ(写真)。どちらも女性のLサイズですが、左はアメリカ、右は日本のものです。アメリカのほうが一回り大きいですね。



1


次は蚊取り線香(写真)。アメリカのはバケツに入っています。日本のは定番の渦巻き型。火をつけて焚いたときのにおいも、アメリカのはきつく、日本のは上品な線香のかおりがします。アメリカの家の庭は広いので、大きいのをバンバン炊かないと蚊を追いやることができないそうです。



2


次はバービードールとリカちゃん人形(写真)。どちらも日米のアイドル人形です。でも、目の色(黒と青)、髪の色(黒髪と金髪)も違い、等身も違いますね。リカちゃん人形は女学院の制服を着ていて、とてもかわいらしいですね。生涯学習センターで売っていますので、是非買い求めてください。



3



目で見る日米の比較文化。きょうはここまでにしましょう。

投稿者: HP担当者 日時: 2010.01.29 Friday 2:29 PM

日野資成教授の翻訳本が刊行されました

日野資成教授の著書

日野資成教授(専門分野:日本語学)の翻訳本『語彙化と言語変化』(九州大学出版会、2009年11月)が刊行されました。Lexicalization and Language Change (Brinton and Traugott 2005 Cambridge University Press)の翻訳です。

投稿者: HP担当者 日時: 2009.12.14 Monday 3:38 PM

日野資成教授のテネシーマーチン校視察レポート <最終>

 

写真1

学生IDカードを使って食べられるところは、前に紹介したフードコートだけでなく(写真1)、よりカジュアルな感じのスカイホークカフェもあります(写真2)。こちらは寿しやメキシカンフードなどがあります。みなさんの好みに応じてどうぞ。

写真2

テネシーマーチン校での短期語学研修は、2010年度に実施する予定です。期間は8月から9月の約1ヶ月です。これからコーディネーターのバチークさん(写真3)やESLのウィルソン先生(レポート3の写真参照)と打ち合わせをして詳細を決定します。研修には、週末のホームステイが含まれます。さらにミシシッピ川ツアー、ソイビーンフェスティバル参加、フットボール観賞なども予定しています。最後はフロリダのディズニーワールドに2泊します。是非、参加してくださいね。

写真3

今後は、テネシーマーチン校と協定を結び、認定留学(半年か1年)も実施する予定です。テネシーマーチン校は語学研修が2ヶ月単位になっていて、それぞれが終了すると学生はiBTによるTOEFLを受けます。これで61点を超えるか、あるいはレベル6まで終了するかのどちらかの条件を満たせば、さらに大学レベルで学習することができます。

回りの環境、施設、設備、先生(全員プロフェッショナル、とてもフレンドリー)、学生など(日本人留学生は1%もいません)、理想的な学習環境にありますので、みなさんの英語力アップはマーチン(まち)がいなし。テネシーに留学シーテネ。

 

 

投稿者: HP担当者 日時: 2009.11.26 Thursday 1:15 AM

日野資成教授のテネシーマーチン校視察レポート <3>

写真1  

9月18日、ESLのウィルソン先生が私たちをミシシッピ川に連れて行ってくれました。ミシシッピ川といえば、アメリカで最も長い川です。ミシシッピ川はテネシーマーチン校から車で西に1時間ほど行ったところにあります(写真1。ウィルソン先生と本学国際交流課の井上さん)。川というよりは海のように幅が広く、そのスケールの大きさに驚かされました。真ん中のほうは流れもかなり速く、こわかったです(写真2。これは、あとでウィルソン先生から送られてきたもので、水量がかなり多くなっています)。

写真2


ミシシッピ川に行く途中に、1811年に起きた地震によってできたリールフット湖があります。ミシシッピ川上流の一部が逆流して分かれてできたもので、水とともに土が流れたため、湖全体が遠浅で、湖のいたるところに木が生えています(写真3)。「ナニコレ珍百景」に登録できそうな風景ですね。2010年のテネシーマーチン校語学研修でもミシシッピ川とリールフット湖を訪ねる予定です。帰りはテネシー州でも有名なレストランBoyette'sで夕食。川で取れたcatfish(なまず)を揚げた料理に舌鼓を打ちました。古きよき時代を思わせるアメリカのレストランでした。

写真3

投稿者: HP担当者 日時: 2009.11.13 Friday 8:48 AM

日野資成教授のテネシーマーチン校視察レポート <2>

2016年のオリンピック開催国はブラジルに決まりました。しかし、私にはそうじゃないように聞こえました。「オリンピックはリオでじゃないよ」。「じゃあどこでやるの?」 「だからリオデジャネイロ」。

テネシーマーチン校のESLクラスでは、このブラジルをはじめとする南米、アジアやヨーロッパ、中東などさまざまな国々からの学生が一緒に英語を勉強しています。みなさんが留学するときにも、多くの国々の学生といっしょに英語が学べますよ。日本人留学生の割合は全留学生の1パーセント未満。さらに、アメリカ人のシスター学生が留学生一人につき一人つきます。また、週末には大学が紹介するホームステイファミリーの家にホームステイします。さまざまな異文化体験ができますね。


写真1

学生寮はインターネット、テレビ、電話、冷暖房完備。図書館も24時間利用できます(写真1:緑の芝生の向こうにあるのは図書館です)。食事もIDカードでいつでも、何でも、いくらでも食べられます(写真2:カフェテリアなどのある学生会館、写真3:カフェテリア内)。


写真2


写真3



オムレツもその場で焼いてくれますよ。香港のシャングリラホテルの朝食でもその場でオムレツを焼いてくれましたが、それに勝るとも劣らぬおいしさです。おいし過ぎて、食べすぎないように注意しましょう。次回はテネシー州の自然を紹介します。

投稿者: HP担当者 日時: 2009.10.22 Thursday 1:22 AM

日野資成教授のテネシーマーチン校視察レポート

トーマスレイク院長とともに   

今年の夏休みは9月15日から20日まで、国際交流課の井上さんとともに、アメリカのテネシー州立マーチン校に視察に行って来ました(写真1はトーマスレイク院長とともに)。テネシーマーチン校はメンフィス空港から車で約2時間半、都会の喧騒から離れ、静かで落ち着いた、緑豊かなキャンパスです(写真2)。

キャンパス風景


リスもいました(写真3)。治安も極めてよく、集中して勉強できる環境にあります。

キャンパス内にリスが
 

英語の先生の授業を参観しましたが、どの先生の授業も楽しくてわかりやすかったです。レベルも0から6まで分かれていて、クラスサイズは平均12人。それぞれの学生に応じたレベルで学ぶことができますので、短期間での上達が期待できます。英語が苦手だけど早く上達したいと思っている人には最適なプログラム。2010 来年度に「異文化へのアプローチ(欧米)」として開講する予定ですので、是非奮って参加してくださいね。

投稿者: HP担当者 日時: 2009.10.06 Tuesday 6:04 PM

難波征男教授が国際学術シンポジウムで司会を務めます

現代文化学科の難波征男教授(専門分野:東アジアの儒教)が、10月3日(土)に岡山県閑谷学校で開催される国際学術シンポジウムで司会を務めます。詳細は以下のチラシをクリックしてください。

 

  チラシ(オモテ)   チラシ(ウラ)

投稿者: HP担当者 日時: 2009.09.29 Tuesday 1:54 AM

日野資成教授のアメリカ留学レポート Part14

今回は、果物などが1年をとおして豊富に取れる場所の日米比較をします。日本の代表として福岡の岡垣町、アメリカの代表としてカリフォルニアのブレントウッド(Brentwood)を取り上げます。現代文化学科浮田ゼミの学生が作った岡垣町のパンフレットと、私の持ち帰ったブレントウッドのパンフレットを比べてみましょう。

まず、取れる果物としては、岡垣町はいちご・みかん・ぶどう・びわ・いちじく・キウイなど。一方ブレントウッドは、いちご・マンダリン・ネクタリン・メロン・プラム・ぶどう・いちじく・りんご・アプリコット・かき・もも、さくらんぼ、なし、などです。その他野菜もいっぱい取れます。種類ではブレントウッドの方が断然優っていますね。アメリカの広大で肥沃な土地にはかないません。しかし、パンフレットの体裁はどうでしょうか。

まず、表紙を比べてみましょう。(写真1、2)。

写真1
 
写真2


岡垣町のパンフレットでは、母と子でぶどう狩りをするなどの写真にひきつけられます。一方ブレントウッドのパンフレットでは、りんごやぶどうのイラストが印象的ですが、写真はありません。Harvest Timeというタイトルは、感謝祭の収穫を思い出させます。

次にパンフレットを開いてみましょう。(写真3、4)。

写真3
 
写真4


岡垣町のパンフレットは、生産者の人や果物の写真満載、祭りのカレンダーもあって、とてもにぎやか。思わず行きたくなってしまいます。また、「完熟いちごの見分け方」、「健康のためには一日200グラムの果物が必要」など、細やかな心遣いがあふれています。裏面の地図も大きく、イラスト入りでとても見やすいです。一方ブレントウッドのパンフレットは、外側の宣伝は目立ちますが、肝心の農園の説明は活字ばかり。それぞれの農園の場所を示す真ん中の地図も大ざっぱです。全部で38ある農園の説明には、住所・電話番号・果物などの取れる時期といった必要最低限の情報があるのみ。あとは、自分で連絡を取ってご自由にどうぞ、これがアメリカ式です。

