夏休み中、観光研究会として2回目となるバスハイクに参加しました。
今回のバスハイクは「大分三大滝めぐり 宇佐のぶどう狩りと地鶏バーベキュー」と題されたものです。参加した理由としては、夏はやっぱり涼しい場所に!ということで、川や滝を中心に選んでいました。その中でも、滝めぐりの他にも葡萄狩りや地鶏の食べ放題まで付いているということで、私たちの心を捉えたのです。
まずは日田郡天瀬にある桜滝を訪れました。2段の分岐縛で水量も多く、落差25mから落ちる2段の滝はとても美しくスローシャッターの似合う滝とされています。入り口からも数分で着き、気軽に滝を感じることができる場所でした。とても暑い日でバスから降りて数分で暑い暑いと連呼していた私たちでしたが、滝に近づくにつれひんやりとした空気と木陰のおかげで爽やかな気持ちになることができました。
その次に向かったのは玖珠郡九重町にある竜門の滝です。先ほどの桜滝はまさに滝のみを楽しむといった感じだったのですが、こちらは滝を楽しむというよりも、滝すべりや滝の下での水遊びを楽しむといった様子で、沢山の親子連れが夏休みの思い出を作っていました。ここはなんといっても全体のスケールがとても大きく、まさに夏といった雰囲気が漂っており、いつかこの場所で滝すべりをしてみたい...と思いながら竜門の滝を後にしました。
その後は待ちに待った地鶏バーベキュー。大量のお肉とおにぎりと野菜が用意されており、みんなで楽しくいただきました。お肉はお代わり自由のため、大量のお肉が載ったお皿が用意されていましたが、どの参加者も負けず劣らずといった食欲で、お肉はあっという間になくなっていました。
そして葡萄狩り。種なしはハウスの中、種有は外と分けていることを知らず、その点でまず驚きました。また、ハウスの中では日光がビニールの屋根を透けて柔らかく入り込んでおり、思いがけず綺麗な景色を見ることができました。葡萄はどれも元気に育っており、ハサミで切った時に手に乗ってくる重さが心地よかったです。
そしてお腹も満たされた後はいよいよ最後の滝であり、日本の滝100選にも選ばれている名瀑、東椎谷の滝です。九州を代表するこの滝は、落差85mもの高さから細い滝が滝壷めがけて垂直に激しく落下しています。ここは入り口とされている場所から結構歩き、途中足場の悪い所も挟みました。しかし、常にひんやりとした空気に包まれたその場所はとても歩きやすかったです。
そんな中、私たちはとても幻想的な場所を見ることができました。滝に程近い場所に、木や岩で覆われた小さな池のような場所があったのです。思わず写真に収めようとしましたがどうしてもその雰囲気を納める事ができずに諦めましたが、これも実際にその場を訪れたからこそ見ることができる場所だと嬉しくなりました。
そしてついに目の前に現れた東椎谷の滝はまさに名瀑と呼ぶに相応しい様子でした。まさに見上げることしかできないその高さと水の勢いに圧倒され、しばしその場に立ち尽くしてしまうくらいの存在感がありました。その場に居ると皆不思議とテンションが上がってしまうらしく、楽しく写真を撮ったり滝を眺めたりして自由時間を存分に使いました。
夏は外に出るのも億劫で、部屋の中でクーラーを付けて過ごしてしまいがちですが、このように夏でも、夏だからこそ、涼しく楽しめる場所はあります。自分で計画を立てて行動するのが面倒・・・という方は、ぜひ「いつの間にか」目的地についている、バスハイクを利用してみてはいかがでしょうか。(林田さん)
HP担当者 | 学科サークル「観光研究会」 | 02:17