教育実習体験談(by 阿部さん)

母校での教育実習  

5月31日から6月19日までの三週間、母校にて教育実習を行わせていただきました。生徒たちは私が通っていた頃と同じように元気で、時が経っても変わっていない所がとても嬉しかったです。初めの頃は生徒とどうコミュニケーションを取っていいかわからず、無事に実習を終えられるか不安でしたが、毎日自分から積極的に関わろうと努力した結果、生徒とも好いコミュニケーションが取れるようになり、毎日生徒と会話するのが楽しみになっていきました。また、最終日には合唱と寄せ書きのプレゼントをいただけるほどの関係になることができ、本当に母校を去るのが名残惜しかったです。

授業に関しては、私は14時間、学年全クラスの現代文の授業をさせていただいたのですが、指導教諭のご意向で、教材は私が選ばせていただいたので、気持ちを込めて教材研究に取り組むことができました。ですから、授業展開はすぐに考えついたのですが、実際に生徒を前にして授業を行うと、考えていたプラン通りにはなかなか展開することができず、自分の緊張もあると思うのですが、生徒の反応や雰囲気もクラスや日によって全く違うので、授業は生き物であるということを実感させられました。また、自分が作ったプリントが、全クラスの生徒の手に渡ると考えたときの緊張感は今でも忘れられません。間違いはないか、適切な表現であるか、生徒はおそわった事をそのまま吸収すると言えるので、実習を通して、教師とはとても責任感のある仕事だということも実感しました。

もともと教員志望ではあったのですが、この三週間を通して、元気で素直な生徒たちとの関わりや、生徒の事を考え、また熱心にご指導してくださる先生方を見て、教員になりたいという思いを更に強くさせることができ、学びの多く、実りのあった実習となりました。この経験を忘れずに、教師になれるように大学でまたがんばりたいと思いました。

HP担当者 | 国語教職への道 | 01:19

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