懇切丁寧で、見た目にも分かりやすく情報提供をしてくれる日本と、必要な情報は自分で探しなさいというアメリカの違いがよく出ています。ただでさえ方向音痴の私は、ブレントウッドのおおざっぱな地図では、とても目的地にたどり着けそうもありません。でも、自分の地図を頼りに目的地に着く独立派の人には、こんなパンフレットでも十分でしょう。みなさんは、どちらのパンフレットを選びますか。


投稿者: HP担当者 日時: 2009.07.30 Thursday 12:22 PM

日野資成教授のアメリカ留学レポート Part13

今回は、アメリカのレストランとカフェを紹介します。

マーケットなどで買う果物や野菜、肉や魚は日本の約二分の一の値段ですが、レストランなどで調理されると日本の二倍の値段に跳ね上がります。アメリカではチップが必要で、しかもカリフォルニアは税金が8.7%もかかるからです。そういうわけで、外食はあまりできませんでした。


写真1



アメリカの食べ物といえば、何といってもステーキ。ステーキが食べたかったらシズラー(Sizzler)が一番(写真1はメニューです)。サラダバー付きでチップ込み1人20ドルでおつりが来ます。アメリカのステーキはワイルドでボリューム満点。食べ応えがあります。わらじのように大きいRib Eye Steak(14.99ドル)がお勧め(写真2)。サラダバーも充実していて、メキシカンブレッドもあり、食べ過ぎるとメインディッシュが食べられなくなりますよ。


写真2


写真3



コーヒーといえば、スターバックス。日本でも、もう定着しています。しかし、私的にはピーツカフェ(Peet's Coffee & Tea)がお勧めです(写真3はピーツのロゴ入りタンブラーです)。スタバは大衆的、一方ピーツは高級感があり、客層も上流階級が多いです。スタバよりも値段はやや高めですが、ピーツでは一人ひとり時間をかけてじっくり丁寧にサーブしてくれます。私はコーヒーがだめですが、キャラメルマキアートがおいしいそうです。コーヒーがだめな私も紅茶は大好きで、ピーツの焙煎紅茶は自信を持ってお勧めできます。ピーツカフェはカリフォルニアが発祥の地ですが、今はニューヨークにも進出し、アメリカでもポピュラーになりつつあります。日本に上陸する日も近いでしょう。

今度みんなでお茶しましょう。おちゃけ(お酒)ではありませんよ。私はお酒も飲めません。

投稿者: HP担当者 日時: 2009.06.14 Sunday 3:03 PM

日野資成教授のアメリカ留学レポート Part12

みなさんは、連休中にどこかに出かけましたか。私はどこにも行かず、アメリカ研修旅行の思い出に浸ることにしました。今回は、アメリカでお勧めのマーケットの紹介です。

真っ先に挙げたいのは、トレーダージョー(Trader Joe's)。5年前にできて、今は全米に店舗を拡大しています。10年前は、こんなにおいしい食べ物がたくさん揃っているマーケットはありませんでした。いつ行っても混んでいて、行くとついお菓子など余計なものも買ってしまいます。従業員の接客マナーもよく、レジもスピーディーで、いつも活気にあふれていました。

写真1

お勧めの食べ物は、 まず豆腐。1つ99セント(以下の値段はすべて2007年のものです)、濃厚で新鮮、元気な豆腐です。煮崩れしないので、マーボー豆腐にしてもOKです。マヨネーズもケチャップもオーガニックで安心。冷凍食品も充実しています。冷凍チキン餃子は 3ドル99セントで25個入り、冷凍とは思えないおいしさです。冷凍枝豆もけっこういけます。タイカレー(1.99ドル)はレトルトですが、エスニックで癖になる味です。ブラウニーのもと(2.69ドル)は、私でも簡単に作れて、甘々のおいしいブラウニーが焼きあがります。月に1回発行のチラシ(写真1)には、食品の写真はありませんが、宣伝文を読むと思わず買いたくなるものばかりでした。

次は、自然食マーケットのホールフーズ(Whole Foods)。こちらはちょっと高めですが、どれも安心して食べられます。トレーダージョーはアメリカの庶民のマーケット。ホールフーズは上流階級のアメリカ人がよく利用します。パンフレットも上品ですね(写真2)。

写真2

オレンジやリンゴなど、季節の果物がいつもうずたかく積まれていて、どれも試食できます。11月ころのフジリンゴは1個1.5ドルと高いですが、蜜がいっぱいの絶品。

トルティーヤチップにつけて食べるアボカドディップ(3.99ドル)もなかなかいけます。固形のピーナツを上から入れてレバーをまわすと、ドロドロのピーナツバターが出てくる機械もあります。このピーナツバターも濃厚です。

ホールフーズでは、チキンテリヤキ丼(7.65ドル)、そばとうどん(6.10ドル)、うなぎ丼(7.65ドル)などをその場で調理してくれて、店内で食べることができます。チップは不要でコーヒーもただ。サンドイッチなどを買って食べることもできます。アメリカに行ったら、是非立ち寄ってください。

投稿者: HP担当者 日時: 2009.05.10 Sunday 4:17 PM

日野資成教授による自著紹介

ベーシック 現代の日本語

藤の花薫る初春の候、藤色の表紙の本が花開きました。女学院のスクールカラー、ぶどう色にも想いをはせます。私が執筆した日本語学の教科書『ベーシック現代の日本語学』が、ひつじ書房より出版されました。

表紙を見ると、思わず手に取って中を見たくなります。そこで表紙をめくると、「まえがき」が出てきます。その中に、福岡女学院大学人文学部で、学生に教えた講義をもとにして書いた、とあります。たとえば、「方言はなぜできたのですか」という質問に対する答えは、第11章「2.1方言の区画」の195ページに出てきます。

ところが、私が原稿に書いた「195ページ」は、できあがった本では「192ページ」となっていました。私は一瞬とまどいました。しかし、これによって読者は、第11章の「2.1方言の区画」(192ページから始まります)を最初から読み、最後に195ページの答えに行き着くことになります。この直しは、読者の学習にまで配慮したものでした。

索引を作るときにも、読者がある語を索引で調べたページに、読者にとって有用な情報があることが大事だということが、ひつじ書房作成による「執筆要項」に書かれています。単にその語が出てくるだけでは、読者が失望してしまうからです。本文の活字も、大小・濃淡のメリハリがあって、とても見やすい体裁です。

ひつじ書房は、この不景気な時代にあって、少人数のスタッフで、日本語学・言語学の本を次から次へと世に出しています。読者の立場に立ったこのような配慮も、増収益の理由の一つだなと、著者として本の出版に立ち会って思いました。

ひつじ書房はホームページも充実していて、毎日のように更新されています。次をクリックしてくださいね。

ひつじ書房ホームページ http://www.hituzi.co.jp/

『ベーシック現代の日本語学』 http://www.hituzi.co.jp/books/438.html

投稿者: HP担当者 日時: 2009.04.22 Wednesday 10:40 PM

日野資成教授のアメリカ留学レポート Part11

アメリカの食べ物といえば、何といってもファーストフード。今回はファーストフードをレポートします。

 

写真1

まずはハンバーガー。マクドナルドMcDonald's、ウェンディーズWendy's、バーガーキングBurger King、カールズジュニアCarl's Jr. など、たくさんありますが、お勧めはジャックインザボックスJack in the Box(写真1)。4ドルとちょっと高いですが、ステーキバーガーSteak Burgerがお勧めです。

写真2
 サンドイッチパンはクイズノスQuizno's(写真2)。プレミアムステーキサブPremium Steak Subs 1本11.99ドル(プライムリブPrime ribがお勧めです)とこちらも高めですが、ローストビーフがいっぱい詰まってボリューム満点です。サブ(Sub)はSubmarine Sandwichの略です。パンの形が潜水艦に似ているのでつけられた名前です。サブウェイSubwayのサブは安いですが、添加物が入っていてあまり勧められません。

甘いものにも事欠きません。ミセスフィールズ(Mrs. Fields)のクッキー(大きいです。白いナッツの入ったホワイトチャンクWhite Chunkがお勧め)、マリーカレンダー(Marie Callender's)のケーキ(大きくてとにかく甘いです。セールのときはホールのパイが5.99ドルでした。いつもアメリカのおばあちゃんたちでにぎわっています)、シーズ(See's)のチョコレート(これはハーシーズよりもおいしいです。1ポンド入る箱に20個くらい好きな味のチョコを詰めて15ドル。ナッツ系が多くて鼻血が出そう。キャラメル系も多く、歯にまとわりつきますよ)、などなど。

手軽にかじって食べるバーも種類が豊富で、忙しいときの食事にもってこいです。お勧めはブルーベリーとアップル。でも、日本のソイジョイの方が甘さ控えめ、栄養もあって断然健康的、ケーキも日本のほうがずっと上品でおいしいです。ケーキといえば、石村萬盛堂のプライスハーフがお勧め。おっと、これは日本の話でした。

投稿者: HP担当者 日時: 2009.03.09 Monday 11:15 PM

日野資成教授のアメリカ留学レポート Part10

食べ物も立派な文化ですよね。今回はアメリカの食べ物の中でも、果物に注目してレポートします。アメリカの果物は日本よりも安く、しかも新しくておいしかったです。

写真1

4月から6月にかけてはイチゴ。アメリカのイチゴは大きくて丈夫。朝8時開店のミルクペールという市場(上の写真。果物が山積みされています)で買うと一番安く、洗面器に山盛り1杯くらい入って6.99ドル。あまおうほど甘くありませんでしたが、硬くて丈夫。ワイルドにかじれました。

