観光研究会メンバーで、2月10日から3泊4日の四国旅行へと出かけてきました。自分たちだけのオリジナルプランを立て、四国に関する知識もある程度身につけたうえで、旅行に臨みました。
旅の初めは船で小倉から松山に渡ることから始まりました。朝5時に松山に到着。まだ街が起きない早朝のうちから、小説「坊ちゃん」で有名な道後温泉に入りました。早朝の温泉は、早起きと船旅で疲れた私たちの身体を芯から癒してくれました。
内子にも立ち寄ったあと愛媛を離れ、高松(香川)でうどんを食するために、私たちは電車に乗り込みました。3軒のうどん屋を回ったのですが、香川のうどんはお店によって味、こし、のどごしも異なり、私たちの空腹を満たすと共に、期待していた通りの満足感を与えてくれました。
旅も終盤、場所を徳島に移して、阿波踊り、鳴門の渦潮、大塚美術館など最後まで盛りだくさんで旅を無事終えることができました。
今回の旅で気づかされたことがあります。それは、観光地が街を作るのではなく、観光地はその土地の人々によって作られ、街の主役はあくまでもその土地の人々だと言うことです。
道後温泉で朝早くから働く従業員さん、うどんを一生懸命打つ職人さん、伝統を守り続ける阿波踊りの踊り子さん、観光の裏にはその土地の人々の支えがありました。また人々の努力する姿と同時に、実際に旅して心に残るものは、その土地の人々の優しさや活気、人柄でした。人柄に触れてこそ土地の風土を肌で感じられる気がします。今、旅を終えて私が思い出すのは、道後温泉で「何処から来たの?」と声を掛けてくれた伯母さんや、チンチン電車の車掌さんで優しく切符を売ってくれたお兄さん、カメラを向けるとピースで決めてくれたうどん屋のおじさんに阿波踊りを披露してくれた綺麗なお姉さん、そして何より楽しそうに旅をしていたメンバーみんなの顔です。 (天艸さん)
HP担当者 | 学科サークル「観光研究会」 | 00:20