アメリカ留学中の日野資成教授からの報告 Part8

みなさん、お元気ですか。2月14日はバレンタインデー。お菓子屋さんには、いろんな種類のチョコレートが並んでいて、どれを買おうか迷ってしまいますね。今回はバレンタインデーの日米比較をします。

日本では、バレンタインデーといえば、女性が男性にチョコレートをプレゼントする日です。チョコレートを買って帰るのはほとんど女性ですね。一方アメリカでは、女性にプレゼントするためにバラの花束を買って帰るアメリカ人の男性をたくさん見かけました。また、同性同士で贈り物を贈りあったり、家族に贈り物をしたりもします。

バレンタインデーの歴史は中世にまでさかのぼります。1415年、ロンドン塔にいた囚人が妻に詩を書いて送ったのがはじまりだそうです。それから400年以上の間、人々は自分で詩を書いて、バレンタインデーの日にそれを愛する人に送りました。ところが、1800年代の半ばころから、会社が贈り物を作り、人々はそれを買って異性にプレゼントをするようになりました。

世界では10億人もの人たちが贈り物をしています。グリーティングカードの会社の統計では、カードを買う人の85%は女性だそうです。このように、バレンタインデーは異性間でプレゼントをする日でしたが、アメリカでは、友だち同士や家族へも愛情をこめてプレゼントをするようになりました。

アメリカではまた、贈り物はチョコレートに限りません。愛情を表すものなら何でもよく、ろうそく、風船、キャンディなどさまざまです。もちろん日本と同じくチョコレートもあります。でも、こちらのチョコレートは大きくて真っ赤なハート型の箱にハーシーズのチョコレートが入っているものが多いです。ハーシーズのチョコはアメリカンな味がしますよ。ちなみに、ホワイトデーはこちらにはありません。ではまた、お元気で。

2008年2月15日

日野資成

HP担当者 | 教員スタッフの活動 | 01:13

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