写真2

7月から8月にかけては白桃。I M RIPEが甘くておいしかったです(上の写真。アイ エム ライプと読みます。I am ripe(熟してます)という意味で、自動車のナンバープレートのデザインがアメリカらしいですね)。1ケース6.99ドルで大玉が12個も入っていて、箱を積み上げては毎日のように皮ごと食べました。日本では、間引きをして少ない数のモモを出荷するので、おいしいですが高いです。アメリカでは、自然になったものをそのまま取るので、中にははずれもありますが、旬のときはどれも甘くておいしかったです。

10月にはブドウ。11月から1月にはリンゴ。ブドウもリンゴも皮ごと食べられます。モモもブドウもリンゴもみな、皮ごと食べるところが日本とは違いますね。

12月から2月にかけては、ポメロというザボンに似た柑橘系の大玉の果物を食べました。アメリカのコスコ(日本のコストコ)で買えば4個で5.99ドルという安さ。グレープフルーツに似ていますが、グレープフルーツほど酸味がなく、水気が少ないので食べやすかったです。でも、さすがにアメリカの果物だけあって、大きくて皮が厚く、むくのに力が要りましたよ。

 

 

投稿者: HP担当者 日時: 2009.02.17 Tuesday 12:00 AM

日野資成教授のアメリカ留学レポート Part9

2007年の5月にはサンフランシスコに行きました。フィッシャーマンズワーフでは名物のクラムチャウダーを食べました(福岡で言えば、博多ラーメンですね)。サワーパンのおわんにクラムチャウダーが入っていて、クラムチャウダーをスプーンで飲みながらサワーパンをちぎって齧ります。5月のわりに冷え込んでいたので、体が温まりましたが、サワーパンはちょっとすっぱかったです。

Golden Gate Bridge

サンフランシスコといえば、何といってもゴールデンゲートブリッジ(写真は、ゴールデンゲートブリッジを車で渡ったときに、車内から撮ったものです)。ゴールゲートブリッジでは、たもとにあるフォートポイントがお勧めスポット。19世紀に敵の攻撃に備えて建てられた砦ですが、敵は一度も攻めて来ませんでした。砦はいつも風の吹きさらしになっています。橋の建設も、この風ではさぞかしたいへんだったことでしょう。1階のギフトショップは見逃しがちですが、是非立ち寄ってください。掘り出し物がありますよ。私もフォートポイントのデザイン入りのトレーナーを半額で買いました(写真)。

 

フォートポイントのTシャツを着ています

ケーブルカーもお勧めです。ユニオンスクウェア南のパウエルストリートとマーケットストリートの交差点から出ています。パウエル・ハイド線に是非乗ってください。ものすごい急坂で、スリル満点です。

帰りも、フィッシャーマンズワーフ西寄りのハイドストリートからパウエル・ハイド線に乗りました。たくさんの観光客が乗って帰るので、ケーブルカーの発着所を囲んで長い輪の行列ができました。でも、みんなそれぞれ歓談しながら、気長に待っています。すると、その輪の中心に、鎖で上半身ぐるぐる巻きになった怪しい黒人が、のこのこと入ってきました。刑務所から脱走してきたのでしょうか。それまでの和やかな雰囲気は、一転して異様な雰囲気に。みんなの注目が一点に集まります。するとその黒人は、手が使えないのに、体を上手にくねらせながら、少しずつ自力で鎖をはずしていきました。そして、鎖を全部はずすと、やんやの大喝采。最後にその人は、行列を回りながら、ちゃっかりお金を集めて去っていきました。さすが、ショウビズが盛んなアメリカならではの光景でした。

投稿者: HP担当者 日時: 2009.01.26 Monday 12:02 AM

日野資成教授のアメリカ留学レポート Part8

今回は、 2007年に1年間研修したスタンフォード大学のレポートです。学生たちは、広大なキャンパスをマルガリータという無料バスや(写真1)、自転車で移動します(写真2。駐輪場はキャンパスの至るところにあります)。

写真1

写真2


さて、冬学期(2008年1月から3月)は、リックフォード教授による社会言語学(Sociolinguistics)の講義に参加しました。先生は、毎回パワーポイントやOHP、ビデオを駆使して、たいへん変化に富んだ講義でした。また、アメリカの授業では珍しく、ほぼ毎回出席を取っていました。「言語接触(Language Contact)」の講義では、先生がいきなり「英語以外の言語を話せる人は手を挙げて」と言い、その場で二人の学生が手を挙げました。一人の女子学生はロシア語、もう一人の男子学生はアラビア語です。先生はその二人に前に出てもらって、「初めて出会ったと仮定して、何でもよいから話しなさい」と言いました。二人の学生の話す言語はロシア語とアラビア語。お互いに話しかけますが、全く意志が疎通できません。でも、身振り手振りで何とかコミュニケーションを取ろうとしています。どうも、アラビア語の学生がロシア語の学生の持っている何かがほしくて、最後はどうもそれを買ったようです。二人の会話が終わると、他の学生にも、何の話をしていたのか当てさせました。違う言語を持った人が接触した場合にどうなるのかを学生に実践させるというもので、具体的でわかりやすかったですが、即興で演じた二人の学生はすごいと思いました。
ある日の授業では、学生が「今日はいい天気だから外で授業をしませんか」と言ったので、先生はその場で決を採りました。賛成多数だったので、その日の授業はメモリアルチャーチの裏手にある石のベンチで行われました(写真3)。このオープンさもアメリカ的ですね。

写真3
アメリカの大学の講義は少人数のクラスが多く、論文を書くにあたって、先生から細かい指導を受けることができますが、かなり厳しい指導です。学生同士や先生との議論も盛んで、積極性がとても重視されます。その点、日本の大学では大人数の講義が多く、学生は安心して講義が受けられます。また、ゼミも和気藹々とした雰囲気で行われる場合が多いですね。みなさんは日米の大学のどちらを選びますか。

投稿者: HP担当者 日時: 2008.12.19 Friday 4:18 PM

高岡文章講師が観光研究について講演をしました

観光研究が専門の高岡文章講師が2008年11月20日(木)にアヴァンティゼミで「観光はダイナミック――社会学的観光研究」と題した講演をおこないました。

 詳細はアヴァンティのHPにてご確認ください。

http://www.e-avanti.com/fuku/semi/item/9624

アヴァンティゼミでの講演

投稿者: HP担当者 日時: 2008.12.14 Sunday 2:58 PM

日野資成教授のアメリカ留学レポート Part7

写真1

2007年7月、ミュア・ウッズ国定公園に行きました。ミュア・ウッズは、サンフランシスコからゴールデンゲートブリッジを渡って北へ30分くらい行ったところにあり、自然をこよなく愛した探検家ジョン・ミュアにちなんでつけられたカリフォルニアレッドウッドの森林です。カリフォルニアレッドウッドは別名セコイアといって、樹齢1000年以上、高さ100メートル以上の木もあります。樹齢1000年を示すセコイアの木の年輪の前で写真を撮りました(写真1)。ミュア・ウッズのハイキングコースには、自然の鹿もいました(写真2)。

写真2

リスもいましたよ(写真3)。森林浴には最適のところです。

写真3
 

ところで、セコイア(sequoia)という木の名前の由来を知っていますか。実は、それはチェロキー民族の一人の名前から取ったものです。セコイア(Sequoyah)は、チェロキー民族の英雄です。チェロキー民族のために文字を発明したからです。 

19世紀のはじめ、白人たちは、先住民族(通称インディアン)の住む土地を奪い、彼らを追い払いました。テネシーやアラバマなどの居留地からオクラホマまでの移動を余儀なくされた彼らの中には、途中川でおぼれたり疫病でなくなった人が4000人にものぼるといわれています。その道は「涙の道」(Trail of Tears)と呼ばれています。白人たちの残虐ぶりを小さいころから目の当たりにしたセコイアは、このままでは自分たちだけでなく、大切な文化も滅亡してしまうと思いました。どうすればチェロキー族の文化を後世に伝えることができるだろう。そうだ! 白人たちが持っているのと同じ文字を持てばチェロキー文化を後世に伝えることができる。そう考えたセコイアは、十年以上の歳月をかけて、1821年、チェロキー文字を完成させました。驚くべきことに、チェロキー族たちは、互いに教えあいながら、チェロキー文字をわずか2ヶ月で習得したそうです。単独で民族の文字を作り上げたのは、世界でセコイアただ一人です。

チェロキー文字は全部で86の文字からなり、日本語のひらがな、カタカナと同じく音節を表す表音文字です。この文字のおかげでチェロキー族は繁栄し、チェロキー語で書かれた新聞「フェニックス」は今でも刊行されています。セコイアの物語は、多くの人によって書かれています。その中でも代表的なものを何冊か買って翻訳しましたので、授業でも紹介します。みなさんも是非読んでくださいね。

投稿者: HP担当者 日時: 2008.11.18 Tuesday 2:32 AM

日野資成教授のアメリカ留学レポート Part6

写真1

2007年6月、カリフォルニアワインで有名なナパに行きました。私たちの住んでいたスタンフォードからは、車で約3時間くらいです。まっすぐ北に伸びる19号線に入ると、見渡す限りのブドウ畑が広がってきました(写真1)。途中で車を止めて、ブドウを食べようとしましたが(写真2)、すっぱそうなのでやめました。食べるブドウよりも少し小さいですね。

写真2

数多いワイナリーのうち、最も大きくて有名なドメインシャンドンにまず寄って、ワイナリー見学をしました(写真3)。ワインの樽がたくさんありますね。続いて、サッツイに寄りました。サッツイでは、さまざまな種類のワインを次から次へとただで試飲させてくれて、妻はもうほろ酔い気分。私はお酒が飲めないので、香りだけかぎました。そこで、帰りは私が運転することに。高速道路はもう、はらはらどきどきでしたよ。

