2月9日、天神イムズホールで『学生がつくるたべものと命を考えるシンポジウム』が開催されました。このシンポジウムは、食生活習慣の乱れる傾向にある大学生へJAグループが食育を勧めることを目的に行ったものです。
第1部では食に関するスピーチ「私の感じる食の大切さ」をテーマに、子ども発達学科2年松尾さんが発表しました。発表者は福岡女学院大学の松尾さんの他に、九州大学、西南大学、中村学園大学、西南女学院大学短期大学部の学生が発表しました。
松尾さんは、「食は健康の源であり、毎日3食きちんと食べなければならないと理解しているのに、それが出来ないのはどうしてでしょうか」と訴えかけました。
学生の多くは、<楽をしたい、ダイエットをしたい、好きなものだけ食べたい>などの理由で無意識に不規則な食生活をしていることがあります。
しかし、このような偏った食生活を繰り返すことは、健康を害するだけでなく、食べ物に対する感謝の気持ちが薄れるということに気がついたそうです。
また、食育は大学生から始めるのではなく、幼児期の食習慣を見直すことから始めなければならないことを知り、子ども発達学科で学べることに大きな喜びを感じたとも述べていました。
本学科の食に関する授業は、保育士を目指すものとして学ぶ【子どもの栄養Ⅰ】【子どもの栄養Ⅱ】(3年生)と、大学生の教養教育ならびに幼稚園教諭を目指すものとして学ぶ【現代の生活と食】(3年)があります。
松尾さんは食に関する授業を大学でまだ十分に学んでいない中で、身近に感じた疑問を自ら探求し、それらをまとめスピーチしました。
自ら学ぶ・・・この姿勢が、3年からはじまる食に関する授業をさらに豊かにするものと確信します。