3月に卒業し保育園で勤務しているYさんが遊びに来てくれました。
担当は1歳児とのこと。1歳後半の子どものおもちゃの所有をめぐる一場面を話してくれました。
おもちゃの電車で遊んでいたAくん、そこへBくんがやってきて電車を持っていってしまいました。
Aくんは突然電車がなくなってしまい泣き出してしまいました。
そこで新人保育士のYさん、Bくんに「Aくん、電車で遊んでいたんだって。遊んでいたら電車がなくなって悲しかったんだって。電車を貸してって言おうね」とAくんの気持ちを代わりに伝えました。
Yさん、「ごめんなさいって言おうか」と投げかけたところ、
小さな声で「・・・・ごめんなさい」。
ごめんなさいと言ったのは電車をとられてしまったAくんでした。
善悪の判断は、体験を通して、大人とのやりとりを重ねてつくられていくことを実感したようです。私達が当たり前と思っている一つひとつの事は、様々な経験と身近な大人との社会的なやりとりの成果であることをしみじみと感じたと報告してくれました。
また遊びに来てください。