観光案内所でもらった「ワインの里 ナパ・ソノマ」というパンフレットには、ワインについて次のような宣伝文があります。

ビールやお酒のみの人、さらにお酒を飲まない人と比べても、ワインを飲む人は健康的な生活をしています。ワインを飲む人は、よく運動し、喫煙はあまりせず、果物、野菜、サラダを多く取り、高い教育を受け、高い社会的経済的地位にあり、脂肪分をあまり取らず(肉をあまり取らず)、繊維質を多く取り、コレステロール値は正常で、アルコール分をあまり多く取らない傾向にあります。ワインを飲む人はまた、順応性があり、神経症や憂鬱症にもなりにくく、高い知能指数を持つ傾向にあります。

統計的根拠にもとづいているとは思うのですが、よくもまあここまで言い切れるものだと感心してしまいました。そういえば、今回ノーベル物理学賞を受賞した益川敏英さんも、大のワイン好きですね。

写真3

投稿者: HP担当者 日時: 2008.10.20 Monday 1:08 PM

日野教授のロンドンレポート Part2

バッキンガム宮殿の衛兵

ロンドンに着いて4日目の9月11日、国際交流課の斉藤さんと二人で市内観光をしました。日本人向けのツアーもありましたが、みんな高いし、せかされてじっくり観光することもできません。そこで思い切って、二人で自由に観光することにしました。

地下鉄とバスが一日乗り放題の切符が何と6.8ポンド。これは、どのガイドブックにも書いていない耳寄りな情報です。ロンドンに行く機会があったら是非利用してください。

あいにくの小雨でしたが、まあロンドンではしかたがありません。まずは、ラッセルスズクエアー駅で一日パスを買いました。そこから、地下鉄ピカデリー線でグリーンパーク駅まで行き、グリーンパーク公園を通ってバッキンガム宮殿まで歩く予定でした。ところが、ラッセルズスクエアで斉藤さんが電車に乗ったあと私がのんびり乗り込もうとしたら、ドアが無情にもしまってしまい、二人は早くも離れ離れに。とっさのジェスチャーで「降りて待っていてくれ」と伝えました。

日本だったら車掌が来て、ドアをもう一度開けてくれるでしょう。しかし、ここはやはり外国です。グリーンパーク駅まで行く予定だったので、たぶん駅の出口の改札口で待っていてくれるだろうと思い、電車を降りて出口に行きましたが、斉藤さんがいません。これはもう、一人ひとり別々に観光するしかないと覚悟を決めながらも改札口を出て待っていると、しばらくして斉藤さんが出てきました。次の駅で気をきかせて降りてくれて、私より後になったのだそうです。ともかくも再会を喜び合い、駅の外に出ました。

地下鉄を出ると、もう右も左もわかりません。傘を売っている人に「バッキンガム宮殿はどこですか」と聞くと、「Through the ガイト」と言われました。一瞬何のことかと戸惑いましたが、道の向こうにゲートがあって、ガイトはゲイトだとわかりました。イギリス英語では、すべての[ai]が[ei]になることが体でわかりましたよ。

まずはバッキンガム宮殿へ。しかし、あいにくの雨でパレードは中止。今日は踏んだりけったりです。しかたなく、トラファルガー広場の方に歩いてゆくと、途中でバッキンガム宮殿の守衛さんが二人、門から出てきて足踏み行進をして出てくるところに会いました。運が向いてきました。二人がもとの場所に戻ったところで、守衛さんに話しかけました。しかし、まったく反応がありません。観光客と話してはいけないのだそうです。しかたなく、横に立って写真を取りました(写真)。

トラファルガー広場では馬に乗った警官と写真を撮りました(写真)。とてもフレンドリーでしたよ。その後、ビッグベンが勇壮にそびえる国会議事堂に来ましたが、下調べをしていなかったので、そこをウェストミンスター寺院だと思い込み、守衛さんに聞きました。そのときの会話です。

馬に乗った警官

 日野: Is this a Westminster Abbey?

 守衛: No.

 日野: Is this a Big Ben?

 守衛: Yes.

 日野: Where is the Westminster Abbey?

 守衛: Behind you.

なんと簡潔で無駄のない会話でしょう。

ウェストミンスター寺院(世界遺産)に入るには12ポンドかかりましたが、日本語によるテープは無料で貸してくれました。高い天井にはこの世のものとは思えないほどの装飾が施されていました。お勧めスポットの一つです。ウェストミンスター寺院でも司祭さんと写真を撮りました(写真)。みんなフレンドリーで、すぐに写真に応じてくれましたよ。

ウェストミンスター寺院

その後、テームズ川にかかるウェストミンスター橋を渡って、タイ式ヌードルの店で昼食を取り、今度はバスでピカデリースクエアへ。安い雑貨品の店がたくさん並んでいましたが何も買わず。さらにピカデリーサーカスから地下鉄に乗って、ブランド品の揃うデパート「ハロッズ」へ。チョコレートのお土産を買って帰りました。

自分の足で観光する楽しさ。でも、ちょっぴり怖さも体験しました。みなさんは、観光バスツアーと自由旅行のどちらを選びますか。

2008年10月7日

投稿者: HP担当者 日時: 2008.10.09 Thursday 2:17 AM

日野教授による本学協定校ロンドン・メトロポリタン大学訪問レポート

留学認定校メトロポリタン大学との協定

この夏休みは、9月8日から5日間、国際交流課の斉藤さんと一緒にロンドン・メトロポリタン大学に視察に行ってきました。この大学は、留学の認定校の一つで、今回は向こうのスタッフの人たちと協定を結んできました(写真)。女学院大学の学生が興味を持って英語で学べる分野(観光関係、コンピュータグラフィック、アート、デザイン、ダンス、通訳・翻訳、国際関係、心理学、子ども発達など)の先生に会ってその内容を紹介してもらったり、教室などの施設見学もしました。280人が同時に5人の先生から実験の授業を受けることができる大きな実験室など、最新の設備が整っています。先生方もフレンドリーで、丁寧に教えてくれます。1年間の認定留学では、前期(Part 1)の語学研修のあと、後期(Part 2)に自分の興味のある分野の科目(モジュール)をアドバイザーと相談して選択できます。

大学は都会のど真ん中にあり、都会の便利な生活が好きな人には向いていると思います。物価が高いのが難点ですが、工夫次第では安くあげることもできます。

公園で見つけた大きな木

ロンドンに着いてすぐ、ホテルに荷物を置いて、寝ぼけまなこをこすりながらも、せっかく来たんだからと欲ばって観光をしました。ホテルのすぐそばにある大英博物館大英図書館に歩いて行きました。途中の道には緑豊かな公園がいくつかありました。日本の公園よりも広くて、「この木何の木」のような大きな木が横に広がって、心地よい日陰を作ってくれていました(写真)。赤い電話ボックス(写真)や郵便ポストもいたるところにあり、伝統を重んじる国だなと思いました。ロンドンの建物はほとんどがレンガでできています。1666年のロンドンの大火で市の四分の三が焼けてから、「建物はすべてレンガで建てること」という法律ができ、それを遵守しているのだそうです。

赤い電話ボックス

大英博物館や大英図書館など、博物館はほぼすべて無料で入れます。大英博物館では、ロゼッタ石に刻まれた文字(ヒエログリフ)、三千年前のミイラ、シュメール人による壁に刻まれた文字(楔形文字)もありました。ヒエログリフや楔形文字は授業でも紹介します。

大英図書館の二階には、ビートルズのメンバーが書いた直筆の詩や楽譜、ナイチンゲールがクリミア戦争中に政府に当てた直筆の手紙などが展示されていました。世界各国の絵入りの本の中には、源氏物語絵巻もありました。

次回は、斉藤さんと一緒に4日目に市内観光をしたときの珍道中をレポートします。

2008年9月22日

投稿者: HP担当者 日時: 2008.09.23 Tuesday 12:34 PM

日野資成教授のアメリカ留学レポート Part5

DAISO Japan

梅雨も明けて、いよいよ夏も真っ盛りです。今回は、アメリカでも通用する日本の文化について考えます。

まず、日本の百円均一ショップの大手ダイソーはアメリカでも着実に店舗を増やし、去年の9月、ダイソージャパン4号店が、私たちの住んでいたマウンテンビューにもオープンしました(写真)。一個1.5ドル均一で、百円よりちょっと高いですが、日本の百均よりも品数が豊富でした。おもしろいのは、レジですべての客に対して、商品はすべて「nonrefundable(返品できない)」と断っていたことです。これは、アメリカではちょっと商品がよくないと返品するのが常識だからです。日本では返品の習慣はあまりありません。まして百円ショップで買った品物を返品するなどということは、まず考えられませんね。日本の百均よりも少し高く、品質も少しよくしてあるのも、アメリカ人に返品させないことを考えてのことでしょう。すぐ近くに、トレーダージョーという全米で人気の食料品スーパーマーケットもあって、ダイソージャパンの売り上げも上々でした。「ジャパン」を店の名前に入れて売れるのは、日本文化がアメリカ社会で受け入れられている証拠です。

