教育実習対策合宿

模擬授業の風景  

2月17日から20日まで、2泊3日の教職合宿に参加してきました。毎年恒例だけあって、先生方も気合い十分で、少し圧倒されてしまったのが本音です。

この教職合宿は、女学院ならではの素晴らしいものです。他大学では学ぶことのできない実践力と精神力を身につけることができます。

教職課程の中で現代文化学科、つまり国語科は厳しい方なのではないかと私は考えます。「厳しいのなら...」と思われる方も多いと思いますが、心配は全く無用です。厳しい分、自分自身にも厳しくなれ、なによりも自分のスキルが上がります。

実をいうと私は国語がとても苦手で、教職を履修した際、心配でした。しかし何度も模擬授業を進めるにつれて、教える喜びと伝える楽しさに引き込まれていきました。もちろん、教材研究に手を抜かないことが絶対条件です。私たちは教育学部ではなく、人文学部なのですから、人文らしい持ち味があればいいと私は考えています。私は現在、古代文学を専攻しているのですが、以前は観光関連にも重きを置いていました。これも人文学部ならではの特徴で、これらは教材研究や模擬授業を進める中で役立つことも多々あります。例えば『奥の細道』があげられ、この旅のルートを観光と絡めて説明すると理解が容易になります。

私は、これらの日々の努力と知識がどれほど自分のものとなっているのかを試す場が合宿だと思います。合宿では現代文化学科、表現学科、英語学科、人間関係学部のどの模擬授業にも参加することができ、自分と比較して見直すことができます。もちろん他学部他学科の先生方もお見えなので、新鮮で貴重なご意見をいただくこともできます。私はこれまでの努力と知識の引出しがあったおかげで、他学部他学科の人にも噛み砕いて説明し、理解してもらうことができました。これが実践力だと思います。学校現場は私たち大学生ではなく中高生ですから、どのような答えが返ってくるかわかりません。そのときに備え、実践力を身につけるのです。そして、それに伴い精神力もついてきます。

このように、合宿では自分のスキルの再確認と向上が可能です。また、学部学科の壁を越え、教職仲間としての友情を深めることができるのも確かです。

私は、合宿を通して、更に自分の授業を改善し、磨きをかけることで、より伝わる、面白い授業に近付くのだと思いました。そして、同じ目標に向かって努力する仲間がいたからこそ乗り切れるのだと思いました。これから更なる向上心を持って、教育実習にむけて頑張ろうと思います。(水田さん)

HP担当者 | 国語教職への道 | 01:41

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