2007年4月から1年間アメリカに留学した日野資成教授(専門:言語学・日本語学)によるアメリカ留学レポートをお届けします。比較文化や文化交流に関心のある人は必読です。
みなさん、お元気ですか。人間どこに住んでいても髪の毛は伸びるもので、アメリカでもヘアカットに2回行きました。今回はアメリカのヘアカットの話をします。
床屋代を節約したいので、できれば行きたくなかったのですが、髪の毛はどんどん伸びるばかり。ある日、家の近くにある美容院の外側にある看板を見ると「男性のヘアカット夏休みのみ7ドル」と書いてありました。これは安い!すいている日に思い切って店に入りました。メキシコ系の人がたった5分でヘアカットしてくれました。チップ込みで9ドル払ったのですが、あまりいい顔をされませんでした。
それからまた髪の毛が伸びてきました。車から外を見ていると、「ヘアカット5ドル」という美容院の看板が目に飛び込んできました(写真を見てください)。これは安い!うちからも歩いて行けるところだったので、歩いて行きました。
入ると中国系の人がすぐにカットしてくれました。錆びたバリカンで髪の毛が引っ張られて痛かったですが、安いので我慢。マニキュアやペディキュアが専門の店で、シンナーのにおいもすごく強かったですが、それもひたすら我慢。ヘアカットはたった5分で終了。今回は太っ腹で、チップ込みで10ドル払い、喜ばれました。
今回行った店はどちらも安かったですが、チップを上乗せしなければならず、しかもヘアカットのみ。最後に掃除機で細かい髪の毛を吸い込んではくれるものの、全部は吸い取れません。髪の毛が体の中に入ってちょっときもかった(「きもい」の過去形)です。日本の床屋さんは洗髪もしてくれて、しかも「かゆいところはありませんか」などと聞いてくれますよね。まさに「かゆいところに手が届く」サービスです。チップも要らないし、やはり日本の床屋さんが一番ですね。
ではまた、お元気で。
2008年4月17日
日野資成
HP担当者 | 教員スタッフの活動 | 22:22