TRADER JOE'S  

トレーダージョーは、5年前にできましたが、今では全米に多くのチェーン店ができるほどまでに成長しています。写真は開店9時の少し前に取ったもので、すでに開店を待つ客がいます。いつ行っても活気に満ち溢れ、レジもスピーディーです。中には陽気に歌を歌いながら客の品物をさばく黒人のレジ打ちもいました。レジが混みだすと、店員が鐘を鳴らします。これは、もう一つのレジにも店員が入れという合図です。店員同士の連携が実によくできていました。トレーダージョーには、Tofu(豆腐)やMiso(味噌)、Sushi(スシ)、さらにMisomayo(ミソマヨ)まであり、日本の食料品も豊富です。これは、アメリカ人の食卓にも日本食がかなり浸透してきた証拠です。アメリカで自信を持って通用する日本の文化といえば、まずはアニメ、さらに日本食、そして百均もその仲間入りを果たしつつあるといっていいでしょう。

2008年7月8日

日野資成

投稿者: HP担当者 日時: 2008.07.09 Wednesday 2:44 AM

東茂美教授が西日本新聞に寄稿しました

東茂美教授(専門:日中比較文学、日本古代文学)が西日本新聞(2008年6月10日「学芸・芸術欄」)に寄稿しました。タイトルは「万葉歌の木簡発見に寄せて」です。東教授には『東アジア万葉新風景』『山上憶良の研究』等の著書があります。

投稿者: HP担当者 日時: 2008.06.12 Thursday 8:27 PM

日野資成教授のアメリカ留学レポート Part4

スタンフォード大学のキャンパス  

しろしい(うっとうしい)梅雨(つゆ)の季節になりました。じめじめした日本の気候が嫌いな人も多いでしょう。私も嫌いでした。でも、今回アメリカから帰ってきて、梅雨が大好きになりましたよ。

カリフォルニアは、透き通った青空が印象的です。写真は、スタンフォード大学キャンパス内でフーバータワーを撮ったものですが、きれいな真っ青な空ですね。私たちが住んでいたところは、サンフランシスコのそばで、雨もほとんど降らず、湿気もなく、毎日さわやかな天気でした。

確かに、昼間はからっとしといてさわやかでしたが、日が沈むとぐっと冷え込みました。寒暖の差が20度もある日もあり、冬でも雪は降りませんが、けっこう厳しい気候でした。

毎日秋晴れの日が続き、秋でも、暖かい昼間にはハイビスカスの花が開いていました。季節感が全くなくなってしまい、日本の四季がなつかしくなりましたよ。

椰子の実

南国のシンボルの椰子の木はあるものの、やせ細っていて今にも折れそうでした(写真は私たちの住んでいたアパートの中庭です)。湿気がないので、汗をかくこともあまりありません。早く日本に帰って温泉にゆったりと浸かりたい。いつもそう思っていました。じめじめした梅雨があっても、ひと汗かいてお風呂に入れる日本が一番ですね。

アメリカには、夏時間(標準時間)と冬時間があります。去年の11月4日には冬時間になり、1時間早まりました。今年の3月9日には、また1時間遅くなって標準時間にもどりました。冬時間になったときは、あらかじめ知っていて、子供を無事遅刻せずに学校に送ることができましたが、夏時間に戻ったときは、夜遅くまで気づかず、テレビの時間表示を見てやっと気がつきました。アメリカに1年間留学する人は注意してください。

日本でも夏時間導入が検討されているようですが、日本では日が長くなると、今よりもっと仕事をする人が増えそうです。余暇に使えれば、よか(よい)ですが。

2008年6月10日

日野資成

投稿者: HP担当者 日時: 2008.06.12 Thursday 8:17 PM

佐島顕子准教授の授業が新聞に取り上げられました

佐島顕子准教授(専門:日本史、日韓関係史)の韓国語や韓国文化をテーマにした授業が読売新聞(2008年6月2日「元気です。」欄)に取り上げられました。佐島准教授はマンガ『らぶきょん』を翻訳するなど、韓国文化を数多く日本に紹介しています。

投稿者: HP担当者 日時: 2008.06.08 Sunday 10:38 PM

吉田修作教授の著作が刊行されました

吉田修作教授の著作

吉田修作教授(専門:日本古代文学、民俗学)の著作『憑り来ることばと伝承――託宣・神功皇后・地域』(おうふう、2008年5月)が刊行されました。

〔内容紹介〕 憑依する神功皇后をめぐる言説を軸に、個別性と地域性にこだわることで、古代から近代のことばや歴史への認識を問い直す。

投稿者: HP担当者 日時: 2008.06.01 Sunday 11:09 AM

吉田修作教授が上代文学会大会で講演をしました

吉田教授の講演風景

5月24日から26日まで福岡女学院大学を会場に行われた上代文学会大会で吉田修作教授が講演をしました。講演タイトルは『「朝倉」と「木の丸殿」――斉明紀・神楽歌・地域伝承』です。

詳細はこちらをご参照ください。
http://nacos.com/jodaibun/04.html

投稿者: HP担当者 日時: 2008.05.25 Sunday 9:29 AM

日野資成教授のアメリカ留学レポート Part3

きょうは福岡女学院の創立記念日です。女学院は今年で123周年を迎えました。ジェニー・ギールが女学院を創立したのは1885年。今回私が研修したスタンフォード大学は、それよりも少し遅れて、1891年の創立です。

スタンフォード大学の創始者、リーランド・スタンフォードは1824年にニューヨーク州のアルバニーに生まれ、アルバニーの豪商の娘ジェーンと結婚し、ゴールドラッシュのころに鉄道会社で財産を築いた豪商です。1868年、たった一人の息子スタンフォードジュニアが生まれますが、息子はヨーロッパ旅行の途中、腸チフスにかかり、高熱でなくなりました。その息子を偲んで、リーランド・スタンフォードが巨額のお金をかけて作ったのがスタンフォード大学です。1887年に石杖が築かれ、1891年には555人の学生を受け入れて、授業が始まりました。

広大なキャンパスの中心にある建物は、教授棟や教室のあるメインクワッド(クワッド(quad)はラテン語のquattuor(数字の4)から来ています)。四角形に縁取られた建物の廊下には、1892年から2007年にいたるまで毎年、タイムカプセルが埋められています。はじめの写真の92、93、94は1892年から1894年まで、次の写真はその続きで手前から15、16、17、・・・(1915~1917年、・・・)と続き一番奥で右にカーブして、3枚目の写真の04、05、06、07(2004~2007年)で終わりです。タイムカプセルは半永久的に開けないそうです。

キャンパスの広さは、図書館が全部で17もあると聞けば、きっと想像できるでしょう。私が利用したのはそのうちの3つだけですが、1つはキャンパスのはずれにあり、歩いて30分もかかりました。勉強するのにも体力がいりますね。カフェテリアや食堂も全部で37もあります。しかし、その大半はバーガーやサンドイッチなどの軽食がメインで、あまり変わりばえしませんでした。一方女学院では、和食のハウイ館と洋食のカフェテリア、それぞれメニューも充実していてずっとおいしいです。 

スタンフォード大学の学生は、広大なキャンパスを無料のバスや自分の自転車で移動します。それに比べて女学院は、適度な広さで、どこにも歩いて行けるのでずっと便利です。幼稚園と中高の生徒、大学、大学院の学生と、幅広い年齢層の人たちが学び、いつも活気に満ち溢れている女学院。今日のよき日をみんなでお祝いしましょう。

2008年5月17日

日野資成

写真1   〔写真1〕

写真2 〔写真2〕

写真3 〔写真3〕

投稿者: HP担当者 日時: 2008.05.17 Saturday 9:20 AM

日野資成教授のアメリカ留学レポート Part2

日本に帰国して、1ヶ月がたちました。アメリカでは、最初の2ヶ月は車なしで過ごしましたが、車なしでは動きがとれなくなり、10ヶ月リースで車を借りることにしました。今回は、車の話をします。

アメリカはさすがに車社会で、運転のマナーは日本よりもいいです。一般道路は制限速度が時速35マイルで、そこを40マイル以上で走る車は比較的少なかったです。また、歩道の歩行者の行く手をさえぎってしまったときには、必ずバックして道を譲ります。

  アメリカの交通規則

日本と全く違うのは、右側通行で常時右折可であることです(写真。右の建物はスタンフォード大学正門の片方です)。信号が赤でも、一時停止し、左から車が来ないことと歩行者がいないことなど安全を確認すれば右折できます。アメリカ人はせっかちなので、右折できるタイミングなのに右折しないと、後ろから警笛を鳴らされることがありますが(私もありました)、気にしないことです。歩行者として横断歩道を渡るときには、後ろから右折してくる車に要注意です。また、携帯電話をしながら運転する人が多いのは日本と同じでした。

運転をしていると、交差点でアメリカ人のホームレスがよく立っていました。Helpと書いた紙を持ち、止まっている車に呼びかけてはお金をもらっていましたが、アメリカ人もさまざまですね。Car for Saleという紙が貼ってある車もよく見かけました。買ったら、すぐに壊れてしまいそうなものばかりでした。

 

アメリカの洗車事情

Car Wash(洗車)の店もいたるところにありました(写真)。私も1回だけ洗車してもらいました。朝一番で行くと、待ってましたとばかり、メキシコ人たちが車のまわりに群がってきました。手分けして仕事開始です。待っている間は、ポップコーンとジュースがただの休憩所でくつろぎます。そこで見ていると、目の前をベルトコンベアに乗った私の車が通り過ぎ、動いている車にメキシコ人の従業員がさっと飛び込んで、窓の内側を拭いていました。すばやい身のこなしでしたよ。最後はワックスをかけて、布できれいに拭いてくれました(これは主にメキシコ人の女性の役割です)。写真にあるようにBrushless, All Cloth(ブラシを使わず、すべて人間による布拭き)というのが客寄せのキャッチフレーズで、車の表面がブラシで傷むことがありません。これで、10ドルでおつりが来るという安さです。メキシコ人の働き振りに、改めて感心しました。ちなみに、我が家の車をみがくのは妻です。ではまた。

2008年4月30日

日野資成 

投稿者: HP担当者 日時: 2008.05.01 Thursday 9:00 AM

日野資成教授のアメリカ留学レポート Part1

激安の散髪屋さん

2007年4月から1年間アメリカに留学した日野資成教授(専門:言語学・日本語学)によるアメリカ留学レポートをお届けします。比較文化文化交流に関心のある人は必読です。

みなさん、お元気ですか。人間どこに住んでいても髪の毛は伸びるもので、アメリカでもヘアカットに2回行きました。今回はアメリカのヘアカットの話をします。

床屋代を節約したいので、できれば行きたくなかったのですが、髪の毛はどんどん伸びるばかり。ある日、家の近くにある美容院の外側にある看板を見ると「男性のヘアカット夏休みのみ7ドル」と書いてありました。これは安い!すいている日に思い切って店に入りました。メキシコ系の人がたった5分でヘアカットしてくれました。チップ込みで9ドル払ったのですが、あまりいい顔をされませんでした。

それからまた髪の毛が伸びてきました。車から外を見ていると、「ヘアカット5ドル」という美容院の看板が目に飛び込んできました(写真を見てください)。これは安い!うちからも歩いて行けるところだったので、歩いて行きました。

入ると中国系の人がすぐにカットしてくれました。錆びたバリカンで髪の毛が引っ張られて痛かったですが、安いので我慢。マニキュアやペディキュアが専門の店で、シンナーのにおいもすごく強かったですが、それもひたすら我慢。ヘアカットはたった5分で終了。今回は太っ腹で、チップ込みで10ドル払い、喜ばれました。

今回行った店はどちらも安かったですが、チップを上乗せしなければならず、しかもヘアカットのみ。最後に掃除機で細かい髪の毛を吸い込んではくれるものの、全部は吸い取れません。髪の毛が体の中に入ってちょっときもかった(「きもい」の過去形)です。日本の床屋さんは洗髪もしてくれて、しかも「かゆいところはありませんか」などと聞いてくれますよね。まさに「かゆいところに手が届く」サービスです。チップも要らないし、やはり日本の床屋さんが一番ですね。

ではまた、お元気で。

2008年4月17日

日野資成

投稿者: HP担当者 日時: 2008.04.20 Sunday 10:22 PM

アメリカ留学中の日野資成教授からの報告 〔最終回〕

日野レポート  

みなさん、お元気ですか。1年間の研修もほぼ終わり、 いよいよ帰国が近づいてきました。今回がアメリカからのレポートの最後です

アメリカ大統領選、3月4日のオハイオとテキサスはクリントンが勝ち、息を吹き返したかに見えましたが、その後のワイオミングとミシシッピでは、またオバマの連勝。現在の代議員数はオバマ1608対クリントン1478で、130票の差がつきました。クリントン側はオバマ候補に揺さぶりをかけていますが、あまり効果はなさそうです。CNNでは、小浜市がオバマ氏を応援していることも放映されていましたよ。

こちらのスタンフォードにもオバマ候補の事務所があり、3月14日に訪問しました。ボランティアスタッフのキャロラインさんと、事務所の前で写真を取りましたのでご覧ください。キャロラインさんの話では、スタッフは全員ボランティアで、貸事務所、コンピュータ、電話代など、すべてドーネーションで成り立っているそうです。オバマ氏事務所内は狭いですが、コンピュータが5台ほど置いてあり、他のスタッフが3人コンピュータに向かっていました。

週末にはこちらの小学生、中学生、高校生も訪れるそうです。とにかく、オバマ候補は若い人たちの熱狂的支持を受けています。その中で、12歳の子供が先日、アイオワの予備選挙前にアイオワに電話し、エールを送ったそうです。アメリカの子供は積極的ですね

車に貼る大小のシールやオバマ候補の写真入りのバッジなど、オバマグッズもたくさん買いました。授業でも紹介しますので楽しみにしていてください。

4月1日のペンシルベニアは代議員数が150で勝敗を大きく左右します。いつ決着が着くのかまだまだわかりませんが、引き続き注目しましょう。ではまた。

2008年3月15日

日野資成

 

投稿者: HP担当者 日時: 2008.03.17 Monday 6:02 PM

アメリカ留学中の日野資成教授からの報告 Part10

みなさん、お元気ですか。アメリカ大統領予備選挙は、2月20日のウィスコンシン州とハワイ州でもオバマ候補がヒラリー候補に勝ち、破竹の9連勝。代議員数もオバマ1355に対してヒラリー1261と逆転しました。ウィスコンシン州の州都マジソンに以前住んでいたことがありますが、ウィスコンシン州は90%が白人、まさに白人王国で、黄色人種も差別されていると感じたこともありました。そこでオバマが勝ったということは、オバマだけでなくアメリカ人も、人種の壁を越えてきたなと思いました。アメリカが進化しつつあることを感じます

20日のテキサス州でのオバマ候補の演説では、途中 "Yes we can !" の連呼が起こるなど、オバマ候補は熱狂的な支持を受けていました。聴衆は若い人が断然多かったです。教育のおかげで今の自分があるという自身の経験を踏まえた上で、子供の教育に力を注ぐべきであると主張するなど、具体的でわかりやすい演説でした。イラクからのアメリカ軍撤退も一貫した主張です。

20日付けのニューヨークタイムズでは、ウィスコンシン州のオークレアに住む年配の女性のことばが引用されていました。彼女はずっと「初めての女性大統領誕生を見てから死にたい」と思っていたのですが、オバマの演説を聞き、若いオバマ支持者に感化を受けて考えが変わりました。「死ぬ前に女性大統領を見たいからヒラリー候補に投票するというのは、自分勝手な理由だ。これから生まれてくる子供たちのことを考えなければ。若い人のために投票すべきだ」と思うようになったそうです。若い人だけでなく、年取った人も考えを変えることができるのはすばらしいことですね。日本では老人医療と年金問題が最優先されていますが、日本でも、これから日本を担っていく人たちのためにお金をつぎ込むべきだと思いました。

22日のテキサスオースチン大学でのディベートも、オバマ候補の方が具体的で断然説得力がありました。ディベートが終わってからも、オバマ候補にサインを求めて集まる支持者の数のほうが断然多かったです。絶えず変化し続けるアメリカ。3月4日は、代議員数の多いオハイオ(141)とテキサス(193)です。注目しましょう。

2008年2月29日

日野資成

投稿者: HP担当者 日時: 2008.03.01 Saturday 8:24 AM

アメリカ留学中の日野資成教授からの報告 Part9

みなさん、お元気ですか。2月14日のバレンタインデーの日は、こちらの店頭には大きくて真っ赤なハート型の入れ物に入ったチョコレートが並んでいました。それが終わったかと思うと、翌日の15日には、バレンタインのチョコレートは半額になり、今度は淡いクリーム色の小さな卵の入れ物に入ったイースターのチョコレートが並び始めました。外見はぜんぜん違いますが、中身はどちらもアメリカの安物チョコレートです。

イースターは春分の日の後の初めの日曜日で、今年は3月23日です。イースターは主イエスの復活を祝う日で、キリスト教国のアメリカでは、クリスマスと同じく大事な祭日です。 卵はキリストの復活の象徴として、イースターのシンボルになっています。これは、卵が殻を割ってヒヨコが生まれてくるという生命の源だからです。教会では、子供たちが、ゆで卵に絵を描いて、それを隠して探すというエッグハンティングが恒例の行事になっています。イースターエッグはイースターウサギが持ってくるという言い伝えから、イースターウサギもイースターのシンボルになっています。

イースターは、寒い冬に終わりを告げ、春の訪れを喜ぶお祭りでもあります。日本の学校でも春休みが終わり、いよいよ新学期が始まるときですね。みんなで、今年もいいスタートを切りましょう。ではまた。

2008年2月22日

日野資成 

投稿者: HP担当者 日時: 2008.02.24 Sunday 2:08 PM

アメリカ留学中の日野資成教授からの報告 Part8

みなさん、お元気ですか。2月14日はバレンタインデー。お菓子屋さんには、いろんな種類のチョコレートが並んでいて、どれを買おうか迷ってしまいますね。今回はバレンタインデーの日米比較をします。

日本では、バレンタインデーといえば、女性が男性にチョコレートをプレゼントする日です。チョコレートを買って帰るのはほとんど女性ですね。一方アメリカでは、女性にプレゼントするためにバラの花束を買って帰るアメリカ人の男性をたくさん見かけました。また、同性同士で贈り物を贈りあったり、家族に贈り物をしたりもします。

バレンタインデーの歴史は中世にまでさかのぼります。1415年、ロンドン塔にいた囚人が妻に詩を書いて送ったのがはじまりだそうです。それから400年以上の間、人々は自分で詩を書いて、バレンタインデーの日にそれを愛する人に送りました。ところが、1800年代の半ばころから、会社が贈り物を作り、人々はそれを買って異性にプレゼントをするようになりました。

世界では10億人もの人たちが贈り物をしています。グリーティングカードの会社の統計では、カードを買う人の85%は女性だそうです。このように、バレンタインデーは異性間でプレゼントをする日でしたが、アメリカでは、友だち同士や家族へも愛情をこめてプレゼントをするようになりました。

アメリカではまた、贈り物はチョコレートに限りません。愛情を表すものなら何でもよく、ろうそく、風船、キャンディなどさまざまです。もちろん日本と同じくチョコレートもあります。でも、こちらのチョコレートは大きくて真っ赤なハート型の箱にハーシーズのチョコレートが入っているものが多いです。ハーシーズのチョコはアメリカンな味がしますよ。ちなみに、ホワイトデーはこちらにはありません。ではまた、お元気で。

2008年2月15日

日野資成

投稿者: HP担当者 日時: 2008.02.20 Wednesday 1:13 AM

アメリカ留学中の日野資成教授からの報告 Part7

みなさん、お元気ですか。スーパーチューズデーの結果は、州ではオバマ候補が13対8でヒラリー候補を上回りましたが、獲得した代議員数ではヒラリー候補が783人対709人でオバマ候補を上回りました。カリフォルニア州では、ヒラリー候補が53%、オバマ候補が40%で、ヒラリー候補が勝ちましたが、これは人口の35%を占める中南米系の人たちの大多数がヒラリー候補を支持したためです。

2月5日の早朝にオフィスまで車を走らせると、途中大きな交差点で、オバマやヒラリーのプラカードを持って、道行く車にアピールする人がたくさんいました。車の方からも手を振ったり警笛をブーブー鳴らして答えたりして、もうお祭り騒ぎでした。スタンフォード大学キャンパスでも、両候補を声高らかに応援する学生がいました。アメリカ人は夢中になれるものがあっていいですね。

2月3日付けのサンノゼマーキュリーによるカリフォルニアの有名中学校、高校の生徒への事前アンケートでは、オバマ候補がヒラリー候補をリードしました(特にパロアルトの進学校ガンハイスクールではオバマ68%に対しヒラリー21%です)。

2月4日付けのスタンフォード大学日刊紙によるスタンフォード大学学生へのアンケートでも、オバマ候補(84票)がヒラリー候補(36票)を断然リードしました。若い世代は変革を訴えるオバマ候補支持者が多いですね

さらに2月9日は、ネブラスカ、ルイジアナ、ワシントン州でオバマが勝ち、2月12日に予備選のあるバージニア州でのオバマの演説がCNNでも大々的に放映されました。代議員数は現在ヒラリー1100、オバマ1039です。 

2月12日はメリーランドとバージニア、3月4日はテキサスとオハイオで予備選が行われます。注目してくださいね。ではまた。

2008年2月10日

日野資成

 

投稿者: HP担当者 日時: 2008.02.15 Friday 1:40 AM

アメリカ留学中の日野資成教授からの報告 Part6

みなさん、お元気ですか。アメリカにはさまざまな人種が住んでいますが、今回はその中でも、メキシコ人についてレポートします。

カリフォルニアにはメキシコ人が非常に多くてびっくりしました。カリフォルニア州では、人口の35%を中南米系の人が占めています。英語で書かれたものにはほとんどスペイン語が併記されていて、彼らはみな、英語ができなくてもスペイン語だけで十分暮らしていくことができます。

メキシコ人の運転する車からは、いつもけたたましいラテン系の音楽が聞こえてきます。よく見ると車がスイングしていて、躍りながら運転しているのがわかります。ほんとうに陽気な人たちですね。日雇い労働の仕事待ちのメキシコ人があちこちに立っていて、その日暮らしなのに、いつも陽気におしゃべりしています。

メキシコ人はほんとうによく働きます。カリフォルニアの肉体労働者のほとんどはメキシコ人です。道路工事、ビル建設、ごみの収集、清掃などを一手に引き受け、レストランでも重い皿を何枚も重ねてかたづける給仕はメキシコ人です。

しかし、そのほとんどは不法労働なのだそうです。でも、彼らなしには生活できないのも現状です。白人にとっては、不法なので安く雇うことができて、持ちつ持たれつという関係です。

メキシコ人を見ていて、もうひとつ感心することは、家族や子供をとても大事にすることです。DVなどとは無縁で、親が愛情豊かに子供を育てる点は、見習うべきところだと思いました。ただ、小さいころからよく遊び、勉強する習慣がない子供が多く、学校のレベル低下につながっているという問題もあります。日本の学校のレベル低下とはまた違った問題ですね。ではまた、お元気で。

2008年2月4日

日野資成

 

 

投稿者: HP担当者 日時: 2008.02.07 Thursday 11:48 AM

アメリカ留学中の日野資成教授からの報告 Part5

皆さん、お元気ですか。こちらは、アメリカ大統領予備選挙が始まりました。1年がかりの長丁場で、新大統領が決まるのは11月4日。民主党は黒人初のオバマ氏か女性初のヒラリー・クリントン氏かで話題を呼んでいます。日本でも話題になっていると思いますが、こちらはより身近ですので、今回は大統領選のレポートをします。

車を走らせていると、後ろにオバマ候補の名前入りのシールが張ってある車がありました。運転手は白人でした。ヒラリー候補のもあり、また大統領選のシールもありました。国民1人ひとりが選挙に積極的に参加しているのが伝わってきました。

クリントン夫妻の娘のチェルシーはスタンフォード大学卒業で、先日母校に戻って母の応援に来ていました。家族総出ですね。オバマ候補も先日、シリコンバレーに来て演説していました。テレビを見るといつも2人が演説するニュースばかり。候補者も国民もほんとうにエネルギッシュで感心します。ところで、共和党はどこに行ってしまったのでしょうか。

さて、2人の緒戦はアイオワ州。人口の98%を白人が占める中西部の州でオバマが勝ちました。これは歴史的な出来事です。しかしその後、ニューハンプシャー、ネバダ両州ではヒラリー候補が勝ち、黒人の多いサウスカロライナ州では、オバマ候補が順当勝ち。今のところ五分と五分です。2月5日は、いよいよ20州が集中するスーパーチューズデー。目が離せませんね。

今回の選挙を評してThis race is about raceという人がいます。前のraceは競争、あとのraceは人種で、「この選挙は人種をめぐる争い、黒人と白人の戦いである。アメリカの歴史がずっとそうであったように」という意味です。黒人初の大統領か、それとも女性初の大統領か。

今回の研修で、アメリカは絶えず変化し続けていることを肌で感じていますが、大統領選もその1つです。皆さんも是非注目してくださいね。ではまた。

2008年1月28日

日野資成

投稿者: HP担当者 日時: 2008.01.29 Tuesday 4:57 PM

アメリカ留学中の日野資成教授からの報告 Part4

A Happy New Year!

みなさん、あけましておめでとうございます。お元気ですか。こちらも、残すところあと3ヶ月足らずになりました。

アメリカは、新年だからといって年賀状があるわけでもなく、大好きな福袋もなく、1月1日の新聞も普段どおり。日本の新聞は、正月1日だけはボリュームがありますよね。やはり、季節感のある日本がいいですね。

1月3日に、サンノゼのテック博物館に行ってきました。ボティ・ワールドという題の特別展示が目当てです。亡くなった人の体の臓器、骨、筋肉の一部や、それらを使った人体模型が展示されていて、びっくりしました。みんな、自分の体が、死後どのように使われてもよいと宣言した人たちのものです。

野球のバッターがボールを打つところ、フィギアスケート選手が片足で滑っているところ、体操選手が吊り輪で平均を取っているところなど、全部で数十体もの人体模型がさまざまなポーズで作られ、それぞれどの筋肉を使っているのかが説明されていました。中には妊娠5ヶ月で早産してしまった胎児のホルマリン漬けと、母親の人体模型がありました。原因はタバコの吸い過ぎで、母親の肺の中は真っ黒でした。日本では、こんな展示は考えられませんね。

口からつながった気管の中にある声帯も見ました。図では見たことがあったのですが、ほんものを見たのは初めてで、感動しました。ほんものの脳も見ました。アルツハイマーの脳もありました。アルツハイマーの脳は、正常な脳と比べて、大脳皮質の部分が縮まって小さくなっていました。私も、ふだんから脳に刺激を与えて、老化を防ごうと思いましたよ。

ギフトショップで脳の模型を買いました。授業で紹介しますので、楽しみにしててくださいね。では、みなさんも元気でがんばってください。

1月8日

日野資成

投稿者: HP担当者 日時: 2008.01.10 Thursday 1:48 AM

難波征男教授が中国の文化構想について講演をしました

儒学が専門の難波征男教授が、福岡ユネスコ協会主催・第13回国際事情研究会で講演をおこないました。

日時:2008年1月31日(木) 18時~20時

場所:福岡市天神ビル11階11号ホール

演題:『21世紀中国の文化構想――和合学がめざすもの』

講師:福岡女学院大学人文学部現代文化学科 難波征男教授

衝突と融合の対立世界から和合世界へのプロセスを説く「和合学」を日本で最初に紹介した難波教授が、中国の文化構想について論じました。

投稿者: HP担当者 日時: 2007.12.22 Saturday 9:08 PM

アメリカ留学中の日野資成教授からの報告 Part3

Merry Christmas!

皆さん、お元気ですか。こちらは、12月に入り、毎日雨が降っています。カリフォルニアというとカラッとした天気を想像しますが、日本でいえば梅雨にあたる季節になりました。気温は華氏50度前後、摂氏では10度くらいです。今回は、ショッピングの話をします。

1122日は、感謝祭でした。感謝祭の日は仕事休み。どこの店もみな閉まっています。しかし、町では1件だけ開いているレストランがありました。しかも、ご飯をただで振舞っていました。感謝祭でも貧しい人たちはパーティーも開けません。そういう人たちがたくさん来て、食べて帰ったそうです。ちょっと心温まる話ですね。

さて、知人から感謝祭の翌日はアメリカで一番安い大バーゲンの日だということを聞きました。23日は朝4時開店の店もありましたが、私たちはメイシーズに9時に行きました。バーゲンセールは1時までです。ブランド物のハンドバッグも7割引になっていて、みんな、目を皿のようにして探しては、いっぱい買い込んでいました。私もポロのセーター、シャツ、パンツを市価総額550ドルのところを100ドルで買いましたよ。1時には、待ち構えていた店員が一斉に正札に戻し、お祭りは終わりです。この日は年に一度のお客様へのサービスデーで、日本で言えば、正月の福袋にあたります。今年は福袋がなくてがっかりしていたところだったので、暇な妻は、1週間前からいろいろなデパートに下見に行きました。下見に来る人もたくさんいたそうです。食べ物では、日本食がかなり根づいてきました。10年前はsushiくらいでしたが、今はtofuteriyaki、さらにmisomayoまでが英語に外来語として入っているほどです。近所のショッピングセンターにはダイソージャパンも開店し、繁盛しています。11.5ドルですが、日本の100円ショップよりも質が高く品数もそろっています。ダイソーのすぐそばに全米で大人気のトレーダージョーズという食料品スーパーがあり、相乗効果を生んでいるようです。

福岡はものすごく寒いと聞きました。風邪など引かぬよう気をつけてお過ごしください。もうじきクリスマスですね。では、よいクリスマスとよいお年を。   

200712月21

投稿者: HP担当者 日時: 2007.12.21 Friday 11:08 AM

吉田修作教授が福岡の祭りについて講演をしました

民俗学が専門の吉田修作教授が2007年11月28日(水)にアヴァンティゼミで「福岡の祭り入門」と題した講演をおこないました。

詳細はアヴァンティのHPにてご確認ください。
http://www.e-avanti.com/fukuoka/event/pre/005673.html

投稿者: HP担当者 日時: 2007.11.15 Thursday 12:00 PM

金八先生と山上憶良と東茂美教授

TBS系列で放送中の人気TVドラマ『3年B組 金八先生』に、東茂美教授が制作協力をしました。11月1日放送の第4話に山上憶良の歌を紹介するシーンが登場しましたが、このシーンは山上憶良の研究者である東教授の著書『東アジア万葉新風景』(西日本新聞社)を参考に制作されています。ドラマの冒頭部分で、「協力 福岡女学院大学」と表示されました。

投稿者: HP担当者 日時: 2007.11.02 Friday 9:29 PM

アメリカ留学中の日野資成教授からの報告 Part2

アメリカに来て、早いものでちょうど半年がたちました。9月の終わりには、スタンフォード大学も秋学期の授業が始まり、私も論文を書き進めていましたが、突然椎間板ヘルニアになってしまい、今は腰痛のリハビリ中です。

8月の終わりには、下の娘の中学校、上の娘の高校の秋学期も始まりました。それぞれの学校では、Back-to-School-Nightといって、夕方から夜にかけて保護者が学校に出かけ、先生と顔合わせする行事がありました。子供が勉強するのと同じ教室に分刻みで移動し、そこで待っている先生の説明を聞くというせわしない行事でしたが、子供が教室移動するのがイメージできました。

それぞれの教室が先生のオフィスになっていて、教室には先生の名前も張ってあります。日本の学校と違って、毎時間教室を移動し先生も変わりますが、毎日同じ時間割で、必要な科目を集中的に学習します。高校は大学と同じ単位制、中学は必修科目が大部分ですが、美術・コンピュータ・音楽は半年ごとに1科目ずつ取る選択制です。

どちらの学校も毎日宿題の山で、生徒は休む暇がないほど勉強させられます。数学は4段階、英語と理科は2段階の能力別クラス編成になっていて、成績次第で2ヶ月ごとにクラスが上がったり下がったりします。私も時々下の娘の算数と理科の宿題を手伝って、頭の体操をしています。各科目の成績の途中経過は逐次コンピュータで確認できます。宿題や小テストが頻繁にあり、成績も刻一刻と変動し、生徒は自分の成績に一喜一憂しています。

エクストラポイントがもらえるエクストラの宿題があったり、授業の中には、生徒1人1人から1ドル集め、2人1組でプレゼンテーションをして生徒と先生で審査し、一番上手だったペアが山分けするという例もあります。日本では考えられませんね。とにかく、こちらでは生徒のやる気を引き出す工夫が満載です。また、がんばればがんばっただけのご褒美があります。

毎日集中的に勉強するので、週の半ばの水曜日だけは1時間遅れで授業が始まります。生徒はここで少し中休みができます。先生はその日も早く通勤し、水曜の1時間目は職員会議です。2時間目からは授業があるので、会議は1時間で必ず終わります。とても合理的ですね。

今住んでいるところは、シリコンバレーのど真ん中で、少し車を走らせると、コンピュータの会社が林立しています。コンピュータ技術は世界の最先端にあり、特に優秀なインド人をよく見かけます。理系の学問と英語ができれば世界を制す、といっても過言ではありません。日本も一刻も早くゆとり教育から脱却し、教科を絞って集中的に勉強させるべきです。そうしないとどんどん世界から取り残されていくのではないかと思います。私も取り残されないように、勉強がんばります。

では、みなさんも秋学期を元気で過ごしてください。

投稿者: HP担当者 日時: 2007.10.11 Thursday 12:58 AM

浮田英彦准教授が専門誌に記事を執筆しました

浮田准教授がホテル旅館産業の専門誌『月刊ホテル旅館』(2007年9月号)に「旅館における人的資源の重要性」と題する論稿を執筆しました。

投稿者: HP担当者 日時: 2007.09.17 Monday 4:24 AM

東茂美教授が講演をしました

東茂美教授の講演

8月19日に富山県高岡市の万葉歴史館でおこなわれた「2007秋季高岡万葉セミナー 奈良時代の歌びとⅡ」で東茂美教授が講演をしました。タイトルは「山上憶良は越中に来たのだろうか――4065番歌の素性」です。

投稿者: HP担当者 日時: 2007.08.30 Thursday 12:34 PM

アメリカで在外研究中の日野資成教授から近況報告が届きました!

4月1日にアメリカに来てから、早5ヶ月が過ぎました。4月は住居探し、子供2人の学校探しその他であっという間に過ぎました。5月、6月はスタンフォード大学で講義を聴講し、学会にも参加しました。翻訳本も、原著者と意見を交換しながら書き進めました。7月は、さらにもう1冊の翻訳に取りかかり、8月はその本に関連した論文を書いています。毎日、研究だけに没頭できる幸せを与えてくださり、感謝します。

今住んでいるところは、カリフォルニア州のサンフランシスコから車で一時間くらい南下したところです。雨がほとんど降らず、毎日さわやかな気候ですが、日中が暑いわりに夜はけっこう冷えます。また毎日同じような天気で、四季を忘れてしまいそうです。やはり、四季があるほうがいいですね。物価も非常に高いのに驚きました。外食は高くてほとんどできませんが、米や果物、野菜は安くて新鮮なので、もっぱら家で妻にごはんを作ってもらっています。私は炊事はしませんが、たまに買い物に行ったり、ときどき掃除をしたりしています(アメリカの電気掃除機は大きくて、吸塵力抜群ですよ)。

旅行も、一泊すると高いので、もっぱら車で日帰りしています。5月にはサンフランシスコに行き、ゴールデンゲートブリッジのたもとのフォートポイントを見学しました。すごい風で、橋の建設は大変だったろうと思いました。フィッシャーマンズワーフでは、有名なクラムチャウダーよりも、蟹のいっぱい詰まったサンドイッチがおいしかったです。6月にはヨセミテ国立公園に行きました。片道5時間という強行スケジュールでしたが、世界で一番大きな花崗岩というエル・キャピタンを見て、ただただ大きいのにびっくりしました。でも、ものすごく暑かったです。7月には、カリフォルニアワインで有名なナパに行きました。見渡す限りのワイン畑、ではなくブドウ畑でした。運転手の妻がワインを試飲したので、帰りは仕方なく私が運転しました。高速道路はどきどきでした。

下の娘は、こちらの小学校を卒業し、中学に入りました。上の娘は、高校1年生になりました。みんな元気に暮らしています。日本は猛暑が続いているとのことで、遅くなりましたが、暑中お見舞い申し上げます。では、皆さんも元気でお過ごしください。

2007年8月23日

日野資成

投稿者: HP担当者 日時: 2007.08.23 Thursday 7:28 PM

浮田英彦准教授の研究活動が新聞に取り上げられました

7月7日に長崎大学で行なわれた日本ホスピタリティ・マネジメント学会で浮田准教授が研究成果を発表しました。発表題目は「ハウステンボス株式会社との産学連携事業に関する中間報告」で、発表の模様は産学連携授業の事例として西日本新聞(2007年7月8日朝刊)に取り上げられました。

投稿者: HP担当者 日時: 2007.08.02 Thursday 12:56 AM

高岡文章講師の共訳書が刊行されました


観光と文化
  


高岡講師の共訳書『観光と文化――旅の民俗誌』(E. M. ブルーナー著、学文社、2007年5月)が刊行されました。高岡講師は第6章「対話的な物語とマサダの逆説」第9章「再統合――スマトラ再訪、1957年と1997年」の翻訳を担当しています。


投稿者: HP担当者 日時: 2007.08.02 Thursday 12:54 AM

池田肇子教授の共著書が刊行されました


ソール・ベロー研究


池田教授の共著書『ソール・ベロー研究――人間像と生き方の探求』(大阪教育図書、2007年6月)が刊行されました。池田教授は第13章「二つの親子関係――「銀の皿」と『どんな日だった?』」を執筆しています。


投稿者: HP担当者 日時: 2007.08.02 Thursday 12:51 AM

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